新潟のつかいかた

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幻の洋梨! 今しか味わえない
「ル レクチエ」のレシピ Posted | 2018/12/07

新潟特産の洋梨「ル レクチエ」とは?

「洋梨」というと、〈ラ・フランス〉を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、新潟県には〈ル レクチエ〉という珍しい品種があります。食べられるのは11月下旬〜12月下旬という短い期間。栽培がとても難しく、原産国のフランスでもほとんど栽培されていないことから、別名“幻の洋梨”とも呼ばれています。

洋梨「ル レクチエ」

新潟県でのル レクチエ栽培の歴史は意外と古く、明治36年頃にひとりの農家がフランスから苗木を持ち込んだのが始まりだそう。当初は収穫量が安定せず自家用として細々と栽培されていたようですが、その後100年以上の時を経て、現在では新潟県の特産フルーツとして位置づけられています。

新潟県のル レクチエの栽培面積は、全国の約8割を誇り、ダントツの1位(平成27年産「特産果樹生産動態等調査」)。県内の生産地は信濃川流域に広がっていますが、豊かな水と肥沃な土壌、新潟ならではの気候がル レクチエに適しているためと言われています。

“洋梨の貴婦人”と表現される味わい

初めてル レクチエを口にしたその味わいは、「Très bien(トレビャン!=フランス語ですばらしい!)」と思わず言いたくなるような気品溢れるもの。柔らかいけれど独特の歯ごたえがあり、ほとばしる果汁と香りに包まれながら、甘さと酸味のバランスのとれた濃厚な味が口に広がります。 “洋梨の貴婦人”と表現されるのも納得です。

“洋梨の貴婦人”と表現される味わい

貴重で上品な高級フルーツ「ル レクチエ」は、その収穫時期からもお歳暮などの贈答品とする方が多いようです。大切な方への贈り物はもちろん、この1年のご褒美に、贅沢な旬をお取り寄せしてみるのもいいかもしれませんね。

新潟・直送計画(ル レクチエ)

お取り寄せ

新潟県内で栽培されたル レクチエとその加工品はこちらから取り寄せが可能です。

お取り寄せ:新潟・直送計画(ル レクチエ)

トキが生息する佐渡島の大地で米ぬか堆肥を使って栽培された〈吹上農園〉さんのル レクチエ。新潟県の品評会で平成16年度「最優秀賞」、平成29年度「優良賞」に輝きました。

お取り寄せ:吹上農園

“ル レクチエ”の揚げ出しと海鮮の黒酢あん

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“ル レクチエ”のアレンジレシピ


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