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無料で遊べるスポットや、最新の遊び場情報も!
新潟県内の“屋内”こどもの遊び場6選

2025.1.15

海水浴、キャンプ、スキー場といった豊かな自然環境でのアクティビティや、テーマパーク、大型公園など、野外で楽しむスポットが充実している新潟県。過去には「こどもとのびのび遊べるスポット5選」にて新潟全域の人気スポットをご紹介しました。

一方で、夏・冬ともに降水量が多く、冬季は雪が積もる地域も多い同県。近年は猛暑日も増加傾向にあり、こどもの野外活動の機会が限られてしまうことも。そんなとき、“屋内”で遊べるスポットは重宝しますよね。

そこで今回は、新潟県内の「屋内遊戯施設」6スポットをピックアップ。最新遊具が無料で利用できる施設、インクルーシブ遊具を導入した施設、2025年にオープン予定の施設など、各遊び場の特徴や魅力をご紹介します。

新潟の屋内こどもの遊び場といえば、
やっぱりここ!

まずは、新潟県の屋内こどもの遊び場といえば名が挙がり、今や地域には欠かせない人気スポットとなった2施設をピックアップ。

①プレイラボみつけ【見附市】

2023年7月に誕生した、見附市の〈プレイラボみつけ〉。主に小学校高学年のこどもを対象としたダイナミックな大型遊具、本やマンガの図書スペース、学習や工作スペースなど、放課後の時間や休日が充実するような遊び場&憩いの場です。

〈プレイラボみつけ〉の外観
(photo:今井達也)

エントランスで靴を脱ぎ、受付をしてまず目に飛び込んでくるのは、大階段に据え付けられた本棚とベンチスペース。棚には本、マンガ、絵本がずらり。気になった1冊を手にとって、そのままベンチに座って読んでもOK。

大階段に据え付けられた本棚
本やマンガの多くは地域の人が寄贈したもの。階段には車椅子の昇降機も取り付けられています。(photo:今井達也)

大階段をはさんで右側は、ダイナミックに遊べる吹き抜けのプレイスペース。1階にはネット遊具、クライミングウォール、球技スペース、竹馬やなわ飛びなどを楽しむスペースが用意されています。2階にあがると、競技用のネットトランポリンも!

1階から2階へとつながるネットトンネル
1階のプレイスペース。このネットトンネルを伝って2階に行くこともできます。(photo:今井達也)
〈プレイラボみつけ〉2階のネットトランポリン
1階のネットトンネルを登っていくと、奥のスペースに到達。手前は5人まで乗れるネットトランポリン。(photo:今井達也)

また、階段をはさんで左側は、飲食が可能な会議・休憩スペース。ここでおもちゃで遊んだり、絵本を読んだりするのもよさそうです。机や椅子、ソファーがいくつも用意されており、ゆったり過ごせるのがうれしい。

広々としたスペースにテーブルと椅子のセットやソファなどが配置されている
休憩スペース。飲食も可能です。近くには手洗い場、多目的トイレ、ロッカー、そして電子レンジも完備!(photo:今井達也)
積み木やミニカー、楽器や知的玩具が置かれた一角
(photo:今井達也)

その2階には、さまざまな端材、道具、絵の具などが用意されたものづくりスペースが。また、自由にお絵描きができる黒板や、静かに読書・宿題・勉強ができるスペースも用意されています。

たくさんの工作台とスツールが置かれた、ものづくりスペース
ものづくりスペース。市役所から出た廃材や、市民から寄贈されたものなど、さまざまな素材やアイテムが用意されており、それらを使って自由に工作ができます。(photo:今井達也)

ほかにも、ピアノ・木琴・鉄琴・ハンドベルなどが自由に使える防音の音楽室、困りごとを支援員に打ち明けられる相談室も。アクティブな子も、静かに過ごしたい子も、幅広く受け入れる設備が整っています。

これらの遊具やレイアウトを提案したのは「キッズサポーター」と呼ばれる同市のこどもたち。見附市では、こどもの権利を保障し、こども主体の取り組みを強化する「こども・子育てどまんなか条例」が制定されています。〈プレイラボみつけ〉でも、開館前からキッズサポーターに遊具や施設の在り方を検討・議論してもらい、その声を施設に反映してきました。今後もこどもたちとともに施設をアップデートさせていくといいます。

Information

プレイラボみつけ

address:新潟県見附市学校町2-1-4
tel:平日 0258-62-1700(見附市こども課)、土・日曜・祝日 0258-94-5511(プレイラボみつけ)
開館時間:平日 15:00~17:45、土・日曜・祝日 10:00~16:00、夏休みなどの長期休業日(平日) 10:00~17:45

休館日:12月29日~1月3日
入館料:無料
対象年齢:主に小学生(特に高学年)(未就学児は保護者同伴でご利用ください)
駐車場:平日は駐車場(6台)は主に送迎用。土・日曜・祝日は建物裏側の駐車場を利用可。
設備:遊戯スペース、交流スペース、トイレ、多目的トイレ、オムツ替え室、授乳室、ロッカー、事務室
車椅子利用:
バリアフリー:対応
注意事項:主に小学生(特に高学年)の利用を想定した施設のため、未就学児、見守りや支援が必要なこどもは保護者が同伴。
web:見附市|プレイラボみつけ

②ラポルテ五泉【五泉市】

2021年10月にオープンした五泉市の交流拠点複合施設〈ラポルテ五泉〉。コンサートや演劇などを楽しむ「多目的ホール」や、地域の特産品・産業品などが購入できる「産直ショップ」など、地域の文化や産業を発信する場、芸術や学びの場、地域の憩いの場として、五泉市民を中心に親しまれています。

館内には「子どもの遊び場」という0~12歳までを対象とした無料の屋内遊び場も設置されています。3~12歳向けの遊戯スペースと、0~3歳のこどもを対象とした幼児スペースの、ふたつの区画にゾーニングされています。

まず、3~12歳を対象とした遊戯スペースで目を引くのは、大きな木製すべり台と、天井に張り巡らされたネット遊具。

〈ラポルテ五泉〉の大きな木製すべり台と、天井に張り巡らされたネット遊具
〈ラポルテ五泉〉の館内には五泉産の木材がふんだんに使われています。(photo:今井達也)
きれいにカラーリングされたすべり台の下の空間
すべり台の下の空間。こどもたちがたっぷり駆け回れる構造に。(photo:今井達也)

高さがあるネット遊具はスリル満点! ネットのトンネルを進んでいくと、五泉市を見渡せる展望空間に到達。大人は入れない、こどもだけの秘密のスペースです。

ネット遊具で遊ぶこどもたち
ユラユラと足元が不安定なネット遊具は、バランス感覚が養われたり、高所へ立ち向かう勇気やチャレンジ精神も育まれるのだとか。(photo:今井達也)

ほかにも、モニターに映る自分の姿をさまざまに着せ替えさせて遊ぶARデジタルサイネージもあり、こどもたちに人気。

ARデジタルサイネージで遊んでいるこども
ヒーロー服、戦闘服、ドレスなど、自分自身をさまざまに着せ替えて楽しむARデジタルサイネージ。(photo:今井達也)

0~3歳児専用スペースには、クッション性のある小さな山や、トンネル、ぬいぐるみなどが用意されており、ハイハイの赤ちゃんもたっぷり体を動かせます。

「子どもの遊び場」のすぐ横には、オムツ交換台のある多目的トイレや授乳室も。小さなこどものいるファミリーにも配慮されたレイアウトがうれしい!

トンネル型遊具などが置かれた0~3歳児専用スペース
0~3歳児専用スペース。(photo:今井達也)

遊び場から一番近いエントランスを出ると、屋外の遊び場につながっています。天気のいい日は屋内外を行き来しながら遊んでもよさそうですね。

お腹がすいたら、地場の新鮮食材を使ったメニューを展開する「カフェテリア」へ。ランチ&おやつメニューが充実しています。お隣の「産直ショップ」には、五泉産のお米や野菜のほか、のっぺ汁、ひゃんで汁、特産品の里芋を使ったコロッケ、地元スイーツといった郷土土産も販売。また、婦人ニットにおいて生産高日本一を誇る五泉ニットや、シルク製品も並びます。

産直ショップ「メルカートごせん」店内
産直ショップ「メルカートごせん」。新潟駅などの大型土産店では見かけない、五泉市生まれのグルメ、加工品、お酒、特産品、産業品など、目新しい一品に出合えるはず!(photo:今井達也)

オープン以降、大人気スポットとなった「子どもの遊び場」。混雑する週末は入場制限が行われ、整理券を配布することも多々。公式サイトの画面右側には「子供の遊び場混雑状況」が表示され、混雑していなければ水色、混雑気味だとオレンジ色、整理券配布になると赤色となります。訪れる際にはぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

Information

ラポルテ五泉

address:新潟県五泉市赤海863
tel:0250-41-1612
開館時間:9:00~ 夏季(4~8月)は18:00まで、冬季(9~3月)は17:00まで(ラポルテ五泉の開館時間は9:00~22:00)

休館日:第2火曜、年末年始
入館料:無料
対象年齢:0~12歳
駐車場:約160台(無料)
設備:遊戯スペース、交流スペース、トイレ、多目的トイレ、オムツ替え室、授乳室、ロッカー、産直ショップ、カフェテリア、多目的ホール など
車椅子利用:
バリアフリー:対応
注意事項:混雑時は利用時間制限や人数制限を実施。
web:ラポルテ五泉
Instagram:@laportegosen

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