family-nc-indoor-playground-mt1-paged3

無料で遊べるスポットや、最新の遊び場情報も!
新潟県内の“屋内”こどもの遊び場6選 | Page 3

2025.1.15

2025年、ついにオープン! 
最新の屋内こども遊び場情報

続いては、2025年に“リニューアルオープン”、または“新設”された、ふたつの屋内遊戯場をご紹介します。

⑤キッズマジック【柏崎市】

柏崎市のショッピングモール〈フォンジェ〉内に設置され、25年以上にわたり市民に愛されてきた〈キッズマジック〉が、2025年4月1日(火)にリニューアルオープンしました。

〈キッズマジック〉はもともと民間企業が運営してきた屋内遊戯場。こどもの遊び場の充実を求める市民の声を受け、2024年に柏崎市が市営化することになり、整備が進んできました。

〈キッズマジック〉の施設案内図
遊戯場の面積がリニューアル前の約2倍(1585平方メートル)に拡大された〈キッズマジック〉。その広さを生かしてのびのび遊べる場を提供したいと、こどもたちが場内で走り回るのもOKとしています。

今回のリニューアルでは、遊具はすべて新調され、利用料はこども・大人ともに無料に。“木のぬくもり”が感じられる遊び場をテーマに、遊具、フローリング、ローテーブル、荷物置きの棚などに柏崎産の杉材がふんだんに使用されています。

遊具の選定には、こどもたちの声も取り入れたという同施設。大型ウッドバンク(すべり台)、複合立体遊具、ボルダリング、ネット遊具など、ダイナミックに遊べる遊具が充実。

山のような形をした遊具「ウッドバンク」
写真手前の遊具はウッドバンク。右奥の複合立体遊具ともに、柏崎産の杉材を使ったオリジナル遊具です。
床と壁がネットになっている遊具
バランス感覚が養われるネット遊具。

また、車椅子でも入場できるようにスロープを導入し、バリアフリー化。インクルーシブ遊具として、多様なこどもが座って遊べる回転遊具も導入されています。

体をたっぷり動かせるものも、落ち着いて遊べるものもあり、年齢、体格、障がいの有無などにかかわらず、さまざまな遊びのニーズに対応しています。

回転遊具で遊ぶこどもたち
こどもたち同士で、座る役・回す役を分担して遊べる回転遊具。
エアトランポリンで遊ぶ女の子
こどもに大人気のエアトランポリン。

また、壁で区切られ乳幼児が安心して過ごせる「乳幼児エリア」、おままごとや知育玩具などで静かに遊びたいこども向けの「静かな遊びエリア」も完備。こどもたちが走り回るのも許可されている遊び場だからこそ、こうした配慮のある設計はうれしいですね!

乳幼児エリアでカメラに笑顔を向けるこども
乳幼児エリアには、小さなすべり台、小型迷路、絵本なども。

こどもたちを見守る保護者の過ごしやすさも考慮され、各所に椅子やソファー、クッションベンチがたくさん設置されています。さらには食事スペースも用意されており、ごはんやお菓子の持ち込みが許可されているというのは、保護者にとってもうれしいポイント。

走り回ってOK、飲食OKなど、寛容なサービスは〈キッズマジック〉の大きな特徴です。ショッピングモールでのお買い物も楽しみながら、1日たっぷり過ごしてみては?

Information

キッズマジック

address:新潟県柏崎市東本町1-15-5(柏崎ショッピングモール・フォンジェ1階)
tel:0257-20-0010(キッズマジック)
開館時間:10:00~18:00

4クール入替制
第1クール:10:00~12:00
第2クール:12:00~14:00
第3クール:14:00~16:00
第4クール:16:00~18:00
※それぞれ終了時間の10分前に退出開始
※混雑状況によって入れ替えをしない場合あり

休館日:1月1~2日、水曜
利用料:無料
対象年齢:乳幼児~小学6年生
駐車場:フォンジェ館内に無料立体駐車場あり
設備:遊戯スペース、トイレ、多目的トイレ(フォンジェ館内)、オムツ替え室、授乳室、ロッカー
車椅子利用:
バリアフリー:対応
注意事項:保護者同伴で利用。持ち込んだ飲食物などのゴミは原則持ち帰り。
web:柏崎市|キッズマジック 

⑥うさぎもちハレラテつばめ【燕市】

クラウドファンディング型ふるさと納税で建設費の多くをまかなうなど、燕市民をはじめ、県内外から大きな注目を集めた燕市の〈うさぎもちハレラテつばめ〉が、2025年9月6日(土)にグランドオープンを迎えました。

地上2階建て、延べ床面積は約1500平方メートルの広さを誇る同館。「よちよちひろば」「すくすくひろば」「わいわいひろば」という、こどもの年齢・体力・遊び方に合わせて3つにゾーニングされた1階と、広範囲に張り巡らされたネットを登ったり、トンネルをくぐったりしながら、スリル満点に遊べる2階とで構成されています。

〈うさぎもちハレラテつばめ〉の「みんなのひろば」
全体を見渡せる大きな吹き抜けになっている同館。写真中央の木製ベンチが置かれた「みんなのひろば」は、それぞれ違う広場で遊ぶこどもにも目が行き届く、保護者の見守りスペースとして機能しています。(photo:歸山芳文(SIIKS))

0~2歳を主な対象とした「よちよちひろば」は、やわらかい床素材、緩やかなすべり台、クッションブロックなどの遊具を設置。ハイハイの赤ちゃんも安全に過ごすことができる広場です。

すべり台などが置かれた「よちよちひろば」
(photo:歸山芳文(SIIKS))

3~5歳を主な対象とした「すくすくひろば」は、ロープや足がかりのついた大型の木製すべり台が設置され、駆け上がったり、すべり降りたりして遊べるスペース。マグネット付きのソフトブロックは、お城やおうちをつくるなど、こどもの思いのままに造形を楽しむことができます。

「すくすくひろば」
(photo:歸山芳文(SIIKS))

そして、主に6歳以上を対象とした「わいわいひろば」には、クライミングウォールや、同館オリジナルの大型エア遊具を設置。これら各遊具は定期的に入れ替えられ、何度も来館するこどもが飽きないための配慮もなされています。

クライミングウォールや大型エア遊具が設置された「わいわいひろば」
コース型の「わいわいひろば」の大型エア遊具
写真は、燕市のご当地玩具「つばめっ子かるた」の絵柄がプリントされたエア遊具。『ごんぎつね』『手ぶくろを買いに』などの絵本挿絵で知られる、新潟市出身の絵本画家・黒井健さんによるイラストです。(photo:歸山芳文(SIIKS))

そして、こどもだけでなく大人も一緒になっておもいっきり遊べるのが、2階に広がるネット遊具。ネット同士をつなぐトンネル、ミノムシネット、吊り橋など、ユニークな仕掛けも。

山状になったネット遊具で遊ぶ女の子とお父さん
高低差が約3メートルもあるネット遊具。こどもも、大人も、汗だく!(photo:歸山芳文(SIIKS))

また、同館の中央に位置し、こどもの見守りスペースとして機能する「みんなのひろば」には、ネットブランコ、ハンモックチェア、絵本コーナーなど、障がいの有無にかかわらず楽しめるインクルーシブな遊具やスペースも完備されています。

絵本コーナーで絵本を読む男の子とお母さん
「みんなのひろば」に設置された、ハンモックチェアと絵本コーナー。(photo:歸山芳文(SIIKS))

建設前には市民を交えたワークショップを実施したという同館。こどもの見守りスペースの充実、男性も使えるオムツ替えスペースの設置といった市民の意見が施設内にさまざまに反映されていることも大きな特徴です。

訪れる際はWebサイトからの事前予約がおすすめ。平日は午前と午後、土・日曜・祝日は1時間半ごとの総入れ替え制となります。燕市民は入館無料、市外在住の方でもこども400円、大人300円という良心的な価格設定も魅力です。

〈新潟のつかいかた〉では、同館をもっと詳しくご紹介した記事「燕市で話題の室内遊び場〈うさぎもちハレラテつばめ〉ってどんなところ?」を公開中! こちらも併せてご覧ください。

Information

うさぎもちハレラテつばめ

address:新潟県燕市大曲2984-1
tel:0256-77-8225(燕市役所 こども政策部 こども未来課)
開館時間:9:00~17:00(7、8月は18:00)

平日:午前、午後の2クール制
午前:9:00~12:30
午後:13:30~17:00(7、8月は18:00)

土・日曜・祝日:1クール90分の4クール制
第1クール:9:00~10:30
第2クール:11:00~12:30
第3クール:13:30~15:00
第4クール:15:30~17:00(7、8月は18:00)

休館日:毎月5の倍数日(5・10・15・20・25・30日) ※土・日曜・祝日を除く、年末年始(12月29日~1月3日)
入館料:こども400円、大人300円(※燕市に住所を有する人及び市内の団体は全額免除)
対象年齢:0歳~小学6年生とその保護者
駐車場:239台(屋根つき86台、屋根なし153台、無料)、駐輪場17台
設備:遊戯スペース、交流スペース、トイレ、多目的トイレ、オムツ替え室、授乳室、ロッカー、事務室
車椅子利用:
バリアフリー:対応
注意事項:利用には事前予約がおすすめ。予約が定員に達していない場合のみ、当日券の利用が可能。必ず保護者同伴で利用。利用の際は公式サイトの「利用案内」を確認。
web:燕市|うさぎもちハレラテつばめ
Instagram:@harerate_tsubame

「子育てに優しい新潟県」をスローガンに、さまざまな子育て支援や施策に力を入れている新潟県。その取り組みは県内の各市町村にも波及し、近年は「屋内こどもの遊び場」が各地に続々とオープンしています。新潟で子育てをする場合、このようなスポットが充実していると心強いですよね! また、観光などで訪れた際のこどもの遊び場としても活用してみてはいかがでしょうか。

credit | text:林貴代子

よく読まれている記事

よく読まれている記事