新潟のつかいかた

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六日町でグルメ歩き!
おいしい「地のもの」で、
体も心も満たす夜 Posted | 2021/03/31

今回私が訪れたのは、南魚沼市にある自然豊かな温泉地「六日町」。

今年の冬は各地で記録的な大雪となり、豪雪地域に住む方々は大変な思いをされたかと思います。ただ、暖かいところで育った私にとって、雪は、ワクワクした気持ちを呼び起こしてくれるもの。今回訪問した冬の終わりの六日町でも、2メートル以上の高さに積もった雪を目の当たりにして、思わず心躍ってしまいました。

今日は、そんな雪景色の六日町で体験したおいしいものをご紹介します。

夜の「六日町」グルメ歩き、スタート!

新潟県といえば、清らかで豊かな名水の地。そして、名水から生まれたお米と日本酒が有名な食の宝庫でもあります。つまり、お酒、特に日本酒が好きな私にとってはまさに天国!

今回は、贅沢な和空間で郷土料理が楽しめる〈なにわ茶屋〉、地元魚沼の食材を味わえる居酒屋さん〈魚沼炉端焼き 鮮極〉、そして、スタイリッシュな古民家ホテル〈ryugon〉内のバーの3軒を堪能しました。

南魚沼産のお米に感激! 地のものが堪能できる〈なにわ茶屋〉

1軒目は、六日町駅から歩いてすぐの〈なにわ茶屋〉。

なにわ茶屋の外観

私の旅行先での一番の醍醐味は、「地のもの」をいただくこと。

ここ〈なにわ茶屋〉は、そんな新潟の食材をふんだんに使用した郷土料理を提供してくれるお店です。予算を伝えてお願いすると、その日に入った新鮮な食材でお任せの料理を用意してくれます。

シードルで乾杯

並んだお料理を目の前に、まずはシードルで乾杯〜〜〜!

盛り付けられた11品の料理

お食事は、きれいな彩りの11品。いずれも佐渡産の「南蛮海老まるごとロースト」や、「南蛮海老 神楽南蛮塩麹漬け」、「真牡蠣佃煮」などなど、どれもお酒に合いそうなものばかり。

なかでも「新潟県五泉市産 里芋絹乙女・南魚沼産 ふきのとう西京味噌」は、とろっとした里芋にふきのとうのほろ苦さがマッチして、とっても上品なお味! ひと口で食べてしまったことを後悔するくらいおいしかったです。

「新潟に来たからには、おいしい日本酒を飲む以外に選択肢はない!」と、ここでしか味わえない日本酒、八海醸造〈魚沼で候〉と、八海山しぼりたて原酒〈越後で候〉青ラベルも、食事と一緒に楽しみました。

南魚沼産のコシヒカリとドライふきのとう

最後はお待ちかね、南魚沼産のコシヒカリ。お米がこんなにおいしいなんて知りませんでした。かめばかむほど甘みが出てくるので、飲み込んでしまうのがもったいないくらい。

そこに「ドライふきのとう」を砕いて、お塩と一緒にいただきます。

贅沢で上品な新潟の幸を存分に堪能し、1軒目にしてすでに大満足。幸せな気分で2軒目へ向かいます。

Information

【なにわ茶屋】
address:新潟県南魚沼市六日町92-6
tel:025-772-3787
access:
営業時間:17:00~23:00(22:30L.O.、ドリンク 22:30L.O.)
定休日:不定休、年末年始
web:なにわ茶屋 ホームページ

苦手なジビエを克服!? お魚もお肉もおいしい〈魚沼炉端焼き 鮮極〉

2軒目に訪れたのは、〈魚沼炉端焼き 鮮極〉。

クラフトジン〈ROKUMOJI〉のボトル

いただいたお酒は、新潟発、6つの植物からつくられたクラフトジン〈ROKUMOJI〉です。

このボタニカルジンは、長岡市・魚沼市のクロモジと佐渡市のアテビの間伐材、十日町市で加工したりんごの芯、日本最北のお茶処・村上市のほうじ茶など、新潟の森林・素材・技術が融合し、生まれたもの。ふわっと香る木の香りと、さわやかですっきりとした味わいが特徴です。

お造りの盛り合わせ

そして、お待ちかねのお刺身! こちらは、南魚沼産コシヒカリの藁で炙った「さわらのお刺身」と、お酒の名前で有名な〈八海山〉の名を冠する「八海山サーモンの昆布締め」。どれも新鮮で、地元だからこそ味わえるものばかりです。

炙られたイノシシの肉

こちらのお肉、何の肉だと思いますか?
実はこれ、イノシシの肉なのです。食べられないものはほとんどない私が、唯一苦手な“ジビエ”。恐る恐る口の中へ入れてみると……、

「おいしい!」

驚くことに、私が苦手なジビエの獣臭が、まったくなかったんです。しかも、すごくジューシー。まるで豚肉のようなお味でした。このお肉のおかげで、ジビエ嫌いを克服できちゃうかもしれません。

Information

【魚沼炉端焼き 鮮極】
address:新潟県南魚沼市六日町104
tel:025-788-0098
営業時間:17:00~23:00(22:00L.O.、ドリンク 22:30L.O.)
定休日:火曜
web:魚沼炉端焼き 鮮極 ホームページ

ラグジュアリーな古民家ホテルのBARで、自家製の果実酒を

満腹・ほろ酔い状態で、この日のお宿〈ryugon〉へ到着。

ryugonのバースペース

温泉に入ったあとは、宿併設のBARへ。ここでは、支配人自らがとってきたという、山菜や木の実を漬けたお酒が味わえます。

杏仁香(あんにんご)酒のソーダ割り

こちらは、ウワミズザクラの花のつぼみ「杏仁香(あんにんご)」のお酒。ほんのり香る杏仁豆腐のような香りと、甘くないすっきりとしたお味が特徴です。

そのほか、ウドの根のお酒や梅酒、レモン酒などもおすすめですよ。

Information

【ryugon】
address:新潟県南魚沼市坂戸1-6
tel:025-772-3470
access:JR上越線六日町駅東口から徒歩約20分またはタクシー約6分 越後湯沢駅前〈HATAGO井仙〉より定時送迎あり※予約制
web:ryugon ホームページ

春には山菜料理も 別の季節も楽しみな南魚沼グルメ

1泊2日の南魚沼の旅、本当にあっという間でした。この地には、まだまだ私の知らない魅力がたくさんあるはず。

今回は雪が多く、まだ山菜採りができませんでしたが、雪がとけて春になったら、山菜採りと春の味覚を堪能しに、また南魚沼を訪れるぞ! と強く誓った旅でした。

Kanaさん

Profile Kana

Instagram|@kana0210kana 
福岡生まれ、東京在住OL。旅行・食べ歩きが趣味。いつか47都道府県制覇するのが夢。インスタグラマーとしても活動中。