過ごし方を選べる、8タイプ16の部屋
〈んまや〉と〈水屋〉を堪能した後は館内奥へと進み、宿泊部屋を見学。まず驚いたことは、ひとつひとつの宿泊部屋はもちろん、廊下もすべて畳敷きだということ。つまりスリッパを一切使わずに済む館内は、まるで館内がひとつのお部屋のように暖かく、素足でほっと寛げるのです。
![〈HATAGO井仙〉の廊下](https://img.howtoniigata.jp/2018/12/19135701/spot-gastronomy-001-photo8.jpg)
「旅館と言えば、例えば仲居さんがお部屋に入ってご夕食を届けたり、お布団を敷いたりしますよね。そういう常識とされてきた旅館のあり方を見直しながら、今の〈HATAGO井仙〉をつくり上げたのが井口なんです。
また〈HATAGO井仙〉のHATAGOとは、旅籠が由来になっています。江戸時代、人々は魚沼の三国峠を超えて江戸に向かっていたので、ちょうどこの界隈は旅籠に恵まれていた。そんな古き良きお宿のあり方を現代に置き換えてお届けしたいという想いも込めて〈HATAGO井仙〉と名付けられました」
![露天風呂の間〈雅 MIYABI〉](https://img.howtoniigata.jp/2018/12/19135703/spot-gastronomy-001-photo9.jpg)
![アンティークの古い家具](https://img.howtoniigata.jp/2018/12/19135704/spot-gastronomy-001-photo10.jpg)
![囲炉裏の間〈欒 RAN〉](https://img.howtoniigata.jp/2018/12/19135706/spot-gastronomy-001-photo11.jpg)
![和室露天の間、〈駿SHUN〉](https://img.howtoniigata.jp/2018/12/19135708/spot-gastronomy-001-photo12.jpg)
冬はスキーやスノーボード、春は山菜採り、夏から秋にかけてはトレッキングなどを目的に、四季を通して国内外から多くの人が宿泊する〈HATAGO井仙〉。旅の目的に応じて、過ごしたい時間に合わせて、宿泊部屋を選べるよう、8タイプ16の部屋があります。そんななか、東京観光を目的としながら宿泊は〈HATAGO井仙〉でという宿泊客も多いと言うから驚きです。
「東京のお宿は金額も高く、お部屋のサイズも小さい。であれば東京から新幹線で約1時間30分と、さほど遠さを感じない〈HATAGO井仙〉で、おいしい地酒と食と源泉かけ流しの温泉を堪能したい。そう思って宿泊くださるお客様もよくいらっしゃいます」
![外に併設されたヒノキの露天風呂](https://img.howtoniigata.jp/2018/12/19135710/spot-gastronomy-001-photo13.jpg)
![〈HATAGO井仙〉で味わえる炊きたてごはん](https://img.howtoniigata.jp/2018/12/19135640/spot-gastronomy-001-next2.jpg)
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