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「3世代同居が多い」
「離婚率が低い」
データで見る、新潟県の家庭環境

2023.9.13

新潟県の家庭は、全国的にみても仲がいい!? 新潟県の総務部統計課が出している「新潟県あれこれ全国ベスト5」をはじめとするデータをもとに、家庭にまつわる項目をピックアップしてみました。

3世代同居率が3位

3世代6人家族のイラスト

都会では核家族化が進み、祖父母と親、子世代が同居する3世代同居は減っていますが、新潟県ではどうなのでしょうか……?

実は、新潟県の3世代同居率は10.5%と、全国3位(2020年の総務省統計局「国勢調査結果」)。10世帯に1世帯くらいの割合の家族が、3世代で暮らしているようです。

妊娠・出産を機に、地元や実家へUターンする人もいます。すると3世代同居やそれに近い環境が生まれるためでしょうか? 子どもの頃に3世帯同居だった人は、同じように考え、自分が大人になったら3世代で暮らす。そんなサイクルが醸成されているようです。

また、新潟県では1世帯あたりの人数が2.4人と、全国4位(2023年の総務省自治行政局「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」)。この数字からもやはり3世代同居率の高さがうかがえます。

人口1000人あたりの離婚率の低さが4位

手をつないでいる夫婦のイラスト

新潟県では、人口1000人あたりの離婚率が1.21件と、全国4位の低さです(2021年の厚生労働省政策統括官「人口動態統計(確定数)の概況」)。新潟県は夫婦円満の家庭が多いといえそうですね。

夫婦といえども、もとは他人同士のふたり。居心地のいい家庭にするためには、お互いの協力なしには成り立ちません。新潟の人たちはそうやって互いに譲歩しながら、夫婦円満な家庭を築いているのではないでしょうか。なにより、両親の仲が良ければ、子どもも安心して暮らすことができますね。

子どもがいろいろな世代と触れ合える

新潟県は夫婦円満な仲良し家族が多い! といえそうな調査結果となりました。夫婦での共働き家庭が増えている昨今ですが、3世代同居では家事や育児を祖父母に手伝ってもらえたり、住居の取得費用などを抑えられたりといったメリットが。また、祖父母世代は孫の成長を近くで見られますし、子どもにとってもあらゆる年齢層の人と関わることが、情操教育に良い影響を与えそうです。

credit | text:栗本千尋 illustration:killdisco

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