komepro-photocontest-vol7-award-ec
コンテスト2021.11.10

息をのむほど美しい
新潟県ならではの絶景の数々
第7回「#新潟のコメジルシ」
フォトコンテスト結果発表!

「新潟※プロジェクト」にて実施された、第7回「#新潟のコメジルシ」フォトコンテスト。たくさんのご応募ありがとうございました。

今年のテーマは、「新潟の魅力」。
なかでも今回は、幻想的な瞬間を感じる作品が多く寄せられました。受賞作品には夕陽を背にイルカと心を通わせる瞬間や、ファンタジー映画のような滝と虹のコラボレーション、そして海と山、自然と人工物といった2つの対比を彩り鮮やかに収めた一枚など…。
その他にも、晴れ渡る晩夏の様子から、実りの秋を迎え黄金色に輝く秋の田んぼまで、夏から秋にかけての移りゆく季節を捉えた、さまざまな新潟の魅力を投稿していただきました。

本コンテストでは、Instagramで寄せられた写真の中から、審査委員が「新潟の魅力が伝わる作品」と評価した「最優秀賞1作品」「優秀賞2作品」を発表します。

なお、今回は「新潟放送」のアナウンサーや、「テレビ新潟放送網」のアナウンサー、そして『月刊キャレル』 の編集長に外部審査員として入っていただき、それぞれメディア独自の目線で審査をしていただきました。

結果発表

「#新潟のコメジルシ」をつけて投稿された中から、審査委員が「新潟の魅力が伝わる作品」として選んだ、最優秀賞(1点)、優秀賞(2点)を発表します。
県民が見つけた新潟の魅力、ぜひお楽しみください!

最優秀賞:「今日もお疲れ様」
tatsumiさん

第7回 最優秀賞作品

Instagramアカウント:@standinglook

撮影場所:上越市 上越市立水族博物館 うみがたり

撮影者コメント:この度は、素敵な賞にお選びいただき、ありがとうございます! 歴代の素晴らしい受賞作品に仲間入りでき、とても嬉しく思います。この写真はドルフィンパフォーマンスが終わった後の一コマを切り取ってみたものです。夕焼けをバックにイルカとトレーナーさんの温かい雰囲気を収める事ができました!

なぜこの写真を撮影したの?:うみがたりはよく足を運ぶお気に入りスポットで、ドルフィンパフォーマンスもいつも楽しんでいます。パフォーマンスも素晴らしいのですが、イルカとトレーナーさんの「絆」にいつも感動します。パフォーマンス終了後、トレーナーさんが「お疲れ様」と声をかけているような微笑ましい光景に思わずシャッターを切りました!

優秀賞①:「苗名滝と月の光が作り出す奇跡」
𝕒𝕣𝕒𝕜𝕚❁さん

第7回 優秀賞①作品

Instagramアカウント:@araaakiii_a

撮影場所:妙高市 苗名滝

撮影者コメント:この度は、数ある素敵な写真の中から優秀賞にお選び頂き誠にありがとうございます!
新潟の観光名所でもある日本の滝百選の一つに選ばれている苗名滝。
月の光が強い満月の時に条件が揃うと観察が出来る自然現象の月虹(ムーンボウ)。
その贅沢な2つを中秋の名月の日に撮影が出来た写真です。

なぜこの写真を撮影したの?:SNSにて夜に苗名滝を跨ぐ月虹の写真を見つけ、凄く感動しました。「見てみたい!」っと思い、条件が揃った日に写真仲間達と一緒に苗名滝と月虹を楽しむ事が出来ました。ただ、苗名滝を跨ぐ月虹は雲によって撮影は出来ませんでしたが「次こそは!」っと奇跡の光景を見る為にまた足を運びたくなる場所です。

優秀賞②:「時間の流れ」
takaさん

第7回 優秀賞②作品

Instagramアカウント:@tk_3150

撮影場所:柏崎市 米山大橋

撮影者コメント:天気の良い日に訪れることができました。夏空に浮かぶ雲の合間から差し込む光が、橋と集落を照らしてくれました。

なぜこの写真を撮影したの?:高速道路となっている赤い橋。海沿いには日本海を臨める駅。車や電車が通過するこの下には、昔ながらの集落がひっそりと広がっています。人の営みを感じるこの場所では、橋の上と下とで時間の流れが違っていてノスタルジックです。

外部審査員の「総評」

工藤 淳之介さん

株式会社 新潟放送 アナウンサー 工藤 淳之介 さん
「灯台もと暗し」県内で暮らす私たちにとって、新潟の魅力はまさにこのことわざに凝縮されている気が日頃からしています。今回の作品たちはそんな灯台の明かりが届いていなかった「灯台のもと」、つまり身近で生活のすぐそばにあり、ともすれば見過ごされがちな、しかし心惹かれる風景に見事にスポットを当てた作品が多いように感じました。絵画のような美しさで思わず息をのむ1枚から、温度や湿度、音、匂いまで伝わってくるような臨場感ある作品も多く、じっくりと拝見しました。早くコロナ禍が落ち着いて、こうした写真の情景と新潟の魅力に出会いに、多くの人がこの地を訪れてくれる日が待ち遠しくもなりました。
私もInstagramで日々写真を投稿しています。海や田園風景、雲海から花火まで今回の作品群と同じ場所で撮影をしたこともありますが、一朝一夕で美しい瞬間を切り取ることは非常に困難です。一瞬のきらめきを狙うカメラマンの皆様の不断の努力に敬意を表しながら採点させて頂きました。素敵な作品をありがとうございました。これからも独自の視点で新潟の魅力を捉え、広く伝えて頂きたいです。

久保田 紗也加さん

株式会社 テレビ新潟放送網 アナウンサー 久保田 紗也加 さん
どれも素敵な作品ばかりで選ぶのが非常に難しかったです。個人的なことになりますが、大学卒業後、私はUターンで新潟に帰ってきました。一度東京に出るまでは「こんな田舎、早く離れたい」と思っていたのが、大都会に出てみるとどこに行っても同じような景色…お馴染みの飲食店や似たような繁華街。新潟の豊かさを思い知り、恋しくなったのです。この仕事を始めて、夕焼けに染まる津南の柱状節理を見た時、あまりの美しさに心が震えたのを覚えています。今回のフォトコンテストの写真を拝見して、その時の思いがふと蘇りました。同じ景色を見ていても、それぞれの「切り取り方」がある。素敵ですね。一目で引き付けられ、どのワンシーンよりも印象に残った作品。色使いや構成が素晴らしく、都会にはない「ゆとり」を持ってぽつりぽつりと並ぶ民家を見て、単に景色が美しい、だけでなく、確かにそこに暮らす人々がいるのだと想像させられた作品。まるで印象派の一枚かのように感じさせる作品。こういったフォトコンテストを通じて、身の回りの何気ない自然に、馴染みある景色に今一度目を向けることで、「新潟って良い所だなぁ」と感じる人が一人でも増えていけば素敵だなと感じます。私もそうでしたが、新潟で生まれ育った人ほど、なかなか気づけないものですよね。

間仁田 真澄

月刊キャレル編集長 間仁田 真澄 さん
自然豊かで四季を感じる写真の数々に、手を止めて見入ってしまいました。
構図や光と影の入れ方など、撮影のテクニックや腕前はさることながら、みなさんの写真からは、被写体やその地域、風物詩に対する愛着や誇りを感じました。コロナ禍で、今までのようにお出かけや旅行ができなくても、わたしたちのすぐ近くに魅力的な場所や風景、行事などがまだまだたくさんあることを、このフォトコンテストをきっかけに改めて発見できました。「いつもの景色」こそ、大切に守っていきたいですね。

ほかにもたくさんの新潟の魅力が「#新潟のコメジルシ」で寄せられました。ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
現在は、第8回「#新潟のコメジルシ」フォトコンテストが開催中です! 彩り豊かな新潟の秋をぜひ写真で教えてください。たくさんのご応募をお待ちしています。