【新潟の家族の肖像2024】
子育てファミリーの家族写真を
〈みなとぴあ〉で撮影しました | Page 2
目次
「おせんべいを食べている姿が好き」
case03:新潟市 山口佑貴、麻子、栞那(かんな)
最近、佑貴さんの地元であり、住み慣れている西蒲区に家を建てたばかりの山口さんファミリー。以前に住んでいた借家から広い家に引っ越しました。佑貴さんの実家に近くなり、おじいちゃんおばあちゃんも喜んでお世話をしてくれるそうです。
角田山の麓にある上堰潟公園によく行くそう。遊具もありますが、栞那ちゃんは動物が大好き。ヤギに触れ合って楽しんでいます。またお魚も大好きで〈マリンピア日本海(新潟市水族館)〉も欠かせないとか。
栞那ちゃんはすこし「場所見知り」しがちなお年頃。それゆえ特別な場所に行くよりは、近所で遊ぶほうが楽しいと両親ともに声を揃えます。
「仕事が早く終わったときには、保育園に迎えに行って、家の周りを散歩して歩いています」と佑貴さん。麻子さんも「近くの公園に一緒に座って、栞那が大好きなおせんべいを食べている姿を見ているのが幸せだなと思います」といいます。
絵に書いたような家族の風景が想像できます。意外と身近なところに幸せは転がっているのかもしれません。栞那ちゃん、はじめての家族写真、いかがでしたでしょうか。
サカナやペンギンに「こんにちは!」
case04:三条市 長谷川諒(まこと)、由佳、大地、翔
あっという間に大きくなるこどもたち。そこでなるべくたくさん家族写真を撮っておきたいと参加してくれた長谷川ファミリー。結婚してから、諒さんのご実家で暮らしています。
「それなりの広さもあるし、庭もあります。マンションやアパートだとこどもの騒音や声が出ないように気にしてしまうと思うんですが、今は大泣きしても構わない。そういう点は戸建てであることに感謝しています」と由佳さん。
翔くんがまだ小さいので、あまり遠出をすることはないといいますが、先日〈マリンピア日本海〉に行ったときは、サカナやペンギンに「こんにちは!」と挨拶をしていたという大地くん。そんな姿を見て「連れてきてよかった」といいます。
「いつもは公園で自由に走り回っている大地を見ているとかわいいと思いますね。これからは雨などが多くなりますが、室内でも一緒にくっついて体操したりじゃれあったりするだけで楽しいです」と話す諒さん。
長谷川ファミリーの地元・三条市は滝沢亮市長が就任してから、遊び場や子育て支援センターを充実させるなど、子育て関連の施策に力を入れています。
「市長と子育てママたちの座談会などを開催していて、私も参加したことあります。子育てにおいて特に不足は感じません」
また新潟県の子育て施策のひとつ「新潟県こむすび定期」に、翔くんの分を申し込んだといいます。使える制度などはしっかりと把握しながら、子育てを楽しんでいるようです。
今回は撮影が11月だったということもあり、これから雨・雪のシーズンを迎える新潟県としては、みなさん室内での遊び場の話になりました。もちろんそんな地域性をとらえて、新潟県には室内スポットも豊富。
また今年は2歳前後のお子さんの参加が多かったため、遠出して特別な体験をするというよりは、普段の暮らしのなかで十分に楽しんでいるという話が印象に残っています。まだまだ親と触れ合っているのが一番楽しい年齢、家や子育て環境が充実しているからこそ、いいコミュニケーションが生まれ、それがそのまま家族写真の笑顔につながっているようでした。
credit | text:にいがたのつかいかた for Family編集部 photo:ただ(ゆかい)
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