新潟で雪育しよう!
首都圏からの参加者も多い
「家族対抗!雪上運動会」
目次
スキーやスノーボードをはじめ、雪を生かした冬季限定アクティビティが盛んな新潟県では、家族みんなで楽しめるイベントがたくさんあります。そのひとつが、新潟県観光協会とファミリースキー&スノボ情報サイト『ハピスノ』の共催で行われる「家族対抗!雪上運動会」です。
今回は、2025年2月に開催された「家族対抗!雪上運動会 in ニュー・グリーンピア津南」(津南町)の様子をご紹介します。さらに、雪上運動会の楽しみ方や、新潟県が推奨する「雪育」とはどのようなものなのか、『ハピスノ』編集長の竹川紀人さんに教えていただきました。
スノーリゾート新潟で実感できる「雪育」

知的能力を育む「知育」に、健全な食生活を取り入れる「食育」、小さな頃から木に触れる「木育」など、幼児期から取り入れたい「〇〇育」はいろいろあります。そのなかでも、日本のスキー発祥地、新潟県がおすすめしているのが「雪育」です。
雪育でこどもが成長! 家族の絆も深まる

新潟県では、雪の中での活動がこどものさまざまな成長を促進する「雪育」という考え方に注目しています。
スキーやスノーボード、雪遊びといった、雪国での非日常体験から得られるであろう効果はたくさんあります。例えば……
①非日常な感覚の体験
雪の上での活動は、こどもたちにとって新鮮で刺激的な体験を提供してくれます。
②バランス感覚の発達
スキーやスノーボードはバランス感覚を養うのに優れたスポーツ。不慣れな装備で滑ることで体幹を意識し、バランス能力が向上します。
③切磋琢磨する経験
スキー教室などでほかのこどもたちと一緒に学び、切磋琢磨することで、協力や尊重の精神を育みます。友だちとの協力を通じて、社会性や協調性が養われます。
④自律性の発達
スキーやスノーボードでは、こどもたちは自分の意志で行動し、試行錯誤を通じて課題を解決します。これにより、自己決定力と有能感が育まれ、自律性の発達に寄与します。
⑤親子の絆の深化
共通の活動を通じて親子の絆が深まります。スキー場はこどもだけではアクセスしづらいため、家族での参加が促され、共通の思い出がつくられます。
これら5つの要素がそろう雪国は、こどもたちの成長にとって理想的な環境が整っているといえます。

首都圏からのアクセスも抜群にいい新潟県は、雪育に適したまさに「雪育リゾート」。「雪育リゾートにいがた」で過ごす時間が、こどもの未来へポジティブに働きかけてくれるはず……!
ハピスノ編集長に聞く! 雪育に効果的な雪上運動会

雪育の大切さ、雪上運動会のおもしろさについて教えてくれたのは、『ハピスノ』編集長として全国各地のスキー場を取材してきた竹川紀人さん。これまでにファミリー向けのスキー・スノーボード教室や、オリンピック選手をゲストに招いた雪上イベントを多数開催してきました。
「雪上運動会は雪育にぴったり!」といいますが、雪上運動会のどんなところが雪育に適しているのでしょうか。

「雪上運動会は、ハピスノを創刊する以前から全国で行っていた企画ですが、現在は新潟県のみで開催しています。5歳から小学生のお子さんを含むご家族であれば、どなたでも参加OK。2025年2月15日のニュー・グリーンピア津南開催では、13組中8組が首都圏から、残る5組が新潟市や長岡市などの新潟県内からの参加となりました。
家族で一致団結して取り組める運動会は、お父さんお母さんのかっこいい姿を見せられる絶好の機会。お父さんお母さんがハッスルしている姿を見せられることは教育上いいことなんだなと開催するたびに思います」
2025年の雪上運動会は、〈ニュー・グリーンピア津南〉と〈苗場スキー場〉で開催。どんな種目が行われるのかは、運動会当日のお楽しみです。