『新潟Komachi』が推薦! 県内で大ブーム〈たまる屋〉の
「背脂マーボーメン」
Profile 新潟Komachi
1992年に新潟県初の女性向け情報誌として創刊。毎月25日発刊。新潟のグルメ、おでかけ、エンタメ情報を発信中。2019年12月、新潟県初のサブスプリクション型ラーメンアプリ「ラーメンクーポン新潟」をリリース。
最後に、『新潟Komachi』編集部が選ぶラーメンをご紹介します。新潟には昔から地域に根づいているもの、まちおこしとして新たに誕生したものなど、本当に多彩なラーメンがあります。そのなかでも、ここ数年でブームとなり、すっかり県内全域に広まったラーメンがあります。それが「マーボー麺」です。マーボー麺にもいろいろなスタイルがありますが、今回はマーボー麺ブームを牽引したといえる〈和風とんこつ たまる屋〉の「背脂マーボーメン」をピックアップします。
2014年にオープンした比較的新しいお店ですが、圧倒的な看板メニューになっているのが「背脂マーボーメン」です。中華料理店で見かけるような昔ながらのスープが多いマーボー麺ではなく、あんに存在感がある汁なしに近いスタイル。木綿豆腐をたっぷり使ったマーボー豆腐の上から、自家製ラー油とサンショウで辛みを加え、大量の背脂をかけて仕上げます。さらに、あんの下にはチーズが隠れています。
背脂のほのかな甘みやチーズの塩気が辛さを際立て、全体のうまみを深めています。四川山椒の爽やかな刺激がクセになると評判です。麺を楽しんだ後は、ライスを入れて食べるのがおすすめです。
新潟でブレイク寸前!? これから注目したい2杯
続いて、これから県内のトレンドとなりそうな注目のラーメンをふたつ紹介します。ひとつ目は〈ダルマ食堂 小新店〉の「ちゃんタンメン」です。県内では濃厚タンメンがブームになりつつありますが、その先駆けともいえる一杯。
ダルマ食堂 小新店は鶏ガラベースの濃厚白湯スープと、あっさりしょうゆスープを使い分ける鶏ダシラーメンの専門店。お店自慢の2種類のスープをブレンドし、鶏ダシの魅力を余すことなく堪能できる「ちゃんタンメン」は、編集部内にも熱烈なファンがいるほど。大量の刻みショウガが絶妙なアクセントになっていて、見た目よりもあっさりといただけます。
続いては、独創的なメニューが充実し、連日多くのファンで賑わう〈麺者風天 亀田店〉の「ぱくぱくパクチー混ぜそば」。お店の人気メニュー「汁なし辛肉まぜそば」に、ココナッツミルクやエビの粉末などを加えて東南アジア風にアレンジしたものです。期間限定メニューでしたが、あまりの好評ぶりにレギュラーメニューに昇格しました。この勢いなら、新潟にも「まぜそば」ブームが到来するかもしれません!
決め手となるパクチーは、静岡から直送される朝採りのフレッシュなもの。香りがさわやかで、独特の清涼感は、苦手だった人を大好きに変えてしまうほどの魅力があるそう。一緒にナンプラーやチリソースが提供されるため、自分好みに“味変”をして楽しみましょう。
Information
Information
Information
“10大ラーメン”でも足りない!? 奥深い新潟ラーメンの世界
今回登場したラーメンは今まさに人気だったり、当たり前のように地域に根づいていたりと、いつ「新潟6大ラーメン」としてカウントされてもおかしくないものばかり。それでも、新潟には歴史ある個性派ラーメンがまだまだ存在し、さらに新しいものが生まれ続けています。ラーメン王国の名前は伊達じゃない! あなたの足と舌で、ネクストラーメンを探してみてください。
新潟のラーメン文化をもっと知りたい人は、『新潟文化物語』へ。
関連記事:『新潟文化物語』file-108 進化を続ける、新潟のラーメン文化(前編)
credit edit:Komachi編集部