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「新潟愛」がほとばしる!
横澤夏子×DJ松永 新潟出身・同い年
ホンネの「子育て」トークイベントレポート | Page 3

2023.11.24

ホンネの子育て&今どきの“新潟”子育て事情

2020年に長女、2021年に次女、今年6月に三女を出産した横澤さんは、子育てに関するコメンテーターとしてメディアに出演されることも多々。

一方のDJ松永さんは、本イベントが発表された際に「結婚していたの?」「子どもがいたんだ!?」というコメントがたくさん届いたのだとか。

「子育てトークできるのか? と私も思った!」という横澤さんに「まったくの未経験です。でも、いつかの日のために知っておきたいんですよ。今日は話を聞きたい、勉強したいと考えていて」と、本日のトークテーマ「子育てと家族」に意気込むDJ松永さん。

子育ての想定生活パターンを話すDJ松永さん
もし子どもができたら、という想定の生活パターンを幾通りもイメージしているというDJ松永さん。「都内に住むバージョン、新潟に戻るバージョン、都内から外れて千葉・神奈川・埼玉に移住するバージョン、別居婚バージョン……」と連ねるDJ松永さんに「今を生きて!」と横澤さんからツッコミが。

3児の母である横澤さんは、自身の子育て中は新潟への思いを募らせることも度々あった様子。特に東京で長女を出産した際は、孤独感に苛まれることも。

横澤「誰にどう頼ったらいいの? というか、甘え方がわからなくて。東京って近所を頼る空気があまりないじゃないですか。逆に実家のほうだと、周り近所のみんなを知っているし、なんならお惣菜をもらうようなおつき合いだったんですよね」

DJ松永「うちもそうでしたね。お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、子ども、全員が顔見知りですもんね」

横澤「そう。それで産んだあと、病院でひとりシクシク泣いているっていう。今でこそ頼る力・甘える力をちゃんと養わなきゃと思っているけれど、それって新潟にいた頃は簡単にできていたと思う」

DJ松永「確かに。頼り慣れた関係性ができあがっているから」

出産という人生における大きな節目に、地元に根づいていた近所づきあいと、その温かさを痛感したという横澤さん。それらの話に相槌を打ちながら「そういう瞬間に頼れないという人、たくさんいそうですね」と思いに寄り添うDJ松永さんの姿がありました。

さらに横澤さんは、「赤ちゃんって、産まれてすぐおっぱいを吸うと思うじゃないですか。それが吸えないの! 親もうまくあげられないから、なんだこれ? っていう状態が続くんですよ。母乳外来って知ってます?」と、ご本人も直面した“産後あるある話”へ。

読者から寄せられた質問コーナーでも、「子どもがごはんを食べないのが悩み」という問いが届きました。「めちゃくちゃわかる……日々、栄養面などのプレッシャーに追われて用意しているのに、食べない」と同意する横澤さんと、「わかるの!?」と目を丸くするDJ松永さん。

横澤「長女がごはんを食べなくて悩んでいたんだけど、通っているプール教室から帰って、納豆ご飯をモリモリ食べたことがあって。『あ、本当にお腹空いたら食べるんだ!』って実体験からわかったの。今は長女から『ごちそうさま』が出たら終わりにしていますね」

DJ松永「ごはんを食べないという悩みもあるんだ。むしろ『食べたい!』で大変なのかと思ってた」

横澤「逆の悩みを抱えるお母さんもいるんですよ。うちの次女は食べ過ぎで困ってる」

DJ松永「姉妹でも違うんだ」

それらのリアルな子育て話に触れ、「まったく知らないゾーンですわ」「ほんと、無知でした」と、終始驚きっぱなしのDJ松永さんでした。

今どきの“新潟県”子育て事情

登壇した坂本梨紗アナウンサー。後ろのモニターには「1・0・10」の3つの数字が表示されている
坂本梨紗アナウンサーも登場!

イベント後半には坂本梨紗アナウンサーがMCとして登場。「これは新潟県の子育て施策に関する3つの数字なんです」と「1・0・10」の3つの数字を提示。

公共施設、保育所、児童館など、身近な子育て支援スポットが800を超える新潟県は「地域子育て支援拠点数が日本で1番」であること。保育所・認定こども園などの「待機児童が0」であること。2歳・5歳という節目に各5万円、「計10万円の定期預金」が贈られる新事業「子育て応援定期預金『新潟県こむすび定期』」がスタートしたことなど、新潟ならではの施策が紹介されました。

横澤「ありがたい! 子育てってお金がかかるんですよ」

DJ松永「子どもが3人もいると、こういうサポートが身近にないと、なかなか……」

横澤「それこそ保育所がないと働けないですから。受け入れ先がたくさんあるっていうことは、子どもも多いってこと。子育て支援スポットがたくさんあれば、横のつながりもたくさんできますしね」

DJ松永「確かに。こういう環境じゃないと、お子さん2人目3人目ってなかなかちょっとシビアになってきますよね」

地域で子育てをバックアップする環境と手厚いサポート体制に驚く横澤さんとDJ松永さん。

新潟県の子育て環境についてトーク中
新潟県は、1歳児の保育士配置が国基準の2倍という事実にも驚くおふたり。

さらに、仕事と子育ての両立支援に積極的に取り組む企業を「パパ・ママ子育て応援プラス認定企業」として認定する制度や、美術館や博物館の観覧料が無料になる取り組み、スポーツクライミングやBMXの体験などを支援する取り組みなどに話がおよぶと、おふたりからうらやむ声が。

DJ松永「スポーツクライミングにBMXなんてハイカラっすね! 自分たちが子どもの頃より選択肢が多そう。俺らの時代にはあんまりなかったから」

横澤「パワーアップしていますよね。子どもの頃の体験って大事。何かの夢につながるかもしれないし」

DJ松永「カルチャーとか情報の差が都心と変わらなくなっていて、子育てもしやすい。自分が10代の頃より“体験格差”みたいなものが減っているなと。土地も広いし、待機児童もいないし、保育士さんも多いって考えると、新潟県がどんどん良くなっている」

横澤「手厚い支援や、環境が整っていたり、子育てに向いている県だったんだ! ってあらためて知ることができました。自分の生まれ育った県がそうであることがすごくうれしいですね」

子育てに関するトークを振り返り、「母乳外来の話や、子どもがごはんを食べないっていう話を聞いて……これまで見聞きしてきたこととはまったく違う、知らないことばかりで、ちょっとビックリしました」と語るDJ松永さん。

3人目にしてようやく、思い詰めすぎず、心が軽い状態で子育てできていると語る横澤さんも、「子育てして初めてぶつかる壁ばかり。まだまだ知らないことがたくさんあると思う」と、自身の子育ての楽しさ、難しさを大いに語られました。

DJ松永「知らずに力になれないよりは、知りたいですよね。お腹を痛めて産んだ母親には勝てないかもしれないけれど、逆にカバーしにいく姿勢は持ちたい。そうやって追いつくしかないな、とすごく思いましたね」

横澤「想像力豊か! もうそこまで考えていたら、パパとしてバッチリです!」

それぞれ「アンバサダー」に就任!

登壇した新潟県知事政策局広報広聴課の渡辺慎一課長
イベント中には新潟県知事政策局広報広聴課の渡辺慎一課長が登場し、それぞれにたすきを授与。

今年9月、「子育てにやさしい新潟県」アンバサダーに就任した横澤さん。そしてDJ松永さんも、令和5年度の「新潟のつかいかた」キャンペーンアンバサダーへの就任が発表され、イベント内でたすきの授与が行われました。

「新潟での子育てのしやすさをどんどんアピールしていきたいです」と語る横澤さんと、「令和3年度から返り咲いたアンバサダー、うれしいです。がんばります!」とDJ松永さん。

今後、ますます新潟での活躍の場が広がりそうなおふたり。〈新潟のつかいかた〉や〈にいがたのつかいかた for Family〉のサイト内でもさまざまに登場するかもしれません。おふたりの活躍に乞うご期待!

イベント終了後の記念撮影にピースサインで応じる横澤さんとDJ松永さん

Information

※このトークライブの模様は、以下の動画でご覧いただけます

「にいがたのつかいかた for Family」
横澤夏子×DJ松永 新潟出身・同い年 ホンネの「子育て」トーク

Information

イベント概要

開催日時:2023年10月30日(月) 開演 18:30、終演 20:00
会場:ニッポン放送 imagine studio 
出演者:横澤夏子 DJ松永(Creepy Nuts)
主催:新潟県
企画制作:株式会社マガジンハウス/株式会社ニッポン放送
配信:新潟県公式YouTubeチャンネル

credit | text:林貴代子 photo:ただ(ゆかい)

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