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新潟県暮/くらし2023.03.02

聴くだけで作戦会議に参加できる、新しいラジオ番組への挑戦

「#新潟のコメジルシ=新潟のいいところ」ってどんなところ? 
「だから新潟!」と、新潟を選びたくなるいろんな理由を新潟の人たちに聞いてみました。

今回は、第1回コメジルシ編集会議に参加いただいた、〈Flags Niigata〉の後藤さんが思う「#新潟のコメジルシ」記事が公開! 
第1回コメジルシ編集会議の様子は、こちらからご覧ください。
▶︎https://www.instagram.com/tv/ChcEj8BqpKx/

後藤寛勝 さん

後藤寛勝 さん
合同会社Flags Niigata 代表/プロデューサー。2020年5月、新潟出身の20-30代をつなぐオンラインコミュニティ〈Flags Niigata〉を設立。現在800名以上が参加するコミュニティを起点に、CM等の広告制作・ハイクラスリゾートホテルのリノベーション・企業誘致や地元企業とのタイアップなど、新潟の魅力を発信する様々な企画・事業を展開。高校受験のために聞いていた〈吉岡聖恵のオールナイトニッポン〉をきっかけにラジオ好きに。
*共著書『18歳からの選択』(2016年 フィルムアート社)
*テレビ朝日『ABEMA Prime』レギュラーコメンテーター

https://twitter.com/hirokatsu_goto

実は! 新潟はラジオに強い地域

2020年に、僕が立ち上げた新潟出身の20-30代のオンラインコミュニティ〈Flags Niigata〉では、離れた場所にいてもお仕事や友達づくりや情報収集などあらゆる手段で、新潟に「参加」する選択肢をつくっています。
その選択肢の一つが、新潟のBSNラジオで毎月第3日曜日18:00-18:55で放送中の〈Flags Niigata“のための会議”〉です。コンセプトは「聴くだけで参加できる新しい新潟のための作戦会議」。

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新潟は実はローカル放送局の中でも、全国的に人気な番組も多い、ラジオに強い地域。ラジオには、何かを“しながら”ができる視聴ハードルの低さと、パーソナリティがまるで自分自身に語りかけてくれるような、メディアと個人のつながりを強く感じることができる特徴があります。そんな、ラジオが親しまれている新潟の土地柄とふるさとへの愛が強い新潟の県民性を活かし、「〈Flags Niigata〉がメディアを持つならラジオだ!」とみんなでつくったのがこの番組です。

議論の文化が参加の文化をつくる

この番組は、大好きな新潟を、もっと好きになれるように「新潟 “のための”」企画を、Zoomで集まった参加者とひたすら企画会議・議論を行う番組。言葉を選ばず、悩んでいるプロセスもそのまま放送しています。

例えば直近だと、「新潟では賃貸派vs持ち家派」「新潟で上手に恋愛するならリアルvsオンライン」など、二つの立場に分かれて勝敗を決めることもあれば、企画を考えてツアーや商品開発をしてみたり。

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現代社会では、情報がものすごい速度で行き来していて、大事なトピックもSNSのタイムラインのように流れがち。議論や会議と聴くとハードルが高く感じるかもしれませんが、僕らはこの番組から「ちゃんと話しておかなきゃいけないことは、ちゃんと話そう!」という、参加の文化も発信したいと思っています。そのハードルを「聴くだけ」で超えられたらいいなと。
加えて、例えば都心から新潟に移住する際の情報収集をしようとすると、実は自治体やメディアは良い面ばかりにフォーカスし過ぎていたりするわけです。その結果、理想と現実のギャップから、U・Iターンがうまくいかない人も一定数いると思っています。

そんな状況でも「このラジオを聴けば、この話を聴いていれば、大丈夫!」という新潟のあらゆる情報を届けていきたいと思っています。
新潟が大好きなあなたにもっと寄り添うラジオ番組が、ここ、新潟にはあるんです。よかったら聴いてね。


編集部コメント

私も普段から作業時間にはラジオを聞くことが多いのですが、まさか新潟県が「ラジオ愛の強い県」だったとは! やはり血は争えませんね(笑)。確かに、車での通勤・通学や仕事場でラジオを流している工場など、生活音としてラジオは新潟県民と密接な関係なのかもしれません。そうした前提の上で〈のための会議〉は、離れていても新潟と繋がりたい県外の新潟人にとって、とても貴重なメディア。さまざまなSNSがある中で、「参加型」という深いコミュニケーションが取れるラジオの存在は価値がありますね。〈のための会議〉リスナーとして、これからも応援したいと思います!(金澤)