Snow Peakでキャンプをしながら移住体験!
三条市のファミリー向け移住体験ツアー | Page 2
目次
先輩移住者との懇親会も
体験ツアーレポート
今回のツアーのプログラムはこちら! 自然体験から教育施設の見学まで充実の1泊2日です。
〈三条市ファミリー向け移住体験モニターツアー
at Snow Peak HEADQUARTERS〉のプログラム
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1日目
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時間内容
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11:15JR燕三条駅に集合
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11:30〈回転寿司 鼓響 燕三条店〉で昼食
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13:00〈Sanjo森のようちえん〉を見学
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14:15スーパーで食材買い出し
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15:30〈Snow Peak HEADQUARTERS〉に到着
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17:00先輩移住者ファミリーと交流&夕食
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19:00宿泊
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2日目
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時間内容
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10:00〈Snow Peak HEADQUARTERS〉を出発
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10:30自然体験
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12:30〈道の駅 漢学の里 しただ〉で昼食
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14:30三条市立嵐南小学校を見学
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15:15図書館等複合施設〈まちやま〉を見学
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16:00〈まちやま〉で解散
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燕三条駅に集合! 子育て支援施設では驚きの連続

JR燕三条駅に集合すると、その足で〈回転寿司 鼓響 燕三条店〉へ移動し、日本海の海鮮に舌鼓。時間に少し余裕があった伊比さんご家族は、隙間時間を活用して子育て拠点施設〈あそぼって〉にも行きました。
「よく行く公園では遊具を使うのにも並ぶのが当たり前ですが、今日はそんなストレスを感じることもなく満喫できました! 無料で入れて、こんなに広いなんて……驚きの連続です!」(伊比さん)
そのあとにお邪魔した〈Sanjo森のようちえん〉では、居合わせた利用者が丁寧に施設の特徴をレクチャーしてくれるうれしい偶然も! 三条市大崎山の麓にあるこの幼稚園では、こどもたちが全身で自然を感じながら、好奇心や探究心を育める環境が整っています。

〈Sanjo森のようちえん〉は、みんなでご飯をつくったり、キャンプをしたり、山の中へ散歩にでかけたり。年長さんになるとナイフやロープの使い方まで学びます。「ソリ遊びができる冬は特に楽しいですよ!」と利用者が幼稚園の魅力を教えてくれました。地域の人々の温かさに、心がほっこり癒やされます。
大自然が広がる〈Snow Peak〉でキャンプ体験
キャンプ用の食材を購入し、ツアーの目玉であるキャンプ場へ。たどり着いた先は、アウトドアメーカー〈Snow Peak〉の本拠地、〈Snow Peak HEADQUARTERS Campfield(スノーピーク ヘッドクォーターズ キャンプフィールド)〉です。
広大なキャンプ場の周囲には、温浴施設・食事処・宿泊施設・ショップを備えた複合型リゾート〈Snow Peak FIELD SUITE SPA HEADQUARTERS〉も併設していて、一日中楽しめます。
テントを設営していると、気持ちのいい秋晴れから徐々にオレンジ色に染まっていく夕焼けの空がこの上なくきれいでした。

「私たちが住んでいる青森では日の出ばかり見ていたから、新潟に行ったら日の入りを見たいと思っていたんです。キャンプ初心者ですが、このツアーに参加できて本当に良かったです」(豊川さん)
辺りを楽しそうに走り回るこどもたちと山々に沈んでいく夕日を見ながら、参加者の豊川さんは喜びを噛みしめていました。

先輩移住者の言葉に耳を傾けよう

キャンプの準備が完了したら先輩移住者との交流の時間です。今回は、2010年にUターン移住をした塩森さんが参加しました。

「都会での子育て中に田舎が恋しくなって移住を決意しました。最近はスパークリングワイン好きが高じて、スパークリングワインと手づくりおつまみのお店を始めたばかり。好きなことを自分らしく楽しめる。移住者の起業にも優しい支援が三条市にはあります」(塩森さん)
移住後の暮らしで一番気になるのは「子育て環境!」と即答していた参加者に、自身の体験を交えながら「私が移住した当時よりも移住者へのサポートが手厚くなったように感じます。子育て支援施設が多く、周囲からの協力を得られやすい三条市は子育て中のご家族にぴったりです」とアドバイスを送ります。
和やかな雰囲気で交流を楽しんだあとは、夕食に自由時間。敷地内には広々としたスパやカフェもあり、リラックスしたひとときを過ごせます。あっという間にツアー1日目が終了。
2日目も外遊びに学校見学!
清々しいキャンプ場の朝を迎えると、〈剣謙心(つるぎけんしん)ベースキャンプ〉に移動してバギー体験に大はしゃぎ。
三条市下田地区にある笹巻集落では、鯉の餌やりや収穫体験にもチャレンジして、地元農家さんと触れ合いました。
「子育て世帯がどんどん減っているので、集落を未来へつなげるためにも若い人たちが移住してくれたらうれしい!」という農家さんの言葉に心揺さぶられる一幕もありました。


〈道の駅 漢学の里 しただ〉で昼食を食べると、午後からは三条市内にある教育施設の見学に向かいます。
訪れたのは、三条市が全市的に導入する小中一貫教育校のひとつ〈三条市立嵐南小学校〉と、図書館・科学教育センター・鍛治ミュージアム・カフェなどが複合している施設〈まちやま〉です。ふたつの教育施設を見学することで、具体的に三条市での生活のイメージが高まったようです。
最終目的地〈まちやま〉で、この日のツアーは解散。多彩な自然体験を通じて、こどもたちはツアー開始時よりも何だか頼もしい表情に。大人だけでなくこどもにとっても、思い出深い移住体験となったようでした。
移住体験ツアーを終えて知った
「三条市のいいところ」
あっという間の2日間でしたが、参加者のみなさんにはそれぞれに興味関心が湧いた「三条市のいいところ」があったようです。
それぞれの視点で三条市の魅力を発見

「偶然にも大好きな建築家・隈研吾さんがデザインした建物も見ることができて大満足です。地元の方々の温かい対応にも感動しっぱなしでした。もっと新潟のことを知りたいです!」と豊川さん。
「移住後の暮らしについて聞いてみたい」と目を輝かせていた伊比さんは、ツアー後も満面の笑みを見せてくれました。

「先輩移住者の『三条市は人と人の距離感が近い』という言葉にとても納得しました。私自身は茨城の田舎町で育ったので、近所づき合いのある環境がいいなと思っていて。子育て支援が充実している三条市は子育てに最適ですね。古民家リノベーションにも興味があるので、もう少し詳しく調べてみようと思います」(伊比さん)
アウトドア体験を楽しみながら情報収集ができた2家族。ツアーが終わる頃には、すっかり三条市のファンになっていました。
人々をつなぐ、移住コンシェルジュの想い
移住コンシェルジュとして2日間ツアーに同行していた久田剛寛さんは記事の冒頭で触れた先輩移住者のひとり。第1回「三条市ファミリー向けモニター移住体験」に参加したあと、東京から新潟へ移住した方です。自身の体験談を交えながら三条市ライフの魅力を教えてくれました。

「三条市は大人にも、こどもにも、いいことづくしの住環境があります。とはいえ、移住コンシェルジュはいいことばかりを言うのが仕事ではありません。しっかりデメリットにも触れつつ、それ以上にたくさんあるメリットを伝えていきたいです」(久田さん)
移住体験ツアーの企画立案から携わってきた、きら星株式会社の三浦佑太郎さんは「ツアーが終わっても参加者のみなさんとの関係は続いていきます」と語ります。

「ツアー終了後、参加者からは『地域で暮らす人とのコミュニケーションが印象的だった』という声がたくさん挙がりました。移住の最後の決め手となるのは『どんな人に出会うか』です。これから開催するモニターツアーも、すてきな出会いを創出できるように継続していくのでお楽しみに!
移住に関する情報はもちろん、地元企業への就職支援もしているので、ツアー後も頼っていただけたらうれしいです」(三浦さん)
まとめ:子育て世代の地方移住。新潟だけでも候補はたくさん
移住体験ツアーは、その地域の文化や特色を知る絶好の機会。三条市のほかにも、新潟県内には移住体験ツアーを実施している市町村が数多くあります。
「三条市では次回のモニターツアーの参加者も募集しています!今回は一児のパパでもあり、美しい爪切りの製造・販売で海外にも進出している諏訪田製作所で働く先輩移住者にお話を伺います。移住する前の話、移住後の生活の様子を聞くだけでなく、ものづくりのまち・三条市の魅力も感じていただけたらと思います」(三条市・諸橋さん)
ファミリーの地方移住には、不安はつきもの。まずは気軽に移住体験ツアーに参加して、子育てしやすい新潟県を体感してみてください。
Information
【移住定住支援サイト】三条で暮らす。(三条市公式)
新潟県内での移住体験ツアーに関する問い合わせ
新潟県しごと定住促進課U・Iターン就業促進班
tel:025-280-5635
mail:ngt050050@pref.niigata.lg.jp
credit | text:松永春香(CREER Niigata) photo:今井達也(ナナイログラフ)
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