新潟のご当地グルメ「カラフル焼きそば」
旅の醍醐味といえば、やっぱりご当地グルメ。新潟県はお米にお酒、海の幸、見た目も味わいも多彩なラーメンなど、「おいしい」のバラエティが豊富なところも魅力のひとつ。
数々ある新潟ならではのご当地グルメの中から今回は、4色すべてを制覇した人はきっと少ない「カラフル焼きそば」をピックアップ! 間違いなく食べたことをネタにできるような、新潟ならではのローカル色豊かな料理です。
【 糸魚川ブラック焼きそば 】
イカスミの旨みが広がる真っ黒グルメ〈月徳飯店〉
「糸魚川市の新たな名物を!」という思いから、糸魚川市内の飲食店や旅館などの有志で結成された〈糸魚川うまいもん会〉によって考案されたご当地グルメです。
名前の通り、イカスミを使って真っ黒に仕上げたコクと旨みのある焼きそばで、インパクトはかなりのもの。糸魚川沖では年間を通してイカがとれることから、イカを使ったグルメにたどり着いたのだとか。
糸魚川市内の飲食店で提供していて、なかでも〈月徳飯店〉で提供されるものは、特製の辛みソースとマヨネーズ、さらに別添えで豆板醤が用意され、深みのある味を堪能できます。食後は口まわりが真っ黒になってしまうので、鏡でチェックするのを忘れずに。
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【 上越ホワイト焼きそば 】
雪山をイメージした真っ白なあんがポイント〈王華飯店〉
戦国武将・上杉謙信のふるさととして知られ、新潟県内でも降雪量が多い上越市。そんな上越市の冬をイメージして生まれたのが「謙信公 義の塩ホワイト焼きそば」です。
「糸魚川ブラック焼きそば」に続くかたちで誕生し、上越産コシヒカリの米粉を30%ほど含むモッチリとした生麺を使った海鮮塩焼きそばがベース。ベースを守ればアレンジも可能なため、チーズや魚醤など、各店ごとの個性が光る味わいに仕上がっています。
〈王華飯店〉のホワイト焼きそばはエビ、イカ、ホタテといった具材を贅沢に使い、鶏ガラや地場産の野菜から丁寧にとった清湯スープからつくる、雪山をイメージした真っ白な中華あんが特徴です。
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【 妙高赤倉温泉レッド焼きそば 】
見た目と裏腹の“辛くない”真っ赤な焼きそば〈みよしや〉
見た目にも鮮やかなこの真っ赤な焼きそばは、妙高市にある「赤倉」という地名にちなんだご当地グルメです。実は先に紹介したふたつの焼きそばとともに「上越三色同麺(同盟)」が結ばれたことでも話題になりました。
赤倉温泉街のメインストリートに建つ食堂〈みよしや〉は、レッド焼きそばを生み出した元祖店。見るからに辛そうですが、実はまったく辛みはなく、妙高市の特産品である高原トマトや赤パプリカを使った特製レッドソースで色づけしたものなのです。
中央の温泉卵を崩し、全体をしっかりと混ぜてから食べるのがおすすめ。開湯200周年を迎えた赤倉温泉に立ち寄った際にはぜひ。
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【 魚沼グリーン焼きそば 】
3色だけじゃない! 4色目の緑の焼きそば〈よしみや〉
魚沼といえば、いまや世界的に有名なコシヒカリの産地。冬は深い雪に覆われますが、その雪解け水が豊かな緑を育みます。そんな緑豊かな魚沼をイメージしたご当地グルメが、魚沼グリーン焼きそばです。
この緑色の麺は、魚沼市のそば店〈よしみや〉さんの自家製。魚沼産コシヒカリの米粉と、笹団子と同じくヨモギを練り込んでいるため、鮮やかな緑色に仕上がっています。この特製麺をたっぷりの野菜やキノコと一緒に炒め、仕上げにさっとお酢で味を調えて完成。
まずはそのまま、その後に別添えのマヨネーズを全体にかけて食べるのが常連さんの食べ方です。お昼から夜まで通しの営業なので、忙しい時間を避ければのんびりと食事を楽しめます。
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credit edit:Komachi編集部