
打ち上げ復活を願って!
地元の秋の風物詩 〈そのき田んぼ花火会〉
「#新潟のコメジルシ=新潟のいいところ」ってどんなところ?
「だから新潟!」と、新潟を選びたくなるいろんな理由を新潟の人たちに聞いてみました。
今回は、第2回コメジルシ編集会議に参加いただいた、学生団体〈アイル〉の西脇さんが思う「#新潟のコメジルシ」記事が公開! 第2回コメジルシ編集会議の様子は、こちらからご覧ください。
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秋の風物詩 田んぼ花火
日本の夏の風物詩といえば、花火。新潟では日本三大花火大会の一つ、〈長岡まつり大花火大会〉が有名ですね。そして、花火が上がる場所といえば、河川や湖など水辺が定番です。
ところが、稲の収穫を終えた田んぼで秋も深まる10月に打ち上げられる花火があるんです!
それが今回ご紹介したい〈そのき田んぼ花火会〉です。
地元である新潟市江南区曽野木(そのき)地区に住む私は、回覧板でこの花火の開催日時を知ったり、それをうっかり見逃していても近所から聞こえる花火音で外に出てみたり。小学生の頃に始まった地元の花火会を、なんとなく受け入れて大いに楽しんでいました。
そこで今回は、馴染みがあるが故に知らなかった地元の花火会の発祥について、ご紹介したいと思います。

きっかけは同級生の結婚式
ある年、突然始まった花火会。そのきっかけは何だったのでしょうか?
『曽野木コミュニティ協議会だより 第6号』に〈そのき田んぼ花火会〉の実行委員の方にインタビューした記事を見つけました。
この記事によると、2009年に始まった〈そのき田んぼ花火会〉は「同級生の結婚式(2次会)で曽野木に活力(元気)を与える何かないか…その話の中から出たもの」がきっかけとのこと。たまたま、そのメンバー(曽野木中学校平成2年卒 、10名の仲間)の中に花火師や打ち上げ場所の地主がいたこともあり、実現したそうです。
実は、私は小学生のときに田んぼ花火会に携わっている花火師さんから学校で直接お話を聞く機会があったのですが、古い記憶のために内容はうろ覚え…。改めてこの経緯を知ると、地元を思う先輩方の心意気が胸に沁みます。
私たちの田んぼ花火は、有名な花火会に引けを取らないクオリティの高さで、ラストのスターマインの迫力は満点。花火のスケールも大きく、噂によると〈新潟まつり〉の花火大会で打ち上げられる花火よりも大きいのだとか…。地元である特権を生かして間近で見た花火は、確かに火の粉が降りかかるのではないかと思うくらい大きかったことを覚えています。
地元の花火に思いを馳せて
ここまで語ってきて残念なお知らせですが、〈そのき田んぼ花火会〉は2020年以降、開催された様子はありません。
中学生のときに自転車を走らせて友達と見に行ったな〜とか、余韻に浸りながら家族とアイスを買って歩きながら食べて帰ったな〜とか。田んぼ花火に関連する思い出がすぐに思い出せるだけに、少し寂しい気持ちもあります。
〈#新潟のコメジルシ〉の記事を書くにあたって、地元民である私は、正直「新潟を進んで選んだ」という意識があまりないかも…と思っていました。20数年、新潟で暮らしていれば土地にも人にも慣れ親しんで居心地が良くなるもの。新潟で暮らすことに特別な理由なんてないと思っていました。
しかし、この記事を書きながら田んぼ花火の良さはもちろん、花火会を始める人やそれを楽しむ地元の人の空気感と土地柄、田んぼ花火で連想される地元の思い出こそ、知らず知らずのうちに私の中で大切なものになっていたのだなと感じました。
いつか復活してほしいな〜という期待を込めて、今回記事にしました。もしまた〈そのき田んぼ花火会〉が開催された日には、是非みなさんも見に来てください!
曽野木コミュニティ協議会だより 第6号:https://www.city.niigata.lg.jp/konan/torikumi/community/sonokicomi.files/sonokicom006.pdf
編集部コメント
なんと、地元愛深まる記事…! 生まれてから今までずっと新潟に暮らしている、という西脇さん。確かに、西脇さんと同じように「自分で選んだわけではない」という気持ちを持っている方は多いのではないでしょうか? 今回の西脇さんのように、改めて「なんで新潟?」という問いに真っ直ぐ向き合ってみることで、胸を張って新潟愛を発信できるって、とっても素敵なことですね! 〈そのき田んぼ花火会〉の開催、私も願っています!(金澤)