テーマパークや公園、道の駅。
新潟県内で子どもとのびのび遊べるスポット5選
都会には新しいスポットが次々とできるけれど、どこも混んでいてゆっくりできない……。そんな経験をしたことのある人もいるのではないでしょうか。南北に細長く、海や山に広く接する新潟県は、子どもとのびのび遊べるスポットがたくさん! 都会にはない、広々とした自然豊かな環境があるのが魅力です。子どもは思いきり遊べて、大人は買い物や温泉を楽しんで……と、家族みんなが満足できるスポットを5つピックアップしました。
①国営越後丘陵公園【長岡市】
新潟県長岡市にある〈国営越後丘陵公園〉は、標高80~240メートルのゆるやかな丘陵地に、面積約400ヘクタールもの敷地を持つ国営公園。ここでは、変化に富んだ地形や、豊かな自然環境を生かしながら、子どもたちが楽しめる遊び場を整備しています。
1番人気は「ふわふわドーム」。白い山型の巨大なトランポリンで、とんだりはねたり。
「遊具エリア」には、ローラーすべり台やターザンロープ、スカイジムなど26種類の大型アスレチックがあります。こうした遊びを通して、体の使い方を覚えていくことができそう。
ウエルカムゲートから入って正面にある「緑の千畳敷」エリアは、直径300メートルの大きな芝生の広場。寝そべったり、走り回ったり、ボール遊びをしたりと、自由に過ごせます。写真手前に写っている家族が乗っているのは、緑の千畳敷を1周できる、2~4人乗りの車型自転車。4~11月の土日祝日にレンタルすることができます(有料)。
緑の千畳敷エリアの外側には、長短2コースの「芝ソリゲレンデ」があり、芝生の上をソリですべる爽快感を味わえます。コースの利用や、ソリの貸し出しは無料。
また、3000平米もの「花の丘」エリアには、春はチューリップ、秋はコスモスが咲き誇るほか、800品種2400株のバラがある「ながおか香りのばら園」やアジサイ園など、四季折々の花を見ることができます。
また、30分に一度音楽に合わせて噴水が上がる「音楽噴水」や、バーベキューなどができる「野外炊飯広場」、古民家や水田といった里山の自然や文化を体験できる「里山フィールドミュージアム」など、見どころ満載。
冬期はソリやスキー・スノーボードなどができるゲレンデ、夏期はウォーターマシンガンや人力水車といった水遊び広場が利用できるなど、季節に合わせた遊びもできるので、1年中楽しめます。
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②新潟県立こども自然王国【柏崎市】
柏崎市にある〈新潟県立こども自然王国〉は、「遊んだ人から王様だ」をコンセプトにした宿泊型の大型児童館。宿泊室やキャンプ場、ツリーハウス型の宿泊キャビンなどで宿泊しながら、豊かな自然の中で自然素材を最大限に活用した体験プログラム等、子どもが主役になれる施設です。
屋外では、芝生に大型アスレチック遊具がある「わんぱく広場」や、大きなすべり台がついたUFOのかたちの遊具「UFOパラダイス」、複数人で乗れる「おもしろ自転車」(有料)などで遊ぶことができます。
「トンボとり」や「ひみつきち作り」など季節ごとの体験や、「遊び&学び&発見&原体験」がテーマの1泊2日の宿泊体験「ガルルキャンプ」なども定期的に行われています。
屋内施設には絵本とおもちゃのある幼児ルーム「クルルのへや」や、自然素材を使った工作ができる工作ルーム「ガルルのへや」、自由に入れて、夕ごはんのあとにも遊べる円形の体育館「プレイホール」、いろりでマシュマロ焼きができる、古民家を移築した体験工房「つぶらや」などがあり、ウォークラリーや工作など、多彩なプログラムを実施。
また、ファミリーレストラン「もりもり亭」で食事したり、売店でおみやげを買ったり、天然温泉で日帰り入浴したりもできます。
冬は「高柳ガルルのスキー場」がオープンし、雪遊びができるように。おだやかなゲレンデなのでスキーデビューにも最適。ソリ専用コースもあるので、小さな子どもも楽しめます。
夏は「カヌー教室」や「水辺の生き物探し」が開催されるなど、一年を通してさまざまな体験ができます。
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③ラポルテ五泉【五泉市】
2021年にオープンしたばかりの〈ラポルテ五泉〉は、約2万4000平米の敷地に、床面積3700平米の建物と3つの広場をもつ交流拠点複合施設。音楽、演劇、バレエなどの公演が行われる「多目的ホール」や、会議やダンス教室にも使える「多目的室」、産直ショップやカフェテリアなどがあります。
ここで人気の施設は、木造建築を生かした「子どもの遊び場」。
木の梁を利用したネット遊具や、木製の広いすべり台、クライミングウォールなどを備え、たくさん体を動かすことができます。対象年齢ごとにスペースが分けられているので、小さな子どもでも安心して遊べるのはうれしいですね。
産直ショップの「メルカートごせん」では、地元農家の採れたて農産物をはじめ、特産品をとりそろえています。ニットや絹産業が盛んな五泉市のニット・シルクの展示即売コーナーもあり、型崩れしにくく美しいシルエットのニット製品を販売しています。
地元産の新鮮な野菜を中心に使ったメニューを提供しているカフェテリアは、ランチ休憩に最適。木のぬくもりを感じられる空間です。
子どもはのびのび遊び、大人は買い物を楽しむ。みんなが満足できるような休日を過ごせます。
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④湯沢高原スキー場/パノラマパーク【湯沢町】
子どもの雪山デビューなら、〈湯沢高原スキー場〉の「湯沢温泉ゆきあそびパーク」がおすすめ。JR越後湯沢駅から徒歩10分、温泉街にある全国有数の好立地のスキー場です。世界最大級、166人乗りの湯沢高原ロープウェイで、標高1000メートルの銀世界へ!
ゆきあそびパークにはスノーチュービングやスノーストライダー、エアーすべり台、ソリなどが備えられています(貸し出し無料)。
パーク中央には「100メートルフードつきスノーエスカレータ」があり、上りもラクラク。
雪景色の南魚沼を一望できる展望レストラン〈エーデルワイス〉や、アルプスの山小屋風の本格イタリアン〈アルピナ〉、スイーツや軽食を提供する〈雲の上のカフェ〉などの飲食店では、絶景とともにグルメを楽しめます。
また、4〜11月のグリーンシーズンには〈湯沢高原パノラマパーク〉としての営業も。
「湯沢高原ジップラインアドベンチャー」や、時速約30キロまで加速する「サマーボブスレー706」、アップダウンのあるコースを走る「マウンテンゴーカート」など、爽快なアトラクションが登場(すべて有料)。気持ちのいい緑のなかで、思いきり遊べます。
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⑤うみてらす名立【上越市】
国道8号沿い、上越市の名立漁港に隣接する〈うみてらす名立〉は、「食べる」「くつろぐ」「遊ぶ」の3つが集まる複合施設として2000年に誕生。2008年には道の駅として認定されました。
新鮮な海産物を扱う〈食彩鮮魚市場〉や、海鮮レストラン〈海のだいどこや〉、オーシャンビューホテル〈光鱗〉など、さまざまなジャンルの施設を通して、目の前に広がる日本海を存分に感じられます。
ホテルとつながっている〈名立の湯 ゆらら〉は、お風呂好きにはたまらない施設。人工温泉システムで全国の有名温泉の成分を再現する「全国温泉湯めぐり風呂」や、日本海を一望できる「展望露天風呂」など7つのお風呂と高温サウナがあり、日帰り入浴もできます。
また、屋内外の2つのプールがあり、屋内にはウォータースライダーや流れるプール、屋外の中庭には日本海から水を引き込んだ海水プールが。どちらも夏期のみ営業。
〈うみてらす名立〉は、日本海に沈む夕日が美しいスポットでもあります。家族で見るサンセットは、きっとすてきな思い出になりますね。
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新潟県で子どもと遊ぼう
広大な国立公園や、さまざまな雪遊びができるスキー場、海に面した道の駅など、個性豊かなスポットが集まる新潟県。夏は海、冬は雪山など、季節ごとの自然環境を楽しむような遊びが詰まっています。
順番待ちの行列に長時間並んだり、人混みにもまれたりすることなく、のびのびと遊べる場所が多いのも魅力。新潟県では、子どもと過ごす休日が、もっと楽しくなりそうです。
credit | text:栗本千尋