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上越市暮/くらし2022.12.09

気軽に自然を分かち合え、楽しめる街・高田

「#新潟のコメジルシ=新潟のいいところ」ってどんなところ? 
「だから新潟!」と、新潟を選びたくなるいろんな理由を新潟の人たちに聞いてみました。

上野迪音 さん

上野迪音 さん
上越市出身。同市にある日本最古級の映画館〈高田世界館〉の支配人。横浜の大学に在学中から「地元・高田の街づくり」に携わりたいと考え、卒業後すぐにUターン。学生時代に出会った、〈高田世界館〉を運営するNPO法人・街なか映画館再生委員会に就職。現在は、映画の上映はもちろん、イベントの企画運営なども手がけている。休日は、子ども二人を連れて、大きな公園や海などで過ごす。

http://takadasekaikan.com/

車を5分走らせるだけで広がる自然

私は現在、上越市にある日本最古級の映画館〈高田世界館〉で支配人として、映画の上映や、館内の舞台を使用したイベントの企画運営を行っております。

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私の住む上越市高田地区は、昔ながらの城下町で、趣のある町家が立ち並ぶ都市部。しかしながら、車を5〜10分走らせると、山や川、海といった自然が広がっていて、自然を感じることができるのです。仕事で忙しい毎日を送っていますが、リフレッシュのために、近くの山へ出かけられるのも最高なポイント。子どもを連れて、気軽に自然の中で遊ばせることもできます。

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野草の香りや食で感じる、街中にある自然

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家庭菜園も行っています。こちらも日常の中に感じる自然の一つです。

高田に住んでいると、街中でもふと自然を感じることがあります。それは、「香り」と「食」。街中を歩いている際に感じる、野草の香りです。言葉に表すことは難しいですが、ドクダミなどの匂いでしょうか。東京に住んでいた頃、上越に帰省すると「帰って来たなぁ」と感じる香りでした。今では、日常の中に感じることのできる自然の一つです。

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高田の朝市で購入した山菜などの農産物。家庭菜園で収穫した野菜をお裾分けすることもあります。

野菜や山菜をお裾分けし合う文化も、街中で感じる自然といえます。いただいた野菜や山菜を日々の献立に組み入れると、家の中にいても季節を感じられます。生活の中で、身近に自然を感じられるのは、高田だからこそだと思います。
これらは、東京に住んでいたら絶対得ることのなかった感覚で、地元を出て都会で暮らしている人にぜひ体感してほしいと思います。


編集部コメント

「街中にいても、ふとした瞬間に感じる自然」は、新潟市に住んでいる私も日々実感するので、お話を聞いてとても共感できました。野草の香りで、「あ~、地元に帰ってきたなぁ」という感情もとてもわかります。特に、秋の金木犀の香りはとても落ち着きますね。新潟の良いところは、どの街も自然との距離が近いところ。仕事終わりや週末に、気軽に自然の中でリフレッシュできるのは、とても贅沢なものだと思います。都市と自然のいいとこ取りをするなら、ぜひ新潟へ!と思いました。(小日山)