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新潟県暮/くらし2024.02.13

施設も人も、新潟のサウナがアツい!

「#新潟のコメジルシ=新潟のいいところ」ってどんなところ? 
「だから新潟!」と、新潟を選びたくなるいろんな理由を新潟の人たちに聞いてみました。

長野美鳳 さん

長野美鳳 さん
三条市出身。長岡造形大学を卒業後、燕三条の企業に就職。プロダクトデザイナーとして6年間勤めたのち、個人事業主として独立。フリーランスデザイナーとして活動する。また平行して、アウトドアサウナブランド〈ABiL〉のクリエイティブディレクターとして、ABiLのクリエイティブ、ブランディング、デザイン全体とプロダクト開発を担当する。現在は三条市と岡山県倉敷市で2拠点生活を送る。趣味は料理。

世のサウナブーム以上に熱量を感じる新潟のサウナ

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ここ数年、勢いが凄まじいサウナブーム。ブームとともに、全国で新しいサウナ施設が誕生したり、温浴施設もサウナを強化したりと、施設のアップデートを感じています。それに応じて、サウナ好きもますます増えているように思います。

かくいう私もそんなサウナ好きのうちの一人。好きが高じて新潟のサウナー向けブランドでデザイナーとしても働くほどですが、世のサウナブームの熱量以上に、新潟のサウナからは熱気を感じています。

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長野さんがデザインされたアウトドアサウナブランド〈ABiL〉のグッズの数々

温泉文化、豊かな自然…。新潟のサウナがアツいわけ

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理由の一つとしては、新潟の温泉文化があげられると思います。実は新潟は、宿泊施設のある温泉地の数で全国3位を誇る温泉県。もともと温浴施設や温泉宿などが多く、ブームにのって施設の改修やサウナを作ろうという動きが活発化しているように思います。

また、新潟の豊かな自然も関係していると思います。ブームとともにサウナのスタイルも多様化し、近年は自然の中でサウナを楽しむアウトドアサウナも流行しています。大自然のなか開放的な気分で行う外気浴や、川や海、雪などの自然の資源を利用した水風呂などが人気のアウトドアサウナは、山、川、海、雪などあらゆる自然を楽しむことができる新潟の地ととても相性が良いのです。

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実際、川や豪雪地域、日本海沿いなどに、ここ数年でアウトドアサウナ施設がいくつも誕生しています。
加えて、新潟では施設などハード面の充実に伴って、サウナにまつわるサービス業も増えてきており、ソフト面でも高い熱量があると感じています。専属熱波師が所属する温浴施設があったり、さまざまな温浴施設・イベントで熱波を実施する熱波師チームがいたりと、ソフト面の盛り上がりとともに、サウナの楽しみ方もこれからもっと広がっていくのだろうなと感じています。

サウナをきっかけに、新潟のローカルな良さを感じてほしい

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このようにサウナが盛り上がっているのも、新潟の土地のポテンシャルが高いからこそ。
新潟は縦に長く、その距離はなんと愛知・東京間とほとんど同じ。そのため、上越と下越では文化圏も全く違います。また、内陸部には山脈が、沿岸部には海が広がり、土地により地域資源も大きく異なります。新潟は、同じ県内といえどさまざまな特徴をもった地域が存在するおもしろい土地です。新潟に来る際は1箇所ではなく、ぜひさまざまな地域を訪れてみることをおすすめします。

一昨年から、サウナを通して旅をしながら新潟のローカルな良さを愛でる”サ旅”イベント「豊蒸祭」も開催されるなど、サウナから新潟の魅力を感じていただく取り組みも始まっています。
サウナを通して新潟の食・文化・人などの魅力に触れ、サウナだけではない新潟のポテンシャルを体感していただきたいです!


編集部コメント

新潟には、こんなにもサウナが盛り上がる要素が詰まっていたとは!大自然の中での外気浴や、海、川、雪などを利用した水風呂などは経験したことはありませんが、写真を見ると本当に気持ちが良さそう。寒さが厳しいこの季節にぴったりの記事でしたね。私も今すぐサウナに入って、心も体もポカポカになりたい〜!(齋藤)