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暮/くらし2021.03.11

踊りの街・新潟! 
日本最大級のオールジャンルの
踊りの祭りが
魂を揺さぶる!

新潟県民にとっては「当たり前」でも全国的に見ると全然当たり前じゃないことってたくさんあるはず! そんな新潟の魅力を、新潟県に縁のある方に聞いてみました。

マルヤマトモコさん

にいがた当たり前品質100・選者
マルヤマトモコさん

【プロフィール】
新潟市出身。進学を機に上京し東京で広告制作会社や編プロなどに勤務。2014年Uターンと同時に独立。ライター・コピーライターとして、新聞、雑誌、WEB、イベント広報等での執筆や、定期的なラジオ出演などに携わる。趣味は観劇とプリンの開発、生ハムの原木を一本持ってピクニックをすること。新潟のすきなところは、踊りがアツイところ。
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にいがた総おどり祭

新潟県民は踊りが大好き!

実は踊りがアツイ街新潟で、特に有名なのが、9月の3日間、新潟市内各地で開催される「にいがた総おどり祭」です。2002年に始まり今年で20周年を迎えます。

現在、新潟県全域、全国、そして海外から毎年、参加チーム数250組、踊り子約1万5000人、観客約20万人も動員する日本最大級のオールジャンルの踊りの祭りとして“当たり前”に定着しています。新潟の夏の終わりの風物詩であり、この祭で踊るために組まれる県外チームもあるほどです。
※2020年のにいがた総おどり祭は、新型コロナウイルス感染症拡大を鑑み開催中止

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“しょしがり(恥ずかしがり)”と言われる新潟人が、ここぞとばかりにびっくりするくらいの感情を爆発させて踊る様子はギャップがあり、胸を熱く打ちます。踊る人も見る人も「にいがた総おどり祭」の3日間をものすごく大切にしているのが伝わってくる祭です。

「にいがた総おどり祭」が始まる直前に新潟を離れた私にとって、8年前にUターンして初めて見たときは衝撃でした。上京前に抱いていた新潟のイメージとのギャップ、キラキラ輝く踊り子さんたちの表情に魅了され、「人生でこんな表情ができる瞬間があるって、なんて素敵なことだろう」と、すっかりハマってしまいました。

今では踊り子さんたちの気持ちがビシバシ伝わる演舞と表情が、毎年“当たり前”に楽しみになっています。

にいがた総おどり祭

「にいがた総おどり祭」の面白さは、「踊って楽しい」「見て楽しい」だけじゃなく、踊り子さんも観客も、感動やエネルギーを、お互いたっくさん得られるところです。特に2日目と3日目のフィナーレで、踊り子も観客もスタッフも一緒になって万代シテイの十字路を埋め尽くして踊る景色は圧巻! 「このエネルギーが世の中の元気につながっているんだ」と肌で感じる瞬間です。

にいがた総おどり祭

そんなアツイ「にいがた総おどり祭」ですが、新潟には他にもアツイ踊り手さんがたくさんいるんです!

例えば、地方唯一の日本舞踊の家元「市山流」が200年以上続いていたり、佐渡の鬼太鼓があったり、英国ロイヤル・バレエスクールを主席で卒業し、英国ロイヤル・バレエ入団に入団した五十嵐大地さんや、米国のアポロシアター ・アマチュアナイトで2度も優勝している中澤利彦さんも新潟出身だし、高校のダンス部も何校も全国大会で優勝するなど「踊り」のレベルも文化も実はすごく高いんです!

五十嵐大地さん
英国ロイヤル・バレエ入団に入団した五十嵐大地さん(Photo by misato.)
中澤利彦さん
米国のアポロシアター ・アマチュアナイトで2度も優勝している中澤利彦さん(Photo by 植山慎太郎)

「にいがた総おどり祭」をはじめ、見る機会があればぜひ新潟の踊りが凄いことを体感して自慢に思って欲しいです。

【編集部からひと言】
新潟の踊りといえば、
「にいがた総おどり祭」

「にいがた総おどり祭」では、町中に人が溢れかえり、演者も観客も熱量の高さが感じられるイベントですよね。でも、「にいがた総おどり祭」以外もこれだけレベルの高い踊りがあるのですね。新潟の人たちが昔から踊ってきた踊りから、世界的に評価されるダンサーの踊り、高校生のダンスなど、新潟にある他の踊りも見てみたくなりました。

Information

にいがた総おどり
Web:にいがた総おどり公式HP