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十日町市暮/くらし2023.07.12

アートに触れ、虫の世界を垣間見て、
キャンプで大自然に抱かれる十日町

「#新潟のコメジルシ=新潟のいいところ」ってどんなところ? 
「だから新潟!」と、新潟を選びたくなるいろんな理由を新潟の人たちに聞いてみました。

今回は、新潟県内の観光や子育て情報を中心にご活躍される、ライターのさかもとみきさん。新潟県の中でも特に「子供と行きたい十日町」についてご紹介いただきました!

さかもとみきさん

さかもとみき さん
太平洋側生まれ太陽育ち高知のはちきん(高知で気の強い女)が佐渡島の旦那に嫁ぎました。大好きなものは白子、あん肝、日本酒、苦手なものは雪。佐渡に3年住んだあと新潟市にやってきました。スーパーは〈ピアレマート〉派。3児のママでライター・コラムニストです。

坂本、脱藩中。
さかもとみきの記事

初めての新潟旅行は、十日町の大地の芸術祭!

高知県出身で、現在新潟県に住んでいる私の推しは「十日町」です!

十日町は、新潟県出身の夫と初めて旅行した場所。第一印象は「多分、私、ここで生きていけないわ」でした。印象的だったのが、雪をおろしやすいよう工夫された建物の屋根の傾斜。旅行した時期は夏でしたが、日常の景色にある雪の気配に、鳥肌が立ちました。

旅行の目当ては〈大地の芸術祭〉です。傾斜のある棚田を使ったアート作品、蕎麦店から見える大きなバッタのオブジェ、民家の中にある異空間、映画のように長くまがまがしいトンネル、息が切れるほど階段を上る作品……。まち中や集落の建物や大自然の中に点在するアートにワクワクを覚えテンションがあがりっぱなし。素敵なまちだなととても気に入りました。

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子どもが生まれてからも再訪し、米のおいしさ、人のあたたかみも再確認。すっかり十日町が特別な場所になっていました。

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でもその時は、知りませんでした。我が家が、その後もこんなに十日町に通い詰めることを……。

十日町の里山科学館「森の学校」キョロロとの再会

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時間は経ち、子どもが虫にぞっこん期に入りました。そこで見つけたのが、十日町市立里山科学館越後松之山「森の学校」キョロロです。

初旅行ぶりに訪れた十日町のキョロロには「里山の生き物探検」という学芸員や研究員がインストラクターとして参加し、参加者も実際に網を使って採集・観察できる激アツイベントがありました。

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表情豊かな里山の自然に生きる小さな虫や生き物たちとの出会いの数々。研究員さんの生き物解説にワクワクし知識も深まり、大人もドハマり。そこから子供たちは、近所のパン屋に行こう!のノリで「キョロロ行こう!」と定期的に言ってきます。

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結局、毎年雪が解けると、新潟市から十日町のキョロロまで、高速を利用し片道2時間かけて行くようになって、バリエーション豊富な入館券がたまるたまる!

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イベントに合わせて十日町周辺の宿に前日入りする日もあります。そうすると温泉の質の良さに気づき、へぎそばの美味さを知り、ますます十日町が大好きになりました。虫好きの息子は「ここに将来住むんだ」と行くたびに話しています。

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一番記憶に残っているのが、キョロロの夜の生き物探検。クワガタやカブトムシ目当ての息子が、雪のように舞う蛾の大量発生を前に立ちすくんでいました。あの景色は一生忘れることはないと思います。

大人気の体験プログラム、今年も参加できるかな……!

子どもたちの初キャンプも十日町

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更に、十日町にハマったのが、子どもたちにとって初めてのキャンプでした。場所は〈清田山キャンプ場〉。

キャンプにハマっている弟(35歳独身)が“新潟はキャンパーの聖地だ”とテンションがあがるほど、新潟にはスノーピークや、キャプテンスタッグが運営するオシャレで素敵で設備のしっかりしたキャンプ場が多々あります。もちろん、十日町にも。

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訪れた清田山キャンプ場もスノーピーク監修でした。トイレもシャワーもきれいで、6歳、3歳、1歳も芝生の上で自由に遊び、虫を捕まえ、夕日を眺めて大満足。

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〈越後妻有大厳寺高原キャンプ場〉も利用しましたが、釣りなどアクティビティも豊富で、子どもたちの成長に合わせて通いたい場所になりました。

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「キョロロ行こう!」に「キャンプ行こう!」が加わり、これからもますます十日町にはお世話になると思います。

ラブ!十日町!また行きます!


編集部コメント

県外から結婚を機に新潟へいらしたという坂本さんに今回執筆いただいたのは、縁もゆかりもなかったという、十日町について。家族揃って十日町にゾッコンなのが伝わってくる記事でした!お子さんの成長と共に楽しめるアクティビティもどんどん増えそうですね。今年の夏は、ぜひ、十日町キャンプがしたい!(金澤)