育休取得率100％で、子育てをもっと楽しく！
〈トキっ子くらぶ〉を運営する、
長岡発〈グローカルマーケティング〉の想い
新潟県長岡市に本社を置く〈グローカルマーケティング株式会社〉は、新潟県内の子育て家庭約83000世帯が登録する、子育て家庭支援サービス〈トキっ子くらぶ〉の運営元です。社員の約半数が子育て中であり、過去５年の育休取得率は性別問わず100％。“子育てをみんなで支える”というグローカルマーケティングは、どんな働き方を生み出しているのでしょう。
子育て家庭と地域をつなぐ
〈トキっ子くらぶ〉を運営
「地域創造カンパニーであり続ける」というビジョンを掲げ、2006年に創業したグローカルマーケティング。長岡市出身の今井進太郎代表をはじめ、新潟県を中心に隣県に住む44名の社員が在籍しています。
マーケティング支援事業や人財採用・育成支援事業を主軸にしながら、県内の子育て家庭支援に力を入れているのが同社のユニークなところ。2007年から、にいがた子育て応援団〈トキっ子くらぶ〉事業をスタートし、子育て家庭優待カードの発行や、子育て家庭向けイベントの企画・実行、フリーペーパー〈トキっ子ラウンジ〉の発行も手がけています。
トキっ子くらぶが目指すのは、「企業と子育て家庭」「地域社会と子育て家庭」「子育て家庭と子育て家庭」の架け橋となることです。県内在住の０～18歳未満の子どもを持つ家庭であれば、誰でも無料で入会できることもあり、現在の会員は約83000世帯。口コミで広がり、スポンサー企業の協賛も増えていると、トキっ子くらぶ企画室 室長の星名亜紀（ほしなあき）さんは話します。
「トキっ子くらぶは、代表の今井が、子育て家庭のために役立てることはないかと始めた事業です。2007年に長男が生まれたことを機に、新潟での子育てをもっと楽しくできないか、と県内の協賛店と『子育て家庭優待カード』をつくり始めました。子育て家庭は、地元の商店や企業の商品・サービス特典や割引が得られ、企業側は子育て家庭にPRができる。双方にうれしい事業として、会員さんが少しずつ増えていったんです」
スポンサー企業と、親子で学ぶ場を提供する〈トキっ子カレッジ〉を主催し、子ども向けのキッズマネースクール、親子体験スクールなども企画・実施しているといいます。
