新潟のつかいかた

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頂上だけじゃなく
その過程も楽しみたい!
かわいい料理で
登山にもっと彩りを Posted | 2021/11/12

登山で映えるエンタメ山ごはん

新潟屈指の人気を誇るキャンプユニット〈グッドメローキャンプ〉。インスタフォロワー数6000人を超える彼女たちが最近ハマっているのが登山。といっても、山中でテントを張るようなハードなものではなくて、登山にちょっとだけキャンプや、ほかの要素を取り入れることで、より楽しくて、より映えるスタイル。そんなハイブリッドな登山の楽しみ方をグッドメローキャンプのメンバーである、PEKOさんに聞きました。ただ登るだけではないプラスアルファのある登山。新潟にはそんな楽しみ方ができる山もたくさんあります。

登山のときは、フリーズドライとかカップ麺、おにぎりなんかを持参するのが主流かもしれません。ラクはラクなんですが、盛り上がりには欠けますよね。長く歩かないコースを選べば新鮮な野菜なども持って行きやすいですし、せっかくならかわいい料理をつくってテンション上げていきましょう。まずはPEKOさんに、キャンプの経験を生かした、登山にぴったりの料理たちを紹介してもらいます。

タコさんウィンナーがのった「タコめし」

赤いタコさんウィンナーがインパクト大な“タコめし”。なんでもこれ、お米以外はコンビニ食材だけでつくれるんですって。

「タコ、しょうがなどをお米に混ぜてシングルバーナーで炊くだけなので簡単です。あしらいとしてタコさんウィンナーを別で焼いて載せたらでき上がり。簡単ですが見映えいいですよね。お米は道の駅で。新潟のいいところは、道の駅などでおみやげもののお米が1合単位で売っているところ。コンビニやスーパーだと最低でも2合から。それだと山にはちょっと多いんですよね」

豆知識としては、あらかじめジップロックなどにお米と水を入れて、浸水させつつ登ると、時短になるそうです。ほかにも、コンビニ食材だけでつくれる山ごはんはけっこうあるらしく、なかには混ぜるだけでバーナーすら必要ないものも。道具が揃っていない最初は、そういうところから始めるのがいいかもしれませんね。

キャンプ飯では意外な冷やし中華

夏はやっぱり冷やし中華。でもそんなの山でつくるの超大変そう……と思いきや、そうでもないようです。

「麺を山頂で茹でると、水もかなり使うし、時間もかかるので麺はあらかじめ家で茹でたものを持っていくのがおすすめです。具材も家で切ったものを保冷バッグなどに入れて持っていきます。仕込めるものは事前に仕込む。山の上では盛りつけるだけ、くらいの簡単さにすれば億劫にもならないです」

ちなみにPEKOさんは、山でパスタ料理をつくるときには、浸水させて持っていって、ゆで時間を短縮しているそうです。

彩り豊かなサンドイッチ

お次は、まるで“撮ってくれ!”と言わんばかりの彩り豊かなサンドイッチ。

「見た目はインパクトありますが、これもいたって簡単です。パンを焼いて、切った野菜とサーモンとチーズを載せるだけ。シングルバーナーに網のような別パーツ(ロースター)をつけるとパンも上手に焼けます。簡単に、いかに絵になるごはんをつくるか。自分なりのレシピや工夫を考える時間も楽しいですよ」

野菜たっぷりスープ

野菜たっぷりスープもPEKOさんの定番の山ごはん。キャンプでもよくつくるこの料理は、登山のときにもピッタリ。

「登る前に道の駅でたくさん野菜を買いこんで、山頂でスープにしました。野菜にウィンナー、コンソメで味つけ。ちょっとポトフっぽい感じに仕立ててあります」

旬の野菜を山の上で味わうなんて相当贅沢な体験。きっとそのお味も格別でしょう。PEKOさんたちは、行くメンバーそれぞれが違うごはんをつくってシェアして楽しんだりもしているそうです。

山でコーヒーをいれる
〈GOOD MELLOW CAMP〉オリジナルのシェラカップで。

飲み物は、やっぱり山コーヒーが定番という人も多いと思いますが、PEKOさんがよく飲むのは新潟ブランドの〈COSHI-BROWN〉。実はこれ、コーヒーではなくてコシヒカリ玄米飲料。お湯に溶かして飲むインスタントタイプです。

「山で利尿作用のあるカフェインはあまりたくさん摂りたくないんですよね。これに含まれている玄米ポリフェノールやミネラルなどは、体を温めてくれる効果もあるそうです」

平標山を登山中

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