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魚沼市風/ふうど2024.03.22

何歳になっても帰れる場所
〈堀之内十五夜祭り〉

「#新潟のコメジルシ=新潟のいいところ」ってどんなところ? 
「だから新潟!」と、新潟を選びたくなるいろんな理由を新潟の人たちに聞いてみました。

下村彩紀子 さん

下村彩紀子 さん
新潟県魚沼市堀之内出身。29歳。高校卒業後に上京し、人材メガベンチャーで法人営業・新卒採用を経て、社員数10人ほどの〈株式会社ビビッドガーデン(食べチョク)〉でPRを担う。その後、2023年に〈株式会社しんめ〉を創業し、独立。「広報・PRを経営の中枢に」をポリシーとして、企業インパクトに資する広報・PR支援を展開している。おいしいものが大好きで、日本中を旅している。

https://twitter.com/sakiikos2

〈堀之内十五夜祭り〉とは?

新潟県魚沼市の堀之内地区で行われているお祭りで、わたしも物心ついたときから毎年楽しみにしていました。毎年9月の敬老の日の前週金、土、日に実施されています。新型コロナウイルス禍の影響でしばらくおやすみをしていましたが、昨年(2023年)より本格的に再開しました。

もともと、作物の実りに対する感謝祭の色彩が強い祭りと伝えられているようで、元禄4年(1691年)に行われたのが始まりとされていて、300年以上続く歴史あるお祭りのようです。(魚沼市観光協会ホームページ参考)

煙火大会・神輿パレード・踊り屋台や屋台囃子・民踊流しなど催しものはたくさんありますが、各地域のお神輿が商店街から魚野川までを練り歩く最終日の神輿パレードが一番の見もの!

交通規制がかかった商店街の交差点で各地域のお神輿が派手にパフォーマンスをした後は、神輿と一緒にみんなで川に流れ、各々神輿の上から飛び込んだり、水を掛け合ったりして最後を締めます。

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十五夜祭り最終日の風物詩、神輿の川流しの様子

わたしと堀之内十五夜祭り

お祭りは金曜日から始まるので、堀之内の小学校と中学校は金曜日は午前授業になります。午前中も爆竹などが鳴り響いているので、お祭りを楽しみにしている友人たちとそわそわして、授業なんて聞いていられませんでした。笑

その後、各地域にわかれてお祭りの準備をして、金曜日の夕方ごろから街を練り歩きます。わたしの地域「山の手町」では、団長や副団長に加えて、女頭(おんながしら)という役職があり、私は19歳ごろから7〜8年間ほど女頭をつとめていました。

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女頭のハッピとわたし
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地域ごとに衣装もお神輿のデザインもまったく異なります。基本的に「オイサー」という掛け声のもと神輿や太鼓とともに練り歩きますが、夜は神輿や太鼓にイルミネーションをつける団体があったり、歩き方や並び方などのルールを持つ団体もあったりと、団体によって雰囲気が違うのも面白いところです。

学校や職場が離れてしまった友人たちと再会の場所にもなっていますし、年齢を重ねても幼い頃から顔見知りの地域の人と顔を合わせて定期的に挨拶をできる機会があるのもいいなぁ、と思っています。

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たまたま旅行で訪れていた外国の方も飛び入り参加してくださったこともありました。

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何歳になっても帰れる場所

十五夜祭りの話をすると、何時間でも語れちゃうくらい愛が溢れています。笑

わたしは18歳で新潟を離れて上京しましたが、十五夜の季節になると「さっこちゃん今年も帰ってくる?」と地域の皆さんから連絡をもらえるのはとっても嬉しく、今住んでいなくても「わたしも地域の仲間だ!」と思わせてくれる空気感が大好きです。

堀之内十五夜祭り、とくに最終日の神輿パレードはおすすめなので、ぜひ遊びにきてください!


編集部コメント

地域の伝統的なお祭りは、地域に関わるすべての人の心の拠り所なのではないかと私は考えています。その地域に関わる人々の共通言語と言えそうです。どこに住んでいても、どんな仕事をしていても、お祭りに集まればみんな同じ「祭り人」。そういう関係性はとても素敵です。下村さんにとっての〈堀之内十五夜祭り〉は、まさに何歳になっても帰れる心の拠り所なのではないのかなと、記事を読んで感じました。「地域のお祭りを見ると、その地域にはどんな文化があるのか、どんな人たちが関わっているのかみられるので、とても面白いですよ!」ということなので、今年の堀之内十五夜祭りを観に行ってみようと思います。(小日山)