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ニュース2021.03.26

「雑誌の表紙」にしたら、
新潟の魅力が見えてきた!?
コメジルシ×コロカルの
ワークショップレポート

\あなたの街を、雑誌の表紙にしてみよう📚/

2020年の秋、新潟の魅力を発見する〈コメジルシプロジェクト〉では上越・中越・下越で「もしもあなたがローカルの魅力を発信する雑誌の編集長だったら、自分の好きな街をどうやって紹介しますか?」をテーマに、ワークショップを開催しました。

主催は、新潟県と、雑誌〈an・an〉や〈POPEYE〉などで知られる東京の出版社・マガジンハウス。同社が運営する、ローカルを紹介するウェブマガジン〈コロカル〉の編集長・松原亨さんと「雑誌の表紙」を作ってみました。ゲストに地域のキーマンを招いて、ワークショップの開始です。

〈コロカル〉はウェブマガジンなので、雑誌はありません。だから、表紙というのは存在しないため、ちょっとロゴを拝借して、ステキな写真とキャッチコピーをつけると「存在しない雑誌」が誕生するのです。

新潟のコメジルシワークショップ

参加者は一般公募。写真が好きな人もいますが、それが仕事、というわけではありません。地元の魅力を感じてはいるけれど、どうやって表現していいのかを知りたい方たちが集まりました。

今回、雑誌の表紙を作るため、参加者の方に用意してもらったのはご自身がいつも使っているスマートフォンだけ。
あなたのスマートフォンの中にも、暮らしの中で撮ってきた何気ない写真がありますよね。それでいいんです。そこに、その写真を撮った時の気持ちをちょっと書き添えて、ロゴを載せれば、あっという間にそれっぽい「雑誌の表紙」のできあがり!

……想像つきませんか?
それでは、各会場の様子を見てみましょう。地域の個性が表れた素敵なワークショップになりました。

下越エリアは小林紘大さんを招いてSea Point NIIGATAで開催

ワークショップは下越エリアから始まりました。会場は新潟市のSea Point NIIGATA。キーマンに住宅設計&コミュニティーマネージャーの小林紘大さんをお迎えしました。

新潟のコメジルシワークショップ

参加者は13名。小林さんの提案で、全員で軽い自己紹介をして始まりました。
最初に、コロカル松原さんから雑誌の表紙づくりの仕事について、お話しをうかがいます。いつも見ている「雑誌の表紙」にさまざまな思いが込められることを知り、余計に自分でも作れるものかと、参加者の顔が曇ります。

「事前課題」として先に写真とキャッチコピーを送って下さった参加者の作品から、「雑誌の表紙」に仕上げてお披露目します。会場では改めてスマホのアルバムを見返してもらい、SNSのメッセンジャーを通じて写真とキャッチコピーを送ってもらいます。

するとスタッフがその場で作業して、次々に「雑誌の表紙」として画面で映し出されます。全部で22作品の表紙ができあがりました。

新潟のコメジルシワークショップ
新潟のコメジルシワークショップ

しっかり「雑誌の表紙」として様になっている様子に、みなさん驚きを隠せません。

「写真が下手だから」「こんなの当たり前」なんて気にせず、発信すること自体が大切なんだと感じていただけたようです。

最後はみなさんで「手に取って読みたくなる表紙」に投票して記念撮影。

新潟のコメジルシワークショップ
新潟のコメジルシワークショップ
新潟会場での一番人気は、移住者として佐渡に暮らしていた参加者が作成したもの。「県民であっても知らない風習がある」「コピーが心に残る」と人気を集めた

参加者からは「雰囲気が良くて楽しむことができました」「新潟のいいところを他人と語りたいと思ってたんでピッタリのイベントでした!」といった声が聞かれました。

中越エリアは中川裕稀さんを招いてTREEの2階で開催

次は中越エリアです。会場は三条市のTREEの2階。新潟でキーマンを担当した小林さんをファシリーテーターに、キーマンとして(株)TREE代表取締役の中川裕稀さんをお迎えしました。

新潟のコメジルシワークショップ

参加者11名、21作品ができあがりました。
同じ写真を使って、キャッチコピーを変えてみたり、苦心の様子が見て取れます。ワークショップですから、そんな冒険もしてみましょう。

新潟のコメジルシワークショップ
新潟のコメジルシワークショップ

中越エリアでは信濃川に架かる橋の話で盛り上がり、東京から来ているスタッフを驚かせるということも。「(東京では)橋が身近な生活は、当たり前じゃないですね」と伝えると逆にびっくりしていたようです。

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そしていよいよ投票です。一番人気は、三条らしい「当たり前」だけど、全国的には全然当たり前じゃない「金属加工が身近な暮らし」を表現した作品に、投票が集まりました。

新潟のコメジルシワークショップ
一番人気になった写真は、友だちに作ってもらったというコーヒーサーバー。「友だちに金属加工してもらう事が当たり前すぎて気がつかなかった」とのこと。

参加者からは「知っているはずなのに案外分かっていないものだなと思いました」「あたりまえの価値に気づくきっかけになった」といった声が聞かれました。

川や金属加工が生活と密接ということを、改めて感じた中越エリアでした。

上越エリアは打田亮介さんを招いて町家交流館高田小町で開催

最後は上越エリアです。会場は上越市高田の高田小町。引き続き小林さんにファシリーテーターを担当いただき、キーマンとして合同会社ニトデザイン&リビルド代表取締役の打田亮介さんをお迎えしました。

新潟のコメジルシワークショップ

参加者は9名、作品数は23作品と、3会場中もっともたくさんの「雑誌の表紙」が生まれました。また、松原さんの話を聞いて真剣にメモを取る方の姿も多く見られました。

新潟のコメジルシワークショップ
新潟のコメジルシワークショップ

上越エリアでは中越とは逆に、同じキャッチコピーを使用して写真を変えて試行錯誤される方も。また、これまでと比べて歴史や伝統に注目した作品が集まった印象です。

新潟のコメジルシワークショップ

多彩な切り口で地域の魅力を表現した上越エリア。いちばん票が集まったのは、「共感」の声が多かった作品でした。

新潟のコメジルシワークショップ
「観光写真のような迫力のある背景と気さくな笑顔が、近所にある絶景だと言うことを感じさせてくれる」という感想が共感を集めた

参加者からは「あっという間の時間でした」「歴史にまつわる話がおもしろかった」といった声が寄せられました。

ここから「当たり前品質100」への掲載も!

コメジルシプロジェクトでは、当たり前にあるけど、気付きにくい新潟の魅力を新潟県にゆかりのある100人に教えてもらう「にいがた当たり前品質100」という取り組みを行っています。

一般の方から著名人まで、さまざまな切り口の「新潟の魅力」を紹介してもらい、2021年3月16日に100を集めて完成することができました。

この中には、ワークショップに参加した方の投稿も。一枚の写真と短いキャッチコピーでは見えてこなかった新潟の魅力を知ることができます。ぜひ、探してみて下さいね!

あなたならどんなことを発信しますか?
Instagramで投稿するときはハッシュタグ #新潟のコメジルシ で、ぜひ教えてくださいね。

にいがた当たり前品質100

「新潟コメジルシプロジェクト」って?

新潟のコメジルシ

「新潟コメジルシプロジェクト」は、新潟のいいところを「※(コメジルシ)」と名づけて、新潟県内外に発信するプロジェクトです。雪国、日本酒、魚、野菜、海に山。新潟は“新潟=米”だけじゃない魅力がいっぱいあるはず。そんな想いから、当たり前すぎて見逃してしまう新潟の魅力を紹介する「にいがた当たり前品質100」や、新潟の魅力がひと目でわかるフォトコンテストを開催。いうなれば、新潟の魅力を発信してくれる皆さんがアンバサダー。皆さんの新潟愛をつないで、その価値をもっと広めていきたいと考えています。