思い出はいつもラーメンと共に。
新潟での日々を彩る一杯がここにある
「#新潟のコメジルシ=新潟のいいところ」ってどんなところ?
「だから新潟!」と、新潟を選びたくなるいろんな理由を新潟の人たちに聞いてみました。
今回は、第3回コメジルシ編集会議に参加いただいた、〈セナポン〉のヌマジリさんが思う「#新潟のコメジルシ」記事が公開! 第3回コメジルシ編集会議の様子は、こちらからご覧ください。
▶︎https://www.instagram.com/tv/ClGYyxRqzm7/
ラーメンとともに生きる新潟人
シャイな新潟県民も水を得た魚のようにべらべらと喋れてしまう話題と言えば、な〜んだ?
そう、〈ラーメン〉ですよね。
例に漏れず僕もそれなりのラーメン好きです。健康と寿命を犠牲にして来る日も来る日もラーメンを食べてきました。
新潟での思い出を振り返れば、かたわらには常にラーメンの姿がありました……。
パンチのある真っ赤な刺激にドはまり〈らーめん八起〉担々麺
JR新潟大学前駅そばにある〈八起〉さんは、大学生の時に狂ったように通っていたお店です。二日で三杯食べたこともあります。
僕は大学の4年間で12〜3kg太りましたが、8kgくらいはこのお店のせいで太りました。寿命も3年は捧げたと思います。でも後悔はありません。魚介スープが持ち味で、背脂をあしらった〈魚介豚骨〉や濃い味の〈まぜそば〉などがっつり系のメニューを提供するお店ですが、僕のおススメはダントツで〈担々麺〉。
通常の坦々麺とは違って胡麻が使用されておらず、魚介ベースのスープに唐辛子や山椒などの香辛料+ラー油で辛さをガンガンにドーピングしています。真っ赤な見た目はインパクト抜群。これが日の丸レッドでしょうか。
口から火が出るほどの刺激とニンニクのパンチ、その奥にある魚介の風味とミンチ肉&タマネギの甘みがたまらないんです。完食後は体中にエネルギーが満ちていくのを感じます。
とにかく刺激が強いので、いつも通りに麺をすすると100%むせるので注意が必要。ある程度辛い物を食べ慣れた人にはぜひおススメしたい一杯です。
王道の背脂醤油で心と身体のメンテナンス〈らーめん滋魂〉
営業マンの商売道具は、その営業トークを支える喉と言って間違いないでしょう。
ところで道具というものは定期的なメンテナンスが必要です。しっかり油をさして、動きを良くしてあげなければいけません。というワケで僕が社会人になってからの営業時代によく通っていたのが東区にある〈滋魂〉さん。背油系ラーメンを提供するお店です。
おススメは当然〈中華そば〉。背脂の量は中油・大脂・鬼脂と無料で増すことができます。僕はだいたい大脂でした。
煮干しが効いた濃口醤油スープを埋め尽くすように降り注がれる真っ白な背脂。新潟の雪景色を彷彿とさせる情緒溢れる姿ではないですか。
スープの上にある分厚い背脂の層。ここをくぐらせることでしか摂取できない栄養素があるのです。ストレートな煮干し醤油と混ざり合いうまれるコクがやみつきになります。
タマネギ、岩海苔との相性の良さに関しては、もはや語る必要はないですね。後味にさらりと香るのは柚子。全体の味を引き締めるオシャレなアクセントです。
新潟での日々を彩るラーメン達に感謝!
新潟にはたくさんのラーメン屋があり、だからこそ環境の変化などがあると、ヘビロテするお店が変わったりします。
このお店は高校生の時に通った、ここのラーメンは社会人二年目の時によく食べた……など、ラーメン屋を見ると自然とその当時の記憶と味が蘇ってきます。
僕の新潟での生活を明るく彩ってくれるラーメン達に、愛と感謝です。
編集部コメント
実は、新潟市は2021年に〈1世帯あたりのラーメンにかけた外食費用〉で日本一になったのを知っていますか? それほど、新潟市民のラーメンに対する情熱やこだわりは人一倍強いと思います。必ず一つは推しのラーメン店を持っているのではないでしょうか? かくいう私も大のラーメン好き。ヌマジリさんの記事を読んでいたら、ラーメンが食べたくなってしまいました。新潟市の人とお会いするとき、ラーメンのことを聞いてみてはいかがでしょうか。きっと、おすすめのお店を紹介してもらえますよ。(小日山)