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佐渡市風/ふうど2023.10.02

同じ場所に何度も行きたくなる。心を動かす佐渡の自然

「#新潟のコメジルシ=新潟のいいところ」ってどんなところ? 
「だから新潟!」と、新潟を選びたくなるいろんな理由を新潟の人たちに聞いてみました。

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チカラシマリン さん
新潟市生まれ。大学時代は関東の山の近くで過ごす。新潟市で育ったからか、川や海の近くが恋しくなり、新潟市へ戻り就職。現在は会社員として佐渡島のプロモーションにも携わる。趣味はローカルなモチーフ探しと店頭の食品サンプルを見ること。

佐渡島の四季を感じる

「新潟の観光スポットってどこにいけばいいの?」
新潟県外の人から聞かれると、意外と答えに悩んでしまう質問ではないでしょうか。そんなときは、季節ならではの楽しみ方を紹介してみませんか。

自然豊かな佐渡島は、新潟県のなかでも特に季節の移り変わりを肌で感じることができる場所。
島のいたるところで何度も見たくなる風景があり、今回は目的地まで行きやすくて見たら圧倒される「行きやすごい」(造語です)スポットを2つ紹介します。

廃墟が生きている〈北沢浮遊選鉱場跡〉

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植物が生い茂る夏

〈北沢浮遊選鉱場跡〉はかつて、佐渡金山で採れた鉱石を精錬して金銀などの鉱物を抽出する場所でした。今では「佐渡のラピュタ」とも呼ばれ、巨大なコンクリートが残り、想像以上の大きさで見る人を圧倒します。

廃墟にも見える場所ですが、植物は日ごとにすがたを変えています。訪れるたびに、ここは生きているのだと思えてきます。

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うっすら雪が積もる冬
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春始めまでは植物が枯れて廃墟感が増す
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夕日に照らされる姿も綺麗

〈北沢浮遊選鉱場跡〉は、同じ場所でも季節ごとに景色が変わるので、何回も訪れたくなるのが魅力! 山からの鳥のさえずりを聞きながら写真を撮っていると、つい時間を忘れてしまいます。ぜひ、その時にしか味わえない空気を感じてみてください。

佐渡汽船から見る夕日は格別

佐渡島からの旅の帰路。佐渡汽船から眺める海と波、遠くなる島のすがたも島旅の楽しみのひとつ。夕暮れ時は特に、船に乗ると季節によって見える場所が変わる夕日とキラキラと反射する波を楽しむことができます。

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夕日がだんだんと遠くなる

日が長くなる春から夏にかけては、船が新潟と佐渡島の真ん中くらいに到達した頃に美しい夕日と出会えます。新潟港へと向かう船に揺られながら、島と夕日がだんだん遠くなっていく眺めを楽しめます。

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秋は港を出たあとに夕日が沈む

秋になって日が短くなってくると、港を出てからすぐに日が沈み始めます。港付近がだんだん暗くなるなかで、佐渡島に沈む夕日も幻想的ですてきです。
季節ごとに異なる夕日の楽しみ方ができるのは、島旅ならではの魅力だと思います。春夏秋冬で自然の移り変わりを肌で感じることができる佐渡島。自分だけのお気に入りの風景を見つけてみてください。


編集部コメント

記事内の美しい写真から、佐渡は訪れる季節が違うとこんなにも姿が変わるのだなと驚きました。四季ごとに佐渡の見どころを調べてみたら、春は鬼太鼓など伝統芸能のお祭り、夏は海や山でのアウトドア、秋は紅葉やフルーツ、冬は寒ぶり、牡蠣、ズワイガニをはじめとした海の幸など、季節によってさまざまな楽しみ方ができるようですね。一度観光で訪れた場所に、同じ年に何度も行くことはあまりないですが、佐渡は訪れてみたいかも!佐渡の季節ごとの魅力をぜひ肌で感じたいです。(齋藤)