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新潟県暮/くらし2026.03.13

広いからこそ、たくさんの表情に
出会える土地ー新潟で過ごした1年

「#新潟のコメジルシ=新潟のいいところ」ってどんなところ? 
「だから新潟!」と、新潟を選びたくなるいろんな理由を新潟の人たちに聞いてみました。

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中倉優 さん
兵庫県出身。大阪大学文学部を卒業後、インターネット広告代理店での勤務を経て2025年3月に新潟県地域おこし協力隊に着任。県内の地域おこし協力隊の交流推進をミッションに、〈にいがた行脚の会〉をはじめとした交流企画を県内各地で実施しています。
旅したり、歌ったり、お酒を飲んだりするのが好きです。

https://www.instagram.com/nakakura_niigata/
https://note.com/nakakura_niigata

広い土地で、たくさんの表情に出会った1年

新潟に移住して、もうすぐ1年になります。
一昨年の秋、ふらりと訪れたこの土地に直感で惹かれ、半ば勢いのまま移住を決めました。
当時、不安がなかったかと言われれば嘘になるけれど、そんな気持ちを吹き飛ばすくらい、今の新潟での暮らしは想像以上に楽しい。
今日はこの1年の記録を、少しだけしたためたいと思います。

まずは、この1年を語るうえで外せないイベントである〈津南の雪下にんじん堀り競争〉。
移住して1ヶ月も経たない、3月下旬に参加しました。津南町の特産品〈雪下にんじん〉を制限時間内にどれだけ掘り起こせるか?という至極シンプルな大会なのですが、まあこれが大変で。
これまでの人生で除雪をしたことがなかったため、スコップの使い方すらあやふやなまま参加しましたが(笑)、当日の積雪量は2メートル超え!
掘っても掘ってもにんじんは少しも姿をあらわさず、なかなかに厳しい雪国の洗礼を受けましたが、遂に掘り当てた時の感動とその場で食べたにんじんのおいしさは格別でした。

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さて、雪が解けて暖かくなるとお花の季節がやってきます。
お花見というと桜のイメージが強いと思いますが、私は五泉市のチューリップをお勧めしたいです。中でも五泉市の巣本地区は、2つの川にはさまれたところにあり、川が氾濫したことで砂地の土壌となったことからチューリップの栽培に適しているそうです。
鮮やかで色とりどりのチューリップは、遠くから見ても近くで見ても美しい!
赤やピンクと一言で言い表せないくらい、絶妙な色合いのものも多く、まさに「白って200色あんねん」の世界が広がっていました。

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春も過ぎて汗ばんでくると、やってきました花火の季節!
新潟の花火といえば全国的にも長岡花火が有名ですよね。私も昨年初めて観に行ったのですが、その演出とスケールの大きさに圧倒され、お酒もいい具合にまわりながら「新潟に来てよかったな」としみじみと思った瞬間でもありました。

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ちなみに、長岡と柏崎と小千谷の片貝の3つをあわせて「新潟の三大花火」と呼ばれています。
片貝花火も観に行きましたが、〈正四尺玉〉と呼ばれる世界最大の打ち上げ花火が有名で、
その大きさも音も規格外。胸にずどんと音が鳴り響く感覚は、ぜひ皆さんにも体験していただきたいです。
また、片貝には地域の方々がお子さんの誕生祝いや還暦祝いなど、様々な願いを込めて神社に花火を奉納する文化があります。
打ち上げの前にはその想いが込められたアナウンスがされるのですが、花火一つ一つにも地域の人の願いが乗せられているんだなと感じられて、暑い夜に気持ちが温かくなった時間でした。
今年はぜひもう一つの柏崎の花火大会にも訪れて、移住2年目にして三大花火コンプリートを成し遂げたいところです。

新潟県はとっても広いです。(47都道府県で5番目に大きいそう)時には広すぎて正直移動が億劫になることもありますが(笑)、その広さがあるからこそ、地域ごとにまったく違う表情や文化があり、それを楽しめるのも新潟の魅力なのだと思います。

まだまだたくさんある新潟の姿を、これからも自分の足で歩き、肌で感じて、知っていきたいです。


編集部コメント

移住1年目から、早速新潟の四季を満喫されていますね!私も昨年新潟に移住したのですが、四季が鮮やかで、その季節ならではの風景やイベントが多いところに驚きました。広いからこそ地域ごとに様々な魅力があるという、新潟の“広さ”をポジティブに感じられる記事でした。(卜部)