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暮/くらし2021.02.05

自然の恵みや
スキー・登山などの
アクティビティを
身近に感じられる、
豊かな暮らし

新潟県民にとっては「当たり前」でも全国的に見ると全然当たり前じゃないことってたくさんあるはず! そんな新潟の魅力を、新潟県に縁のある方に聞いてみました。

akiyamaさん

にいがた当たり前品質100・選者
akiyamaさん

【プロフィール】
南魚沼市出身、上越市在住。元々、スキーや山、米が好きということもあり、新潟好きでしたが、学生時代の東京暮らし、子育てをしていた大阪での暮らしを経験し、さらに新潟暮らしが好きになりました。新潟の好きなところは、季節感のあるほどよい暮らしと美味しい食べものがあること。新潟で食べる新潟の山菜や野菜は本当に美味しいと思います。

菜の花

雪解けの恵みをいただく、
山のある暮らし

雪が解けると、菜の花が咲き、山菜が芽吹き、恵みの季節が訪れます。

山の近くでの暮らしは、こうしためぐみに感謝する機会がたくさんあります。冒頭の写真は、姉夫婦と訪れた畑での一コマ。きれいな菜の花が咲いていたので、摘んで家に持って帰りました。春風が吹くなか、帰省中の姉夫婦を含めて家族みんなで散歩。山の美しさと気持ちの良い天気と相まって、清々しい気持ちになりました。

山のうえコンサート

日々の暮らしだけでなく、山を活用したイベントもたくさん行われています。

こちらの一枚は、上越市安塚区にあるスキー場キューピットバレイで行われた「山のうえコンサート」で撮影。「山のうえコンサート」は、心地よい音楽やローカルフード、物販、ワークショップ、アクティビティなど、音楽を中心に“山のうえ”を体験できる入場無料のイベントです。わたしは2017年9月に子どもと一緒に参加し、開放的な景色で山の気持ちよさを実感。子どもも音楽を聴いたり、遊び回ったりと終始楽しそうに過ごしていましたよ。

登山

山の近くに住んでいることの大きな魅力は、気軽にスキーや登山などのアクティビティを楽しめること。天気の良い日、条件の良い日を狙って出かけられるので、子どもも大喜びで山に行きます。家族でよく行くのが、上杉謙信公の居城として知られる春日山城跡。標高約180mと気軽に登れる低い山ですが、山頂まで登ると解放感や達成感を味わうことができます。すれ違う人たちと「こんにちは~」と挨拶することもとても気持ちいいですよ。

雪山

暮らしのなかで季節を身近に感じられることも、山暮らしの楽しさ。

冬はふんわりと積もった雪景色が美しく、スキーなどの雪遊びをして楽しんでいます。日本酒や雪下にんじんが美味しい季節でもありますよね。春は残雪と桜や新緑、青空とのコントラストがきれいだと思います。天気がよく、空気が気持ちいいので、公園や散歩、朝市に出かけて楽しんでいます。あと、この季節にしか食べることができない山菜も魅力的ですよ。

夏は川遊びや海遊びのほか、山や高原に行ったりと涼を求めながら遊んでいます。夏野菜がとても美味しいことも魅力です。秋は紅葉がきれいな山道ドライブや山登りを楽しんでいます。新米や栗、柿など秋の味覚を満喫できる季節です。

登山

こうした季節感のある魅力を子どもと楽しもうと考えて生活しています。山には本当にたくさんの楽しみ方があって毎日忙しいと感じるほど。新緑や紅葉を楽しんだり、山から流れる水のおかげで美味しいお米やお酒、野菜を食べることができる。とても豊かな生活だと感じています。

【編集部からひと言】
身近に山がある暮らし

住まいの近くに山があると、自然の恵みやスキーや登山などのアクティビティを身近に感じることが多いと教えてくれたakiyamaさん。確かにおいしい米や日本酒、雪下にんじんなども、雪解け水や冬場の冷え込みがあるからこそ、より旨みのある味が出てくるんですよね。身近に山がある豊かな暮らし。つい羨ましくなってしまいました。