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暮/くらし2020.11.19

くもりを晴れととらえる、
発想の転換にほっこり◎
〜川口かおりさんが感じる
新潟の「当たり前」〜

新潟県民にとっては「当たり前」でも全国的に見ると全然当たり前じゃないことってたくさんあるはず! そんな新潟の魅力を、新潟県に縁のある方に聞いてみました。

川口かおりさん

にいがた当たり前品質100・選者
川口かおりさん

【プロフィール】
福島県郡山市出身。大学進学を機に新潟に移り住んで10年目。
地域活性化をコンセプトとして多事業を営む(株)Shitamichi HDで、『地域活性化デザイナー』としてWebサイトやチラシ、パンフレットの制作に携わる。また、同社が手掛ける新潟の地域活性化をコンセプトにしたモデル・タレント集団「Lily&Marry’S」にも所属。2020年3月には全国各地の女性クリエーターをオンラインで繋ぎ、新たなデザインのアイデアを模索する「新潟ガールズデザインラボ」を発足した。
Facebook Twitter Instagram YouTube「激辛グルメ旅」

くもり

くもりの日も「晴れ」に

生まれ育った福島では、冬の日でも1日の間で晴れ間が見えることが多く、ずっと天気がわるいということはありませんでした。

大学進学で新潟に引っ越してきて、くもりの日が多いな〜なんて思っていたけれど、
新潟出身の友人が「今日も晴れてるね〜」と何気なく言うので、なんだかほっこり。
一般的には晴れじゃないのに、晴れと捉える友人たちと話しているうちに「プラス思考でいい考えだな〜」と感じるようになりました。

そして気づけば、いつの間にか私の感覚も「新潟基準」のゆるい晴れ感覚になっていました◎

だいたいくもりmag

2019年からは、曇りが多い新潟を100%楽しむためのバイブル!(株)新潟日報サービスネット くるみる「だいたいくもりmag(マガジン)」デザイン・編集を担当しています。(https://gatachira.com/chirashi/4368/

コンセプトは、私がくもりを晴れと発想の転換に驚かされたように、その人が当たり前に思っていることを目線を変えて伝えること。飲食店や雑貨屋さんなど新潟県内のさまざまな人にお話を伺っています。

くるみる取材風景_02

そこで毎回聞いている質問が、くもりの日の過ごし方。「霧がきれいに出るからコーヒーを淹れてゆっくりみている」「雲の形をみていろんな場面を想像する」など、みなさんしっかりと答えてくれるんですよね。

くもりの日が多いからこそ、大切にしている小さな行動。当たり前すぎて気づかない人も多いのですが、質問するとみなさん「言われてみれば、いつも○○しているかも」と教えてくれます。

くもりでも、日常を楽しくする工夫をしている新潟のみなさん。発想の転換でくもりをプラス思考に変えるみなさんのおかげで毎日を楽しく過ごせています◎

【編集部からひと言】
県民感覚の晴れ!

なんだか天気がはっきりしない秋の日や雪が降っていない冬の日など曇りなのに、ついつい「今日晴れてるね〜」と言ってしまう。新潟県民なら「分かる分かる」と同意をする人も多いのではないでしょうか。なかなかお天気に恵まれない新潟でも、県外から来た川口さんや取材で答えてくださったみなさんのように、「曇りは晴れ!」「曇りの日だからこそ楽しめることがある!」とプラスに転換させていきたいですね。