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テーマパークや公園、道の駅。
新潟県内で子どもとのびのび遊べるスポット5選

2023.12.19

都会には新しいスポットが次々とできるけれど、どこも混んでいてゆっくりできない……。そんな経験をしたことのある人もいるのではないでしょうか。南北に細長く、海や山に広く接する新潟県は、子どもとのびのび遊べるスポットがたくさん! 都会にはない、広々とした自然豊かな環境があるのが魅力です。子どもは思いきり遊べて、大人は買い物や温泉を楽しんで……と、家族みんなが満足できるスポットを5つピックアップしました。

①国営越後丘陵公園【長岡市】

新潟県長岡市にある〈国営越後丘陵公園〉は、標高80~240メートルのゆるやかな丘陵地に、面積約400ヘクタールもの敷地を持つ国営公園。ここでは、変化に富んだ地形や、豊かな自然環境を生かしながら、子どもたちが楽しめる遊び場を整備しています。

〈国営越後丘陵公園〉の巨大なトランポリン「ふわふわドーム」

1番人気は「ふわふわドーム」。白い山型の巨大なトランポリンで、とんだりはねたり。

〈国営越後丘陵公園〉の遊具エリア

「遊具エリア」には、ローラーすべり台やターザンロープ、スカイジムなど26種類の大型アスレチックがあります。こうした遊びを通して、体の使い方を覚えていくことができそう。

大きな芝生の広場「緑の千畳敷」

ウエルカムゲートから入って正面にある「緑の千畳敷」エリアは、直径300メートルの大きな芝生の広場。寝そべったり、走り回ったり、ボール遊びをしたりと、自由に過ごせます。写真手前に写っている家族が乗っているのは、緑の千畳敷を1周できる、2~4人乗りの車型自転車。4~11月の土日祝日にレンタルすることができます(有料)。

緑の千畳敷エリアの外側には、長短2コースの「芝ソリゲレンデ」があり、芝生の上をソリですべる爽快感を味わえます。コースの利用や、ソリの貸し出しは無料。

「花の丘」のバラ園エリア

また、3000平米もの「花の丘」エリアには、春はチューリップ、秋はコスモスが咲き誇るほか、800品種2400株のバラがある「ながおか香りのばら園」やアジサイ園など、四季折々の花を見ることができます。

また、30分に一度音楽に合わせて噴水が上がる「音楽噴水」や、バーベキューなどができる「野外炊飯広場」、古民家や水田といった里山の自然や文化を体験できる「里山フィールドミュージアム」など、見どころ満載。

冬期はソリやスキー・スノーボードなどができるゲレンデ、夏期はウォーターマシンガンや人力水車といった水遊び広場が利用できるなど、季節に合わせた遊びもできるので、1年中楽しめます。

Information

国営越後丘陵公園

address:新潟県長岡市宮本東方町字三ツ又1950-1
tel:0258-47-8001
access:関越自動車道長岡ICから車で約10分、JR長岡駅から越後交通バスで約40分
開園時間:4月~10月 9:30~17:00、11~3月 9:30~16:30
休園日:4~12月は月1回程度不定休、1~3月は月曜(祝日の場合は翌日)
入園料:大人450円、中学生以下無料、65歳以上210円
駐車料:普通車320円 ※12~3月は入園料・駐車料が無料
web:国営越後丘陵公園

②新潟県立こども自然王国【柏崎市】

柏崎市にある〈新潟県立こども自然王国〉は、「遊んだ人から王様だ」をコンセプトにした宿泊型の大型児童館。宿泊室やキャンプ場、ツリーハウス型の宿泊キャビンなどで宿泊しながら、豊かな自然の中で自然素材を最大限に活用した体験プログラム等、子どもが主役になれる施設です。

家族4人で「おもしろ自転車」に乗っている

屋外では、芝生に大型アスレチック遊具がある「わんぱく広場」や、大きなすべり台がついたUFOのかたちの遊具「UFOパラダイス」、複数人で乗れる「おもしろ自転車」(有料)などで遊ぶことができます。

「トンボとり」や「ひみつきち作り」など季節ごとの体験や、「遊び&学び&発見&原体験」がテーマの1泊2日の宿泊体験「ガルルキャンプ」なども定期的に行われています。

〈新潟県立こども自然王国〉の屋内施設外観

屋内施設には絵本とおもちゃのある幼児ルーム「クルルのへや」や、自然素材を使った工作ができる工作ルーム「ガルルのへや」、自由に入れて、夕ごはんのあとにも遊べる円形の体育館「プレイホール」、いろりでマシュマロ焼きができる、古民家を移築した体験工房「つぶらや」などがあり、ウォークラリーや工作など、多彩なプログラムを実施。

また、ファミリーレストラン「もりもり亭」で食事したり、売店でおみやげを買ったり、天然温泉で日帰り入浴したりもできます。

「高柳ガルルのスキー場」のゲレンデ

冬は「高柳ガルルのスキー場」がオープンし、雪遊びができるように。おだやかなゲレンデなのでスキーデビューにも最適。ソリ専用コースもあるので、小さな子どもも楽しめます。

「カヌー教室」の様子
カヌーに乗った子どもたち

夏は「カヌー教室」や「水辺の生き物探し」が開催されるなど、一年を通してさまざまな体験ができます。

Information

新潟県立こども自然王国

address:新潟県柏崎市高柳町高尾30-33
tel:0257-41-3355
access:関越自動車道越後川口ICまたは小千谷ICから車で約35分
開園時間:9:00~17:00(最終入場16:30)
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)
入館料:無料(体験料は有料)
web:新潟県立こども自然王国

③ラポルテ五泉【五泉市】

2021年にオープンしたばかりの〈ラポルテ五泉〉は、約2万4000平米の敷地に、床面積3700平米の建物と3つの広場をもつ交流拠点複合施設。音楽、演劇、バレエなどの公演が行われる「多目的ホール」や、会議やダンス教室にも使える「多目的室」、産直ショップやカフェテリアなどがあります。

ここで人気の施設は、木造建築を生かした「子どもの遊び場」。

〈ラポルテ五泉〉の「子どもの遊び場」

木の梁を利用したネット遊具や、木製の広いすべり台、クライミングウォールなどを備え、たくさん体を動かすことができます。対象年齢ごとにスペースが分けられているので、小さな子どもでも安心して遊べるのはうれしいですね。

産直ショップ「メルカートごせん」の店内

産直ショップの「メルカートごせん」では、地元農家の採れたて農産物をはじめ、特産品をとりそろえています。ニットや絹産業が盛んな五泉市のニット・シルクの展示即売コーナーもあり、型崩れしにくく美しいシルエットのニット製品を販売しています。

カフェテリアとニット・シルク展示即売コーナー

地元産の新鮮な野菜を中心に使ったメニューを提供しているカフェテリアは、ランチ休憩に最適。木のぬくもりを感じられる空間です。

子どもはのびのび遊び、大人は買い物を楽しむ。みんなが満足できるような休日を過ごせます。

Information

ラポルテ五泉

address:新潟県五泉市赤海863
tel:0250-41-1612
access:磐越自動車道安田ICから車で約10分
開館時間:9:00~22:00
産直ショップ・カフェテリア営業時間:10:00〜18:00
キッズエリア開放時間:9:00〜18:00、冬期(9~3月)は〜17:00
休館日:第2火曜、年末年始
入館料:無料
web:ラポルテ五泉

④湯沢高原スキー場/パノラマパーク【湯沢町】

子どもの雪山デビューなら、〈湯沢高原スキー場〉の「湯沢温泉ゆきあそびパーク」がおすすめ。JR越後湯沢駅から徒歩10分、温泉街にある全国有数の好立地のスキー場です。世界最大級、166人乗りの湯沢高原ロープウェイで、標高1000メートルの銀世界へ!

「湯沢温泉ゆきあそびパーク」

ゆきあそびパークにはスノーチュービングやスノーストライダー、エアーすべり台、ソリなどが備えられています(貸し出し無料)。

「100メートルフードつきスノーエスカレータ」

パーク中央には「100メートルフードつきスノーエスカレータ」があり、上りもラクラク。

雪景色の南魚沼を一望できる展望レストラン〈エーデルワイス〉や、アルプスの山小屋風の本格イタリアン〈アルピナ〉、スイーツや軽食を提供する〈雲の上のカフェ〉などの飲食店では、絶景とともにグルメを楽しめます。

また、4〜11月のグリーンシーズンには〈湯沢高原パノラマパーク〉としての営業も。

「湯沢高原ジップラインアドベンチャー」
「サマーボブスレー706」
「マウンテンゴーカート」

「湯沢高原ジップラインアドベンチャー」や、時速約30キロまで加速する「サマーボブスレー706」、アップダウンのあるコースを走る「マウンテンゴーカート」など、爽快なアトラクションが登場(すべて有料)。気持ちのいい緑のなかで、思いきり遊べます。

Information

湯沢高原スキー場/パノラマパーク

address:新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢490
tel:025-784-3326
access:関越自動車道湯沢ICから車で約5分、JR越後湯沢駅から徒歩で約10分
ロープウェイ運行時間:8:40~17:00、夏期は〜16:40
休場日:スキー場とパノラマパークの切り替え時。営業期間は無休
ロープウェイ付き ゆきあそびパーク券:大人3400円、子ども2300円
湯沢高原ロープウェイ往復:大人2600円、子ども1300円
web:湯沢高原スキー場/パノラマパーク

⑤うみてらす名立【上越市】

国道8号沿い、上越市の名立漁港に隣接する〈うみてらす名立〉は、「食べる」「くつろぐ」「遊ぶ」の3つが集まる複合施設として2000年に誕生。2008年には道の駅として認定されました。

〈うみてらす名立〉の遠景

新鮮な海産物を扱う〈食彩鮮魚市場〉や、海鮮レストラン〈海のだいどこや〉、オーシャンビューホテル〈光鱗〉など、さまざまなジャンルの施設を通して、目の前に広がる日本海を存分に感じられます。

〈名立の湯 ゆらら〉の浴場

ホテルとつながっている〈名立の湯 ゆらら〉は、お風呂好きにはたまらない施設。人工温泉システムで全国の有名温泉の成分を再現する「全国温泉湯めぐり風呂」や、日本海を一望できる「展望露天風呂」など7つのお風呂と高温サウナがあり、日帰り入浴もできます。

ウォータースライダーがある屋内プール

また、屋内外の2つのプールがあり、屋内にはウォータースライダーや流れるプール、屋外の中庭には日本海から水を引き込んだ海水プールが。どちらも夏期のみ営業。

家族4人で夕陽を眺めている

〈うみてらす名立〉は、日本海に沈む夕日が美しいスポットでもあります。家族で見るサンセットは、きっとすてきな思い出になりますね。

Information

うみてらす名立

address:新潟県上越市名立区名立大町4280-1
tel:025-531-6300
access:北陸自動車道名立谷浜ICから車で約3分、JR名立駅より徒歩約10分
営業時間:食彩鮮魚市場 9:00~18:00、名立の湯ゆらら 10:00〜21:00
定休日:第2水曜(ほかメンテナンス休館あり)
web:うみてらす名立

新潟県で子どもと遊ぼう

広大な国立公園や、さまざまな雪遊びができるスキー場、海に面した道の駅など、個性豊かなスポットが集まる新潟県。夏は海、冬は雪山など、季節ごとの自然環境を楽しむような遊びが詰まっています。

順番待ちの行列に長時間並んだり、人混みにもまれたりすることなく、のびのびと遊べる場所が多いのも魅力。新潟県では、子どもと過ごす休日が、もっと楽しくなりそうです。

credit | text:栗本千尋

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