feature_nnk_17-ec
糸魚川市酒/おさけ2023.10.27

美味しい日本酒と新鮮な海の幸・山の幸を育む〈糸魚川〉

「#新潟のコメジルシ=新潟のいいところ」ってどんなところ? 
「だから新潟!」と、新潟を選びたくなるいろんな理由を新潟の人たちに聞いてみました。

feature_nnk_17-PRF

小林大祐 さん
1982年生まれ。糸魚川市出身。〈加賀の井酒造〉の第18代目蔵元・取締役。糸魚川高校卒業後、2000年に東京農業大学に進学し醸造学を専攻。2004年に大学を卒業後、大手スーパーマーケットに半年間勤務し、2004年12月に加賀の井酒造へ入社。2010年に、先代である父が製造部門の専任となり、現職にて酒蔵の発展に向け取組中。その他、2017年まで〈新潟県酒造組合〉理事を務め、現在は業界関係者、行政等で組織する〈糸魚川五醸の会〉会長。〈糸魚川市駅北大火復興まちづくり市民会議〉委員も務めた。

http://www.kaganoi.co.jp/
https://twitter.com/kaganoi_shuzo
https://www.facebook.com/itoigawa.jizake

美味しい日本酒が作りやすい〈糸魚川市〉

私は、糸魚川市にある〈加賀の井酒造〉の18代目蔵元を務めています。

糸魚川市にある〈加賀の井酒造〉

糸魚川市は、翡翠(ヒスイ)の産地として有名ですが、それ以外にも様々な種類の石が採れる「石のまち」で、大地の神秘を楽しむことができます。多くの石や岩があるため、酒造りに使う仕込み水も、硬度が高い水です。カルシウムやマグネシウムといったミネラルが豊富な水のため、酵母がしっかり育ち、美味しい日本酒を生み出すことのできる地域だと感じています。

feature_nnk_17-02

糸魚川で採れる、海の幸・山の幸はどれも絶品

糸魚川市は、海と山が近い地形のため、海の幸・山の幸の両方が手に入りやすい地域です。山菜やタケノコの天ぷら、旬の新鮮な魚のお刺身など、どれも日本酒と合うものばかり。特に、タイやヒラメといった白身魚が多く採れ、これが〈加賀の井酒造〉の定番の純米吟醸とよく合います。

feature_nnk_17-03

糸魚川では、新鮮な食材が手に入りやすい環境からか、食べ物を保存食に加工する文化があまり無いように感じます。それほど、鮮度抜群な食材が手軽に手に入りやすい地域なのではないでしょうか。ぜひ、糸魚川の地酒と、糸魚川の美味しい食べ物を一緒に味わいに来て欲しいです。

feature_nnk_17-04

編集部コメント

糸魚川市と聞くと、アンコウや南蛮エビなど美味しい海の幸が思い浮かびますが、山菜やタケノコなどの山の幸も豊富なんですね。糸魚川の美味しい日本酒に、新鮮な海の幸・山の幸。想像するだけでよだれが出てきます。現地に行って、ペアリングを楽しみたいですね。(小日山)