お酒の席を通して広がる人の輪。関川村での刺激的な暮らし
「#新潟のコメジルシ=新潟のいいところ」ってどんなところ?
「だから新潟!」と、新潟を選びたくなるいろんな理由を新潟の人たちに聞いてみました。
四季を通じて遊び心を満たせる、自然豊かな「関川村」
新潟に戻ってきてから7年。私は現在、地元・関川村にある地域密着型の酒店「丸重商店」の若旦那として、お酒を通じて関わる多くの人と共に、楽しい毎日を過ごしています。
私が暮らす関川村は、新潟市から北東約60kmに位置する自然豊かな地域です。季節ごとに表情を変える自然風景に囲まれながら、旬の暮らしを楽しんでいます。特に私がお気に入りなのは、写真に写る4つのスポット。春は大石ダムで新緑のなか日光浴を、夏は荒川周辺で爽やかな風を浴びながらランニング、秋は東桂苑の紅葉を眺めて絶景に癒され、冬はまるで水墨画のような鷹の巣のつり橋からの雪景色を楽しんでいます。
都会にはない、地方ならではの「ヨコの繋がり」
関川村の人口はおよそ5000人。そのため、困ったことがあればみんなで助け合う、ヨコの繋がりを大切にしています。地域の中で年が若い私は、力仕事やパソコンでの作業が求められる際など、頼られる場面が多くあります。一方で、自分が絡めそうな行事や頼まれ事には、自ら積極的に参加するようにしています。なぜなら、そのあとの慰労会でさまざまな方とお酒の席を共にできるから。ノミニケーションが大好きな私にとって、美味しいお酒と人との会話を楽しめる機会が多くあることは、地元に帰ってきてよかったなあと感じることの一つです。
首都圏に住んでいた頃の飲み会といえば、友人や同じ職場の人など、いつものメンバーで集まることがほとんどでした。ですが、関川村で暮らす現在、本当にたくさんの方とノミニケーションを通じて家族ぐるみで繋がりを持ち、忙しくも楽しい刺激的な毎日を過ごしています。田植えを手伝った近所の方、メニュー作成のためのパソコン作業を助けた飲食店の方、自分が出店したイベントに携わっている方々など…。都会にいる頃よりも関わる人の数が増えていることには、自分でも驚いています。
昔はビールばかり嗜んでいましたが、新潟に戻って酒造りを学び始めてからはやはり、新潟の日本酒が大好きになりました。
ちなみにお酒を販売している者として、夏におすすめなのは「生貯蔵酒」。貯蔵前の火入れはせず、出荷する前に一度だけ火入れを行うお酒です。一般的な日本酒に比べ、フレッシュな味わいが特徴。まだまだ暑さが続く時期、涼やかなグラスで冷酒を楽しんでみてください。
刺激的な地域の繋がりと、美味しい日本酒。この二つに囲まれながら、これからも関川村の方と共に、楽しんで生きていけたらなと思っています。
編集部コメント
自然豊かで人口が少ない関川村。村にはのんびりゆったりした時間が流れているのかな?と勝手に想像していたのですが、五十嵐さんが「都会に住んでいた頃よりも関わる人の数が増えた」「刺激的な毎日を送っている」と仰っていたことに驚きました。地域ならではの温かみ溢れるヨコの繋がり、素敵です。また、新潟にいるからには日本酒を楽しめるようになりたいですよね。私も、この夏は「生貯蔵酒」にぜひチャレンジしてみたいです!(齋藤)