新潟のつかいかた

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「にいがた酒の陣」の予習に!
東京・銀座の
新潟アンテナショップ
〈THE NIIGATA〉で
各蔵のお酒をチェック Posted | 2025/02/27

2025年3月8日(土)~9日(日)に開催が予定されている「にいがた酒の陣2025」。東京に構える新潟のアンテナショップ〈銀座・新潟情報館THE NIIGATA(以下、THE NIIGATA)〉では、「にいがた酒の陣2025」に出展予定の酒蔵の商品を数多く取りそろえています。そこで、イベントに参加予定の人は予習ができるよう、イベントに行けない人は「にいがた酒の陣2025」の気分が味わえるよう、〈THE NIIGATA〉のチーフを務める横山謙次さんに、店舗2階の〈THE SAKE Stand〉で販売されるお酒のなかから注目の5蔵を紹介してもらいました。

「にいがた酒の陣」最多出展蔵のひとつ、
佐渡島の〈尾畑酒造〉

〈尾畑酒造〉の5種類の日本酒のボトルが並ぶ
左から〈佐渡千年の杉 純米吟醸〉(1200円)、〈真野鶴 1892 純米大吟醸〉(2200円)、〈真野鶴 大吟醸 万穂〉(5500円)、〈超 BLACK 辛口 純米大吟醸原酒〉(2750円)、〈真野鶴 純米吟醸 朱鷺と暮らす〉(1870円)。

1892年に佐渡島の旧・真野町(現・佐渡市真野新町)で尾畑与三作によって創業された〈尾畑酒造〉。佐渡といえば絶滅危惧種の朱鷺(とき)が舞うほど、空気の澄んだ自然豊かな場所です。〈尾畑酒造〉ではこの環境を守るべく佐渡市による「朱鷺と暮らす郷づくり認証米」制度に則り、さらに「牡蠣殻農法」を用いた減農薬・減化学肥料栽培を行った酒米〈越淡麗〉や、佐渡産の酒造好適米〈五百万石〉を用い、佐渡ならではの淡麗でやわらかな日本酒を醸しています。

代表銘柄の〈真野鶴〉は全国新酒鑑評会など、数々のコンテストで賞を受賞。〈THE NIIGATA〉には手に取りやすい200円台の〈真野鶴 辛口鶴 本醸造 朱鷺ラベルカップ〉から、桐箱入りの高級酒〈真野鶴 大吟醸 万穂〉まで幅広くそろいます。

日本酒ディスペンサー「のまっせ」から〈佐渡千年の杉〉がお猪口に注がれている

〈THE NIIGATA〉のオリジナル日本酒〈佐渡千年の杉 純米吟醸〉も、〈尾畑酒造〉が手がけており、購入だけでなく店舗2階の〈THE SAKE Stand〉で有料試飲が可能です。五百万石を使ったフルーティーな味わいとシャープな甘みと酸味に、ふくよかな香りが合わさり、ミネラル感があるすっきりと飲みやすい味わいです。このほか涼しげな香りですっきりとした口当たりの〈真野鶴 越 純米吟醸 無濾過生原酒〉も試飲できます。

海外進出で、外国人にも人気が高い〈王紋酒造〉

〈王紋酒造〉の日本酒〈王紋 大吟醸 極辛19〉
〈王紋 大吟醸 極辛19〉(2396円)。

海外進出に成功し、外国人からの人気も高い蔵のひとつが、新発田市で1790年に創業した〈王紋酒造〉です。かつては、〈市島酒造〉という名の蔵でしたが、2022年に改称。現在、アメリカやオランダ、アジアなど12か国へと販路を広げ、フランスやアメリカ、スペインなどの日本酒コンクールでも入賞を果たしています。最近では観光客の誘致にも力を入れており、〈体感型酒蔵リゾート 五階菱〉をオープンしました。

「のまっせ」から〈王紋 大吟醸 極辛19〉がお猪口に注がれている

〈王紋酒造〉は北越後を流れる加治川を水源とする仕込み水に、県内で収穫された五百万石や越淡麗をはじめとする酒米で日本酒づくりを行っています。〈THE NIIGATA〉の有料試飲コーナーで人気の〈王紋 大吟醸 極辛19〉はその名の通り、アルコール度数19度という大辛口の日本酒。新潟県産米のみを使用し、50%精米で限定醸造しており、濃厚でキリっとした酸味と、サラリとした旨みが冴えわたります。

〈八海醸造〉の日本酒やジン、クラフトビールが並ぶ

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