新潟のつかいかた

主食やスイーツも新潟産で決まり

あがの姫牛、黒まいたけ、
エディブルフラワーなど
食卓を豊かに彩る新潟食材 | Page 3 Posted | 2018/05/31

主食やスイーツも新潟産で決まり

【 新潟産コシヒカリパン 】

続いて今回の主食である「米粉パン」をご紹介。これをつくるうえで欠かせないのが、小さくて丸い粒子の米粉です。新潟県北部に位置する胎内市は、日本で初めて微細米粉専用製粉工場ができたことで、この技術によって扱いやすい米粉が普及し、“米粉のまち”として知られるようになりました。

新潟産コシヒカリパン
〈新潟産コシヒカリパン〉(1斤・希望小売価格 税込454円)。〈表参道・新潟館ネスパス〉にて購入可能です。

こちらの〈新潟産コシヒカリパン〉は新潟県産のコシヒカリを使用した贅沢な一品。胎内市に工場を持つ〈株式会社タイナイ〉が開発し、小麦はもちろんのこと特定原材料を含む27品目のアレルギー物質を持ち込まない専用工場でつくっているため、小麦アレルギーを持つ方々から支持されています。

トーストするとサクサク食感に。
トーストするとサクサク食感に。

なお、このコシヒカリパンはトースト専用。サックリとした軽い食感が特徴で、小麦のパンと比べるとあっさりした味わいで、幅広い献立に組み合わせられます。

Information

【株式会社タイナイ】

address:新潟県胎内市清水9-153

tel:0254-44-8100

web:株式会社タイナイ

お取り寄せ

胎内市の米粉商品はこちらからお買い求めできます。

お取り寄せ:米粉発祥の地!たいないの米粉オンラインショップ

【 佐渡バター 】

米粉パンに合わせるバターも新潟産。日本海に浮かぶ島、佐渡では昔から酪農が盛んだったといいます。2018年現在、島内で11の酪農家が乳牛を育てていますが、〈佐渡乳業〉では毎日搾乳された新鮮な生乳を6時間以内に工場へ運び、バターやチーズ、ヨーグルトなどに加工しています。

彼らがつくる〈佐渡バター(有塩)〉はミルキーさの中にコクがあり、なめらかな口溶けが特徴。厳選した生乳に佐渡海洋深層水でつくられた塩のみを使用し、日本でも数少ない“木型”を使って成型することで、風味の良い仕上がりとなっています。

佐渡バター(有塩)
〈佐渡バター(有塩)〉(200グラム・希望小売価格 税込810円)。佐渡乳業のオンラインショップおよび、〈表参道・新潟館ネスパス〉でも購入可能です。

Information

【株式会社佐渡乳業】

address:新潟県佐渡市中興122-1

tel:0259-63-3151

web:佐渡乳業 公式HP

工場見学:1週間前までの事前申し込みで「工場見学」もできます。

見学日・時間:月曜~金曜 10:00~16:00

所要時間:約30分

申し込み:見学希望日の7日前までにお電話または予約フォームにてお申込みください。

問い合わせ:0259-63-3151(担当:甲斐隆雄)

【 生クリーム笹団子 】

最後に食事の〆に味わいたい甘味のご紹介です。今回食卓に並んだスイーツももちろん新潟産。代表的な郷土菓子の「笹団子」は、こし餡や粒餡がたっぷり入ったよもぎ餅を笹で包んだもの。もちもちとした食感とよもぎの風味が特徴で、素朴で懐かしさを感じます。

端午の節句や田植えの季節、そして五穀豊穣を祈る神事に欠かせない郷土菓子。
端午の節句や田植えの季節、そして五穀豊穣を祈る神事に欠かせない郷土菓子。

笹団子は昔から各家庭でつくられており、もともとは何も詰めないものでした。それがいつしか惣菜や味噌を使い、砂糖が手に入るようになってからは、餡を詰めるようになったそう。そして最近では生クリームが入った〈生クリーム笹団子〉も人気。よもぎ餅、小豆餡、生クリームの絶妙なハーモニーを味わうことができます。

生クリーム笹団子
〈生クリーム笹団子〉(1個・希望小売価格 税込140円)。〈孝泉堂製菓〉のオンラインショップおよび、〈表参道・新潟館ネスパス〉でも取り扱いがあります。

Information

【株式会社孝泉堂製菓】

address:新潟県南魚沼市六日町1055-4

tel:025-772-2281

営業時間:9:00~18:30

定休日:なし

web:孝泉堂(こうせんどう)

“新潟産”で食卓を豊かに彩って!

洋食に取り入れたい新潟生まれの食材たちはいかがでしたか? 牛肉やまいたけ、米粉パン、バター、万能調味料に甘味、さらにエディブルフラワーと、すぐに食卓に取り入れられるものばかりなので、ぜひご家庭で試してみてはいかがでしょうか。日々の食事が豊かになることはもちろん、パーティーシーンでも活躍してくれること間違いありません!

credit photo:minokamo food:山村真由美 
text:長谷川梨紗(くらしさ)、長谷川浩史(くらしさ)、山村真由美