ふらっと訪れて映画を観て、
おしゃべりをして。
佐渡唯一の映画館
「Cafeガシマシネマ」が
ある暮らし
新潟県民にとっては「当たり前」でも全国的に見ると全然当たり前じゃないことってたくさんあるはず! そんな新潟の魅力を、新潟県に縁のある方に聞いてみました。
映画を観て、おしゃべりをして、
本を読んで。
好きなように楽しめる映画館
以前、佐渡に旅行に行ったときにみつけた映画館「Cafeガシマシネマ」。ここでは島の人たちが、散歩に行くようにふらっと訪れて映画を観て、おしゃべりをして帰っていく。そんな日常があるそうです。
昭和時代には町々に映画館があったものの、1980年代には島内の映画館がすべてなくなってしまったのだそう。そんななか、Cafeガネマシネマは佐渡金山の鉱山住宅だったこの建物を改装して、2017年にオープン。いまでは島民が映画をじっくりと楽しめる貴重な場所になっています。
シネマスペースの隣にはカフェスペースも併設されていて、映画をやっているときも寛ぐことができます。わたしたちが行ったときはちょうど映画上映中。シネマスペースには入ることができなかったので、カフェでドリンクを飲みながら、映画関連の本を読んでいました。映画関連以外も佐渡にまつわる書籍や漫画、雑誌など本のジャンルはさまざま。書棚にはぎっしりと並べられており、その数に圧倒されてしまいました。
カフェには鶏香味野菜カレーやコーヒー、紅茶などがあり、食事を楽しむことも、ドリンクを片手にゆっくりと過ごすこともできます。思い思いの時間を楽しむことができる空間でした。
佐渡にある唯一の映画館。そこで映画を観たり、カフェでおしゃべりしたり、ゆっくりと本を読んだりと好きなように過ごせる場所。そんな日常があることが、佐渡にとって当たり前の時間なんだなと実感した瞬間でした。
【編集部からひと言】
佐渡唯一の映画館で
ゆったりと過ごす日常
映画館としてよく名前を聞く、Cafeガシマシネマ。映画だけでなく、カフェで話したり、本を読んだりすることもできるんですね。ふらっと訪れて、映画を観たり、おしゃべりをしたりと、住民の暮らしに溶け込んでいる様子に心を癒されました。佐渡に行ったときは、訪れてみたい場所がまたひとつ追加されました。