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津南町風/ふうど2024.03.18

津南町が誇るお米やユリの生産に活かされる“豪雪”

「#新潟のコメジルシ=新潟のいいところ」ってどんなところ? 
「だから新潟!」と、新潟を選びたくなるいろんな理由を新潟の人たちに聞いてみました。

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大口貴裕 さん
津南町出身。株式会社しんや代表取締役、津南町ユリ切花組合組合長。神奈川県の大学を卒業後、地元津南町へUターン。そのまま実家で就農、2022年に法人化した。現在では、ユリを約10万本、約7ヘクタールの田んぼでお米(コシヒカリ、こがねもち)を生産している。オフの期間は、十日町市のゴルフ場でゴルフを楽しんでいる。

2mを超す積雪を記録する豪雪地「津南」

私は、津南町で〈雪美人〉というブランドのユリを約10万本、お米(コシヒカリ、こがねもち)を約7ヘクタールの面積で生産しています。

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津南町は、例年2m以上の積雪を記録する豪雪地域です。年によっては3mを超える積雪を記録することもあります。

積雪にも耐えられるように、津南町では鉄骨を用いたハウスを利用しています。ただし、耐えきれずに潰れないよう、毎日除雪は欠かせません。

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豪雪をユリ生産に利活用

この豊富な積雪は、農業に積極的に利活用されています。津南町にあるユリの出荷施設は、県内でもトップクラスの規模を誇る雪室の貯蔵施設でもあるのです。

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冬の時期に、何千トンもの雪を雪室に格納。夏場に、ユリを出荷する前の貯蔵や、球根の保管に活用しています。雪室を活用することで、温度を10〜13度、湿度を90%以上に保つことができます。これらの温度と湿度はユリを保管する上で重要で、通常の冷房では管理がとても難しく、安定した温度管理ができる雪の恩恵を大いに受けています。

その他、豊富な積雪は春には雪解け水となり田畑を潤すことで、津南町の良質なお米やユリの生産に繋がっているのです。豪雪は、普段の生活に不便なシーンが多々ありますが、津南町の農業には欠かせない存在なのです。


編集部コメント

2m以上の豪雪と聞くと、雪かきや屋根の雪下ろしなど、日々の生活において不便なシーンが最初に思いつきます。農業の部分でもハウスの管理が大変だとも聞いたことがありますね。大口さんのお話からは、もちろん不便な話もありましたが、それ以上に農業をする上では欠かせない存在なのだと感じました。雪室の環境だからこそ実現できるものがあることも新しい発見でした。雪国に暮らすからには、雪をうまく活用していきたいですね。(小日山)