いつもの週末より少し早起きをして上野駅から新幹線に乗り、1時間半ほどで到着したのは、子どもの頃、家族で毎週のようにスキーを楽しみに訪れていた「越後湯沢」。
駅のロータリーを抜けると、雪国ならではの冷たい風が頬に当たります。そこからさらにシャトルバスに揺られること約10分。
辿り着いたのは、総面積236ヘクタール、リフト数13基、高低差664メートルと関越道沿線上トップクラスのスケールを誇る〈石打丸山スキー場〉です。
手ぶらで楽ちん! 私服にブーツで準備完了
シャトルバスを降り、中央口のリゾートセンターに入ると受付があり、スキー・スノーボードの道具や、お洒落なスノーウェアなどがレンタルできます。ただし、ゴーグルや帽子は貸し出していないので、売店で購入するか自分のお気に入りを持参するのを忘れずに。
これなら、週末の天気を見つつ、コンディションのいい日に新幹線に飛び乗って手ぶらで雪山へ、なんてことも可能になりそうです。
ちなみに今回は「滑らない雪山遊び」がテーマなので、スノーブーツのレンタルと、ゴンドラ往復券とスノーガーデン入場券、オリジナルタンブラーがついた〈スノーガーデンセット〉(当日券3000円)を購入。
着てきたニットワンピースにスノーブーツといういでたちで、ゲレンデへと向かいます。
高級車のようなゴンドラに乗って、見晴らしのいい場所へ
ゲレンデへの移動手段は、チェア型リフトとキャビン型ゴンドラが交互にやってくる世界最新鋭型のコンビリフト〈サンライズエクスプレス〉。
これなら、スキーヤーはリフトを利用し、滑らない私はゴンドラを利用すればいいので、混雑もなく快適です。
颯爽と乗り込んだキャビン型ゴンドラは、座り心地の良い高級車のようなラグジュアリーさ。とにかく驚くほど揺れず、静かでスピーディーでした。
あっという間に到着しゴンドラから降りると、越後三山と呼ばれる八海山・越後駒ヶ岳・中ノ岳が目の前に広がります。太陽に照らされてくっきりと存在感を放つ美しい姿に、思わず深呼吸……。
どこを切り取っても美しい! 透明のスノードームで楽しむ雪山の絶景
絶景に囲まれつつ向かったのは、ヨーロッパの山岳リゾートをイメージした〈オーストリアスノーハウス〉。
ここで、今シーズンできたばかりというスノードームテント&テラスの予約確認をし、特典のオリジナルタンブラーを受け取ります。
スノーハウスから3分歩くと、かまくら型のドームテントが並ぶ〈スノーガーデン〉に到着。
越後三山の雪景色を一望する透明なドームテントは、暖房、家具、Wi-Fiが完備され、まさに雪上のグランピング! 透明度が高いので、気が済むまで絶景を眺めることができます。
とにかくどこを切り取っても美しく、撮影が楽しい!
スノードームの先には、赤い椅子が設置されたスノーテラスがあり、ここで存分に雪山の風を感じることができます。雪山のテラスなんて、ナイスアイデア!
暖炉横で味わう、ビールとパンケーキと雪景色
1時間ほどたっぷり雪と遊んだあとは、〈オーストリアスノーハウス〉へ戻り、人気メニューの「雪山のパンケーキ」と生ビールをいただきます。
お洒落な暖炉と雪山のパノラマを眺めていると、異国に来たような気分に。
雪山で飲むビールのおいしさと、アツアツできたての「雪山のパンケーキ」のやさしい甘さが、心とおなかを満たしてくれます。
次に来るときは朝イチでスキーを楽しんで、午後になったら普段着に着替えて、ビールを飲みながら暖炉を眺めつつゆっくり過ごすのもいいなぁ。
ゲレンデから眺める、新潟の山々の美しさ、力強さ、空気のおいしさ……。こんな体験がスマートにできるなんて、いい時代になりました。
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Profile 本間 瞳(ほんま ひとみ)
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東京都在住。エンゲル係数高め、おひとり様も得意な働く女子。平日は会社員として主にベンチャー企業のバックオフィスの立ち上げをしつつ、主に週末を利用して旅のインフルエンサーとしてツインズで活動しています。