「大地の芸術祭」は3年に1度じゃない!?
秋の新潟、バスツアーでアート巡りの旅へ‼
新潟・越後妻有で開催される「大地の芸術祭」は、国内外で高い知名度を誇る国際芸術祭です。トリエンナーレは3年に一度の開催で、昨年の第9回の会期では来場者数が50万人以上にのぼりました。一方で、越後妻有の里山には会期後も残る恒久作品が多数点在しており、実は一年を通してアートを楽しむことができます。さらに、アクセス便利で効率的なバスツアーも用意されており、秋の新潟を満喫するのにぴったりです。
この秋おすすめの「秋のエチゴツマリコース」は、フォトスポットとして有名な清津峡をはじめ、越後妻有の名作を巡るガイド付きバスツアー。越後湯沢駅発着でアクセスが良く、地元食材を使ったランチもついて、アートと里山の魅力を一日中楽しめます。今回は、バスツアーならではの魅力や、実際のプランの流れをご紹介します。ぜひ旅の計画にお役立てください!
エチゴツマリコース バスツアーの特徴
スタンダードなコースならこちら!
•越後湯沢駅発でアクセス便利
新幹線でのアクセスが良く、東京から日帰りで参加可能。移動の心配なく、快適にアート巡りが楽しめます。
•バスに揺られて効率よく巡れる
会期外でも見られる常設作品を、ガイド付きで効率よく巡ります。清津峡をはじめ、里山の絶景スポットをフォトポイントとして楽しむこともできます。
•ランチ付きで地域の味覚も堪能
ツアーには、里山食堂やうぶすなでのランチがセット。地元の旬の食材を味わいながら、アートと自然の余韻に浸れます。追加料金で、地酒も楽しめます!お酒が飲めるのもバスツアーの醍醐味かもしれません。
[里山食堂ランチ便]プラン
・9:00 大地の芸術祭越後湯沢駅案内所 参加者受付開始
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・9:30 越後湯沢駅(東口バスターミナル) 出発
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・10:00 トンネル全体がアート作品に
【「Tunnel of Light」マ・ヤンソン / MADアーキテクツ(清津峡渓谷トンネル)】
ツアーの最初は、公開当初から人気の絶えない清津峡渓谷トンネルへ。1600万年もの大地の歴史が生んだ、日本三大渓谷の1つ、清津峡。全長750mのトンネル内で、渓谷美とアートの融合を眺められる。季節ごとに異なる大自然の絶景も必見。

マ・ヤンソン / MADアーキテクツ「Tunnel of Light」(大地の芸術祭作品) Photo by Nakamura Osamu
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・11:30 場所が積み重ねた記憶に思いを馳せる
【「最後の教室」クリスチャン・ボルタンスキ-+ジャン・カルマン】
クリスチャン・ボルタンスキ-とジャン・カルマンによって旧東川小学校で展開される本作品は、僅かな光、藁草の匂い、廊下に鳴り響く音などを通して、全身で作品を体験できます。長期間、雪に包まれる校舎に積み重ねられた歴史を辿りましょう。

クリスチャン・ボルタンスキー+ジャン・カルマン「最後の教室」photo T.Kuratani
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・12:15 子ども大人も楽しめる体験型アート
【奴奈川キャンパス “子ども五感体験美術館”】
木に触れて、光を捉え、音を感じるなど、五感で体験できる場をアーティストとともに創出する美術館。2025年は、企画展として、思い出の服から記憶を紡ぐ、作家大川友希の「むすんでひらいて」が登場。

鞍掛純一+日本大学藝術学部彫刻コース有志「木湯」
Photo by Hashimoto Takao
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・13:00 アート作品の中で旬を味わう
【昼食 越後まつだい里山食堂】
地域の農家さんが育てた新鮮な野菜、越後妻有の生きた自然が育む山菜をたっぷり使って、郷土の味にアレンジを加えたメニューが並ぶビュッフェ。越後妻有の滋味豊かな味わいを、目の前に広がる棚田の風景と里山を眺めながらお楽しみください。9/27(土)以降のツアーでは、2025年度の新米をお楽しみいただけます。


越後まつだい里山食堂 Photo by Yanagi Ayumi
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・まつだい「農舞台」フィールドミュージアム
拠点施設である、まつだい「農舞台」に加え、まつだい郷土資料館や城山エリアの作品も見学できます。また、大地の芸術祭を象徴する作家の一組であるイリヤ&エミリア・カバコフのプロジェクト「カバコフの夢」をご覧いただけます。

「まつだい雪国農耕文化村センター『農舞台』」
Photo by Nakamura Osamu
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・15:00 廃校が舞台となった空間絵本美術館
【鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館】
廃校を舞台に絵本の世界を描き出したこの美術館では、たくさんの生き物と、流木を用いた作品群による物語が紡がれます。「最後の在校生である3人の生徒」を主人公に、体験型の空間絵本美術館として展開されます。

田島征三「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」
Photo Akimoto Shigeru
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16:00 越後妻有を代表する美術館
【越後妻有里山現代美術館 MonET/明石の湯】
名和晃平、中谷ミチコ、目[mé]など著名な現代美術作家の作品が並ぶ、大地の芸術祭の拠点施設です。2025年の夏はMonETの回廊にて、BankART1929のディレクションによる企画展を開催しました。ここでツアーから離団し、ライトアップを楽しむことや明石の湯で旅の疲れを癒すこともできます。
※離団を希望される際は、お申込み時にご連絡ください

レアンドロ・エルリッヒ「Palimpsest:空の池」
Photo Kioku Keizo
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18:00 越後湯沢駅 到着/解散
ツアーを終えたら、新幹線で日帰りも可能。里山の絶景と芸術を満喫し、1日で心も写真もいっぱいになる充実の旅が楽しめます!
開催概要■日程:9/20(土)を除く9/6(土)~11/8(土)の毎週土曜日+10/13(月)、11/3(月)
■旅行代金:一般(高校生以上)12,500円、小中学生11,000円、幼児(3歳~5歳)3,000円
※2歳以下のお子様で食事・バス座席が必要な場合は幼児料金を選択(バス代、昼食代、ガイド代、清津峡渓谷トンネル入坑料、消費税含む)
※ツアー参加には共通チケットが必要です。お持ちでない方は、予約時に「共通チケット付き料金」を選択してください。
■締切: 催行日前日の24時
■始点/終点:越後湯沢駅東口バスターミナル
■交通手段:貸切バス(南越後観光バス)
■定員:25名(最少催行人数:1名)
■申し込み
以下のサイトから「Web予約する」をクリック
https://www.echigo-tsumari.jp/visit/autumn_echigotsumari-satoyamashokudo_lunchtrip/
■備考
・添乗員は同行しません
・キャンセルポリシーについては上記URLより旅行条件書をご確認ください。
【お問い合わせ】
「大地の芸術祭の里」総合案内所 025-761-7767(9:00-18:00/火水休)
officialtour@tsumari-artfield.com
【その他】
•秋のエチゴツマリコース[うぶすなランチ便]
越後妻有の名作を巡るダイジェストツアー。ガイドの案内とともに、稲穂が揺れる秋の里山を眺めながらアート作品を楽しみます。昼食はうぶすなの家で、集落のお母さんが作る滋味深い料理をお楽しみください。
•芸術祭列車 JIKUコース[うぶすなランチ便]
2025年9月28日(日)、10月26日(日)、11月9日(日)限定運行。列車とバスで作品を巡る特別コース
•北川フラムと巡る越後妻有の旅<秋>
2025年9月14日(日)開催。芸術祭ディレクター・北川フラムが同行し、建築や集落とのつながりに焦点を当てた特別ツアー
テーマに特化した日程限定のコースもありますので是非、公式HPをチェックしてみてください
※作品公開やバスツアーの運行日は時期により異なります。
芸術の秋、越後妻有で里山アート体験はいかがでしょうか?
※トップバナー:レアンドロ・エルリッヒ「Palimpsest:空の池」Photo Kioku Keizo