AI育児相談やスキマバイトマッチング。
育児中に役立つ新潟県内のITサービス
目次
子育て世帯にとって、行政サービスは心強い味方。
ただ、豊富なサービスがあっても情報になかなかたどり着けなかったり、窓口の開いている時間が限られていたり、いざ手続きに行っても「あれ持ってくるのを忘れた!」なんて慌てたりと、利用のハードルが高いのが玉にキズですよね。
でも最近、状況が少しずつ変わってきています。コロナ禍を経て、日常生活に深く関わる行政サービスにデジタル化の必要性が再認識され、各自治体でさまざまなITサービスが展開されるようになりました。これによって、これまでより気軽に行政サービスを利用できるようになっているのです。
新潟県でも、暮らしをもっと快適にするためのユニークなITサービスが続々と登場しています。
深夜も休日も、困ったら即相談できる
子育てAIチャットボット〈Bebot〉
2023年12月に新発田市が導入したAIチャットボット〈Bebot〉は、自然な会話を通して育児に関する情報を24時間365日提供してくれる、デジタル上の“育児なんでも相談窓口”。
例えばBebotに「初めての妊娠で必要なことは?」と尋ねると、妊娠したら必要な行政手続きを教えてくれるほか、給付金に関する情報や、ぷれママぷれパパ教室(マタニティ教室)の案内もしてくれます。
会話調なので、開口一番「妊娠は喜びとともに不安や疑問もいっぱいですよね」と寄り添ってくれ、途中、「ママの体調はいかがですか?」と尋ねてくれるなど、気遣いも完璧。「育児がしんどい」と話しかけると、「子育てで、こんなときどうすればいいんだろう?ってことありますよね」と共感してくれたうえで、相談窓口を教えてくれました。
そのほかには、遊び場、急病、かかりつけ医、健康診断、保育園入園、児童クラブ、発達相談などについての問い合わせが多く寄せられているそう。
パソコン、スマートフォン、タブレット端末など、デバイスを問わずにブラウザから利用でき、特定アプリのインストールが不要な点も大きな魅力です。
核家族化や地域のつながりの希薄化によって保護者が孤立してしまったり、子育てに関する不安を抱えた人たちが地域の支援にうまくつながれなかったりする課題を解決するために導入された〈Bebot〉。
休日や夜間でも困ったときにすぐ相談できて、産後の不安定な気持ちにもやさしく寄り添ってくれるAIチャットボットがあれば、育児の相談がもっと気軽にでき、前向きでいられる時間が増えそうです。
Information
新発田市子育てAIチャットボット
web:新発田市子育てAIチャットボット
- 1
- 2