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暮/くらし2021.01.26

離れた地から、家族を想う。
年末年始に親戚一同で
集まりがなくなって考えたこと

新潟県民にとっては「当たり前」でも全国的に見ると全然当たり前じゃないことってたくさんあるはず! そんな新潟の魅力を、新潟県に縁のある方に聞いてみました。

かづきちさん

にいがた当たり前品質100・選者
かづきちさん

【プロフィール】
新潟県燕市法花堂出身、愛知県在住。新潟で培った自分自身の愛の大きさを糧にヨガインストラクターとして働き中です!ヨガは人をポジティブにしてくれます。そんなスポーツを新潟に広めたくて現在ヨガインストラクターとして働いています。いつか新潟でヨガを広められるそんな存在になりたいです。新潟はいつ帰ってもアットホーム。理由は方言を話すおばあちゃんばかり。コロナで帰省できなくっても、電話で家族の会話を聞くだけでほっこりする、そんな大切な大好きな場所です☺️あとは日が短いので、肌が綺麗だねとよく言われます。
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かづきちさんの祖母

おばあちゃんの写真を
見返して。

なかなか新潟に帰れない日々。
そんなときに思い出したのが、おばあちゃんのことでした。

スマートフォンに大切に保管してある、いとこからもらったおばあちゃんが新聞を読んでいる写真。背中を丸めて新聞を読んでいるさまは、新潟の寒さをあらわしているかのよう。小さい頃からみてきた姿なので、大人になって改めてみると懐かしい気持ちになるとともに、「あぁ、おばあちゃんの方言が聞きたいなぁ」と寂しくなってしまいました。

田んぼの時期になったら苗を植え、冬になったら家にこもってやれることをやるという四季に合わせた生活をしているおばあちゃん。何か特別な日でもない、いとこが撮った日常の一コマが、わたしの心の支えになっていました。

家族団らんの時間

いつもであれば、本家と分家で集まり、みんなで仲良く、あーでもないこーでもないと会話をする年末年始。今年は全員で集まることはできず、わたしにとっての「当たり前」がなくなってしまいました。

でも、ビデオ通話をしたり、電話をしたり。遠く離れていても、繋がることはできることを実感した一年でもありました。

またみんなで会える日を信じて、いま自分にできる行動を心がけていきたいと思います。

【編集部からひと言】
離れた場所から家族を想って

年末年始やお盆には親戚が集まって団欒のときを過ごす。当たり前の光景だったにも関わらず、実現するのは難しい時世になってしまいました。おばあちゃんの普段の会話で出る方言。故郷を思い出すとき、まっさきに頭に浮かべるのは家族という人も多いのかもしれませんね。