「できる時にできる範囲で」
というゆるいスタイルで
農ある暮らしを満喫。
新潟県民にとっては「当たり前」でも全国的に見ると全然当たり前じゃないことってたくさんあるはず! そんな新潟の魅力を、新潟県に縁のある方に聞いてみました。
農ある暮らしが秒で叶う!
農に関わる暮らしをしたいと思う人は少なくないかと思いますが、「就農まではムリ!」「畑を借りたいけど借り方がわからない」「そもそも作り方もわからない」という人は多いと思います。
ただ農への関わり方は、さまざま!
「アグリパーク」や「あぐらって長岡」の農業体験に参加したり、「潟マルシェ」や「おひさま日曜市」、長岡市の「ばくばくマルシェ」で仲良くなった農家さんの手伝いをしてみたり。
自分で畑を持ちたければ、新潟市が運営する市民農園や小千谷市の「クラインガルテン」、民間会社が運営する「ベジ畑」を活用してレンタル農園を借りてもいいし、趣味でやっている農業グループに加わってもOKです。
新潟には、それだけ気軽に農に関われる機会がたくさんあります。
私は、新潟市西蒲区福井集落という角田山のふもとで、週末農業グループ「まきどき村」の活動に参加しています。会は1999年に発足し、メンバーが入れ替わりながら20年以上経つ現在まで続いています。仲間たちで畑や田んぼを楽しみ、茅葺屋根の古民家で薪で釜炊きごはんを炊いたりして、週末を農村で楽しく過ごしています。
メンバーのほとんどは通い。できる人ができる範囲で水やりや草取りなどしてくれているので、無理なく関われて、収穫まで経験できます。
以前、畑を借りて野菜を作っていた友人は、「頑張って作っても、スーパーで買うほうが安いと思うと心が折れた。」と話していました。自分で畑をすると、水やりや草取り、肥料設計など全部一人で管理しなければいけません。でも、グループで農作業をすると、無理のない範囲で関われるし、友達もできる。たとえ、うまく育たなくても、仲間がいれば笑い話になります。
まきどき村のメンバーは、30代が中心。子連れの参加者も多く、畑では1歳〜3歳の子どもたちがわいわいしています。作業しないでも見学しておしゃべりしているだけでも楽しいですよ。
こうした農業グループは、まきどき村以外にも各地にあります。農ある暮らしを楽しみたい方は農業グループを探す、農業体験やマルシェで農家さんと知り合う、レンタル農園をしてみるなど、自分にあった農との関わり方を探してみてはいかがでしょうか。
【編集部からひと言】
気軽に農と触れ合える
新潟暮らし
新潟は農業が盛んとはいえ、農家に知り合いがいないと関わり方は意外とわからないもの。農業体験からレンタル農園までこんなに農と関わる手段があるなんて知りませんでした。農と触れ合いたいと考えている人は、気になる団体に問い合わせてみたら、きっかけを掴めるかもしれませんね。