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新潟県内の“屋内”こどもの遊び場6選 | Page 3
目次
2025年、ついにオープン!
最新の屋内こども遊び場情報
続いては、2025年に“リニューアルオープン”、または“新設”された、ふたつの屋内遊戯場をご紹介します。
⑤キッズマジック【柏崎市】
柏崎市のショッピングモール〈フォンジェ〉内に設置され、25年以上にわたり市民に愛されてきた〈キッズマジック〉が、2025年4月1日(火)にリニューアルオープンしました。
〈キッズマジック〉はもともと民間企業が運営してきた屋内遊戯場。こどもの遊び場の充実を求める市民の声を受け、2024年に柏崎市が市営化することになり、整備が進んできました。

今回のリニューアルでは、遊具はすべて新調され、利用料はこども・大人ともに無料に。“木のぬくもり”が感じられる遊び場をテーマに、遊具、フローリング、ローテーブル、荷物置きの棚などに柏崎産の杉材がふんだんに使用されています。
遊具の選定には、こどもたちの声も取り入れたという同施設。大型ウッドバンク(すべり台)、複合立体遊具、ボルダリング、ネット遊具など、ダイナミックに遊べる遊具が充実。


また、車椅子でも入場できるようにスロープを導入し、バリアフリー化。インクルーシブ遊具として、多様なこどもが座って遊べる回転遊具も導入されています。
体をたっぷり動かせるものも、落ち着いて遊べるものもあり、年齢、体格、障がいの有無などにかかわらず、さまざまな遊びのニーズに対応しています。


また、壁で区切られ乳幼児が安心して過ごせる「乳幼児エリア」、おままごとや知育玩具などで静かに遊びたいこども向けの「静かな遊びエリア」も完備。こどもたちが走り回るのも許可されている遊び場だからこそ、こうした配慮のある設計はうれしいですね!

こどもたちを見守る保護者の過ごしやすさも考慮され、各所に椅子やソファー、クッションベンチがたくさん設置されています。さらには食事スペースも用意されており、ごはんやお菓子の持ち込みが許可されているというのは、保護者にとってもうれしいポイント。
走り回ってOK、飲食OKなど、寛容なサービスは〈キッズマジック〉の大きな特徴です。ショッピングモールでのお買い物も楽しみながら、1日たっぷり過ごしてみては?
Information
4クール入替制
第1クール:10:00~12:00
第2クール:12:00~14:00
第3クール:14:00~16:00
第4クール:16:00~18:00
※それぞれ終了時間の10分前に退出開始
※混雑状況によって入れ替えをしない場合あり
休館日:1月1~2日、水曜
利用料:無料
対象年齢:乳幼児~小学6年生
駐車場:フォンジェ館内に無料立体駐車場あり
設備:遊戯スペース、トイレ、多目的トイレ(フォンジェ館内)、オムツ替え室、授乳室、ロッカー
車椅子利用:可
バリアフリー:対応
注意事項:保護者同伴で利用。持ち込んだ飲食物などのゴミは原則持ち帰り。
web:柏崎市|キッズマジック
⑥うさぎもちハレラテつばめ【燕市】
クラウドファンディング型ふるさと納税で建設費の多くをまかなうなど、燕市民をはじめ、県内外から大きな注目を集めた燕市の〈うさぎもちハレラテつばめ〉が、2025年9月6日(土)にグランドオープンを迎えました。
地上2階建て、延べ床面積は約1500平方メートルの広さを誇る同館。「よちよちひろば」「すくすくひろば」「わいわいひろば」という、こどもの年齢・体力・遊び方に合わせて3つにゾーニングされた1階と、広範囲に張り巡らされたネットを登ったり、トンネルをくぐったりしながら、スリル満点に遊べる2階とで構成されています。

0~2歳を主な対象とした「よちよちひろば」は、やわらかい床素材、緩やかなすべり台、クッションブロックなどの遊具を設置。ハイハイの赤ちゃんも安全に過ごすことができる広場です。

3~5歳を主な対象とした「すくすくひろば」は、ロープや足がかりのついた大型の木製すべり台が設置され、駆け上がったり、すべり降りたりして遊べるスペース。マグネット付きのソフトブロックは、お城やおうちをつくるなど、こどもの思いのままに造形を楽しむことができます。

そして、主に6歳以上を対象とした「わいわいひろば」には、クライミングウォールや、同館オリジナルの大型エア遊具を設置。これら各遊具は定期的に入れ替えられ、何度も来館するこどもが飽きないための配慮もなされています。


そして、こどもだけでなく大人も一緒になっておもいっきり遊べるのが、2階に広がるネット遊具。ネット同士をつなぐトンネル、ミノムシネット、吊り橋など、ユニークな仕掛けも。

また、同館の中央に位置し、こどもの見守りスペースとして機能する「みんなのひろば」には、ネットブランコ、ハンモックチェア、絵本コーナーなど、障がいの有無にかかわらず楽しめるインクルーシブな遊具やスペースも完備されています。

建設前には市民を交えたワークショップを実施したという同館。こどもの見守りスペースの充実、男性も使えるオムツ替えスペースの設置といった市民の意見が施設内にさまざまに反映されていることも大きな特徴です。
訪れる際はWebサイトからの事前予約がおすすめ。平日は午前と午後、土・日曜・祝日は1時間半ごとの総入れ替え制となります。燕市民は入館無料、市外在住の方でもこども400円、大人300円という良心的な価格設定も魅力です。
〈新潟のつかいかた〉では、同館をもっと詳しくご紹介した記事「燕市で話題の室内遊び場〈うさぎもちハレラテつばめ〉ってどんなところ?」を公開中! こちらも併せてご覧ください。
Information
平日:午前、午後の2クール制
午前:9:00~12:30
午後:13:30~17:00(7、8月は18:00)
土・日曜・祝日:1クール90分の4クール制
第1クール:9:00~10:30
第2クール:11:00~12:30
第3クール:13:30~15:00
第4クール:15:30~17:00(7、8月は18:00)
休館日:毎月5の倍数日(5・10・15・20・25・30日) ※土・日曜・祝日を除く、年末年始(12月29日~1月3日)
入館料:こども400円、大人300円(※燕市に住所を有する人及び市内の団体は全額免除)
対象年齢:0歳~小学6年生とその保護者
駐車場:239台(屋根つき86台、屋根なし153台、無料)、駐輪場17台
設備:遊戯スペース、交流スペース、トイレ、多目的トイレ、オムツ替え室、授乳室、ロッカー、事務室
車椅子利用:可
バリアフリー:対応
注意事項:利用には事前予約がおすすめ。予約が定員に達していない場合のみ、当日券の利用が可能。必ず保護者同伴で利用。利用の際は公式サイトの「利用案内」を確認。
web:燕市|うさぎもちハレラテつばめ
Instagram:@harerate_tsubame
「子育てに優しい新潟県」をスローガンに、さまざまな子育て支援や施策に力を入れている新潟県。その取り組みは県内の各市町村にも波及し、近年は「屋内こどもの遊び場」が各地に続々とオープンしています。新潟で子育てをする場合、このようなスポットが充実していると心強いですよね! また、観光などで訪れた際のこどもの遊び場としても活用してみてはいかがでしょうか。
credit | text:林貴代子










