「看護休暇」や「子育て休暇」を有給で整備。
子育てとの両立が〈インプレッシヴ〉で働く社員の
豊かな人生を創っていく | Page 2
目次
育休をとって変わった景色とは?
育休取得メンバーによる座談会
実際に育休を取得し、子育てと仕事を両立中の社員は、インプレッシヴの働く環境についてどう考えているのでしょう。3人のメンバーに話を聞きました。
――みなさんの現在の仕事内容とご入社の経緯を教えてください。
白倉さん(以下、白倉):2013年に入社し、総務部で総務・人事・経理全般を担当しています。前職も事務職でしたが、子育てとの両立に限界を感じて当社に転職しました。
白井さん(以下、白井):私は2016年入社で、システム開発を担当しています。ITエンジニアとして4社目。前職でお世話になった上司が渡辺会長と同級生だったつながりで、2~3年ほど当社に出向していたんです。人のあたたかさや、社内の雰囲気の良さに惹かれて、転職を決めました。
大関さん(以下、大関):システム保守担当として、2012年に入社しました。前職がソフトウェア開発だったので経験を生かせるところを探していたら、社員数6人の当社(当時)を見つけて。「人が少なくて、裁量権が大きくておもしろそう!」と面接に行き、創業者の人情味あふれる人柄に惹かれて入社を決めました。社員ひとりひとりの人生を大事に、会社をつくっていきたいという思いを感じましたね。
――それぞれ育休を取得されています。取得の経緯や期間をどう決めたのか教えてください。
白倉:入社後1年という、比較的すぐのタイミングで、8か月の産休育休を取得しました。私が入ったときには女性社員がほかに1人しかいなくて、育休の前例もありませんでした。総務として、会長に「これから入ってくる社員のためにも制度が必要」と提案。利用しやすい制度づくりを始めていきました。
白井:2018年に1か月間取得しました。制度があるなら活用したいなと思っていたときに、上司から「育休とったら?」と言われて。男性社員としては2例目の取得になりました。
大関:私は男の子が3人いて、三男が生まれた2020年に1か月間取得しました。白井さんの前例もあり、私も上司から育休をすすめられましたね。長男と次男のときは、有休を2週間とったのですが、三男となれば上ふたりの保育園の送り迎えが必要です。短くても1か月は必要だなと思っていました。妻が動けない期間は自分が動けるようにと、育休中は家事をしたりこどもたちと遊んだりして過ごしていました。
――育休を取得された感想を教えてください。
白井:第一子で夫婦ともに初めての経験にてんやわんやだったので、一番大変な時期を夫婦一緒に乗り越えられたのは大きかったです。新生児は1日1日の成長速度がものすごいんです。表情や反応がどんどん変わっていく、その成長の過程を逃さず見られたこともうれしかったですね。
一緒に過ごした期間があってか、6歳になった娘はパパっ子で、今ではふたりで出かけることもよくあります。「ママがいい!」とはならずに、妻の負担も軽くなっています。
大関:私も、こどもとの時間がゆっくりとれた、貴重な期間だったなと感じています。一方で、当時は1日中、「次のごはんは何にしよう」と献立のことを考えていて、こんなに忙しいのかとワンオペの大変さも痛感しました。少しでもその過酷さを理解できたことは、夫婦関係にとってもよかったなと思っています。
――子育てと仕事を両立するなかで、どんなところに働きやすさを感じますか。
白倉:こどもが小さかったときは「看護休暇」がなくて、病気しがちな子だったこともあり有休が足りない……という状況に陥りました。女性社員も子育て世代も増えているなかで、給料が出る休みであることが大事だと思って、「看護休暇制度」を整備。「短時間勤務制度」も私が最初に使いました。
今は、学校行事に使える「子育て休暇制度」を使って授業参観に行っています。家族との時間を大事に考えてくれるところが、当社の良さだなと感じています。
白井:こどもが育つなかでコロナ禍を経験し、突発的な体調不良で有給の看護休暇が使えたことは本当に助かりました。
大関:私も、看護休暇はよく活用しています。妻が、仕事中に抜けにくいということもあり、こどもの体調不良や保育園からの呼び出しには私が対応することが多いんです。1時間単位で申請できる有休もあるので、ちょっとこどもを病院に連れて行きたい、という際にも助かっています。
白倉:制度を整える側として大事にしているのは、活用してもらうための働きかけ。社内のグループチャットで「こんな制度がありますよ」「こんなときに活用できますよ」という周知を徹底しています。
大関:そのおかげもあって、上司が「看護休暇とらなくていいの? 該当するよ?」と言ってくれて、周りの理解があるなと感じます。育休に入るときも「頑張ってね」とみんな快く送り出してくれました。
――今後、会社に期待することは何ですか。
白倉:私は制度を整える側なので、より柔軟に働けるように「フレックス制度」を導入していきたいですね。
白井:こどもがいる人もいない人も活用できる「アニバーサリー休暇」があるといいですよね。子育て社員への支援は十分手厚いので、幅広い人がフラットに活用できる制度がさらに整っていくといいなと思っています。
大関:育休をとるときに、チームの方がすごくがんばってくれたので、育休取得者がいるチームに何らかの補填があるとうれしいですね。どうしても残りの人たちの負担は増えるし、育休をとる側は申し訳ないなという気持ちに少なからずなるので。どんなバックグラウンドの人も、心地よく働けるような環境づくりに、一社員として貢献していきたいです。