日本酒だけじゃない!
ジンやクラフトビールもそろえる〈八海醸造〉

1922年に南魚沼市で創業し、今では国内外で高い知名度を誇る〈八海醸造〉。山田錦と五百万石をメインに、手づくりの麹、八海山の雪解け水の湧水である「雷伝様の清水」で日本酒を醸しています。淡麗な日本酒が多い新潟において、ほのかな旨みを感じる日常酒から贈答用のお酒まで幅広いお酒を手がける蔵です。
またスパークリング日本酒や米焼酎、クラフトビールやジンなどさまざまなジャンルの酒づくりを行っているのも〈八海醸造〉の特徴。北海道ニセコ町産のヤチヤナギ、ニホンハッカをボタニカルとして使用した〈ohoroジン〉は、芯のある味わいながら、軽やかなシトラスの香りですっきり爽やかで、食事にもよく合います。
〈ライディーンビール〉は日本酒と同じく「雷電様の清水」を仕込み水として使用。アルトやIPAなど常時4種類のスタイルのクラフトビールがそろいます。
約470年続く最古の酒蔵〈吉乃川〉

「にいがた酒の陣2025」に参加する蔵のなかで、最古の歴史を誇るのが醸造のまちといわれる長岡市摂田屋地区にある、1548年創業の〈吉乃川〉。〈THE NIIGATA〉で試飲もできる〈極上吉乃川 純米吟醸〉は、地元で契約栽培された五百万石を100%使用し、温かみのある香りとやわらかな口当たりから、力強い酸味と繊細な苦みを伴う旨みが広がります。全体として深み、淡麗で辛口ながらまろやかな味わいのお酒を得意とし、日本酒好きに愛される蔵でもあります。
手ごろな価格とサイズ感で女性人気の高い〈吉乃川 酒蔵の淡雪 ボトル缶〉など、軽い飲み心地のスパークリング日本酒も販売中。また、蔵最高峰のお酒として年に1度、数量限定で販売される、清水寺の貫主・大西良慶和上の筆を刷り、総桐の箱に収められた〈昌和蔵 純米大吟醸〉など、贈答向けの高級酒も並びます。
越後流酒造技術選手権大会で
第1位「県知事賞」を獲った〈白龍酒造〉

酒づくりのプロが酒を審査する「越後流酒造技術選手権大会」で令和5年度の県知事賞に輝いたのが、1839年に旧・水原町(現・阿賀野市)で創業した〈白龍酒造〉。江戸時代に幕府の天領で「越後府」が置かれたこの地にちなんだ〈白龍 越後府 特別純米酒〉は、地元農家、農協の方々と栽培方法を研究し育てた酒米〈五百万石〉を100%使用しています。
キレの良いすっきりとした辛さが広がり、ほのかな酸味とまろやかなコク、米の旨みを存分に味わえます。純米大吟醸とともに基本的には新潟県内限定販売のお酒のため、東京ではなかなかお目にかかれない銘柄です。
購入だけなく、有料試飲コーナーで飲み比べも可能!

ご紹介したお酒の一部は、2階にある、都内最大規模の有料試飲コーナーで飲み比べもできます。QRコードが付いたチケットを1500円で購入すると、40種類もの日本酒のなかからお好きなものをおちょこ5杯まで試せます。〈THE NIIGATA〉は銀座駅からすぐの立地にあるので、仕事帰りや買い物の途中で立ち寄って〈にいがた酒の陣〉気分を先取りするのもよさそうです。
Information
営業時間:
1~2F
ショップ 10:30~19:30(休業日:1月1日~1月3日)
新潟清酒・THE SAKE Stand 12:00~19:30(休業日:1月1日~1月3日)
※チケット購入は19:00まで
8F
レストラン〈THE NIIGATA Bit GINZA〉
ランチ 11:30~14:00(土・日曜・祝日 11:30~15:00)
ディナー 18:00~22:00
(休業日:月曜、不定休あり)
B1F
移住相談窓口 10:30~18:30(休業日:火曜・祝日、年末年始)
3F
イベントスペース
営業日、営業時間はイベントなどにより異なる
*価格はすべて税込みです。
*〈THE NIIGATA〉と「にいがた酒の陣」では、実際の取り扱い商品が異なる場合があります。
*試飲コーナーのお酒は随時入れ替えが行われるため、紹介したお酒が試飲にない場合があります。
credit text:中森りほ photo:黒川ひろみ