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【横澤夏子 新潟子育てトークセッション】
考え方の方向転換が大事!?
新潟での子育て支援&魅力を語る

2024.12.18

2024年10月28日(月)、東京・銀座にある新潟情報館〈THE NIIGATA〉にて、新潟県糸魚川市出身のお笑いタレント・横澤夏子さんを迎えた「『子育てに優しい新潟県』アンバサダー横澤夏子と一緒に子育て本音トークセッション」が開催されました。

3部制で進行した本企画。第1部・第2部のトークセッションでは、一般応募者の中から抽選で当選した子育てファミリーと新婚カップルが、それぞれ横澤さんと「子育ての本音」や「新潟の魅力」を語り合いました。その模様はレポートとして公開中! ぜひそちらもご覧ください。

今回のトークイベントを撮影・配信中のスマートフォン画面
今回のトークイベントは、会場観覧とインスタグラムのライブ配信のハイブリッドで開催。

そして第3部では、一般の方から集まった「子育てのお悩みや相談」、新潟県在住者からの「新潟での子育てでよいところ」などのお便りに横澤さんがコメントしながら、「子育てに優しい新潟県」アンバサダーとしておすすめしたい新潟県の取り組みや施策を紹介。そのトークの模様や、横澤さんが語ったコメントをご紹介します!

会場に設けられたキッズスペースで遊ぶ幼児とお母さん
会場には子連れファミリーも複数名来場し、設置したキッズスペースでこどもと遊びながら話に耳を傾ける参加者の姿もありました。

リノベ住宅がお得に! 
子育てのハード面にも支援の手

今回のイベント会場には、限定10組の観覧者も来場。そのほとんどが小さなこども連れのパパ・ママさん。そんな観覧者から事前に寄せられたこの質問からスタートしました。

質問・お便り 1通目

こどもはかわいいですが、子育てしていると、特にワンオペのとき「はぁーーっ」という気持ちになることがあります。そういうときにギャン泣きされると、私はつられて気持ちが落ちがちなのですが、いつも楽しく子育てされていそうな横澤さん、一瞬で気分を入れ替える技があれば教えてほしいです!!
(みー)

気を張った状態が続く、小さなこどもの育児。ワンオペならなおさら心休まる時間が持ちづらくなるもの。4歳、3歳、1歳という三姉妹のママである横澤さんも、質問者の状況に共感します。一瞬で気分を入れ替えるには? という質問には「自分自身の機嫌のとり方を数種類持つようにしている」と語ります。

「例えば、こどもたちにごはんをあげるとき、自分も空腹だとイライラしてしまうので、大好きなシュークリームを“吸って”から、ごはんにするんですね。飲むゼリーみたいにカスタードクリームをギューッと吸って(笑)、皮もバーッと食べて。そうするとちょっとお腹が満たされて、気持ちが爆発することがなくなるんですよね」

とユニークな気持ちの切り替え術を紹介。こどもが大騒ぎするときは「1回リセットしよう!」と家中の電気を消してみたり、「今日のこの一幕、忘れない!!」と大変だった出来事を夫に共有すると誓ったりしながら、なんとかやり過ごすのだそう。

事前に寄せられた質問に回答する横澤夏子さん

また「保育園の連絡帳のネタにしよう!」と思うことも、気持ちの切り替えになるという横澤さん。

「爆発しそうになっても、『明日の連絡帳にこのことを書けばいいんだわ……!』と思うことで、気持ちの逃げ道になったりするんですよね。連絡帳に書くときはポップな文章にしてみたり。そうすると、悩みも俯瞰して見ることができるんです。保育園の先生からのお返事もうれしいし、インスタグラムで『#今日の連絡帳』として投稿するとフォロワーさんたちからも共感のコメントをもらえて。私だけじゃない! という安心感を得ています」

自分自身の気持ちが少しでも楽になる手段はなにか。それらをいくつか用意しておくことで、心の拠り所ができるという横澤さん。

「ただね、その渦中にいるとやっぱり大変なんですよね……。まずはみなさん、シュークリームを吸ってみてください! めちゃくちゃ幸せな気持ちになりますから!」

質問・お便り 2通目

都内に住んでいて、小学生の娘と幼稚園の娘がいます。部屋が狭く引っ越したいのですが、転校を考えると近くがいいものの、家賃が高くて。もっと広い家でのびのび育てたい気持ちもあります。仕事の関係ですぐには無理ですが、実家のある新潟に空き家があるので、移住も考えてはいます。
(田舎育ちで都会の子育て)

家族が増えたり、成長したりするなかで、悩みの種となるのが「家」のこと。家族の変化に伴って広い家に引っ越せば、当然家賃も上がります。

金銭的な問題、近隣への生活音の配慮など、住居に関しては多くの子育てファミリーが気がかりに感じてしまうことのひとつではないでしょうか。

「でも、新潟に空き家があるってめちゃくちゃボーナスステージじゃないですか!? それでいうと『子育てに優しい新潟県』アンバサダーとしてお伝えできるものがあります!」

と横澤さんが紹介したのは、2024年度にスタートしたばかりの補助制度『にいがた安心こむすび住宅』。

この事業は、新潟県内にある築10年以上の「空き家」をリノベーションし、子育てしやすい住宅として販売する場合、事業者や施工した工務店などに対して、県が最大350万円の補助を行うというもの。

例えば空き家を、こどもの転倒・転落といった事故防止、シックハウス対策、団らんしやすい子育て環境の確保、家事負担の軽減、不審者の侵入防止など、こどもの安全性を考慮した家に改修されます。

子育てに優しい家や間取りについてコメントする横澤さん
「昔のお家だと段差があったりするので、フルフラットに改修されるといいですね。あと玄関からすぐ洗面台に行ける動線がある家がいいな。なんなら玄関先に手洗い場がほしいくらいです」と横澤さん。

この補助金は工務店や販売事業者への給付となりますが、事業者は住宅販売価格や施工費を引き下げることができ、子育て・若者夫婦世帯への間接的な経済支援につながります。

詳しい情報は〈にいがたのつかいかた for Family〉で公開した記事「住宅関連の補助事業まとめ」をご参照ください。

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