一年中キャンプを満喫！
新潟キャンプを
知り尽くした達人に聞く
四季＆フィールド満喫プラン | Page 3 Posted | 2021/07/16

リピート必至の変化に富んだロケーション

冒頭でも書いたように、フィールドのバリエーションが豊富なので、四季に合わせて、行くキャンプ場を変えていくのも、新潟の自然の魅力を満喫する方法のひとつ。PEKOさんが厳選した、季節に合わせたキャンプ場も教えてもらいましょう。

「桜の木の下でキャンプできる上越市の〈大池いこいの森キャンプ場〉は春の定番ですね。敷地内に桜があるキャンプ場はあっても、すぐ下にテントを張れるキャンプ場はなかなかないんです。ドローンを飛ばして撮影するとすごい写真が撮れますよ」

夏は川のキャンプ場に行くことが増えるそう。川沿いは風の通りがいい場所も多く、虫も意外と少ない。足を冷たい川の水につけるだけで天然のクーラー効果もあります。

「湯沢の〈土樽自然公園〉のそばを流れている川がとてもきれい。テントサウナをしている人もいらっしゃいますね。山に囲まれていて、夏でもちょっと涼しいのもうれしいポイントです」

秋になれば山沿いのキャンプ場は、色とりどりの紅葉に包まれます。PEKOさんはこれまでいろんな場所で紅葉キャンプをしてきたそうですが、ベスト1を教えてもらいました。

「いろんなキャンプ場で紅葉を楽しめますが、おすすめは〈ヒメサユリ森林公園〉。落ち葉の絨毯の上でキャンプができる場所ってけっこう珍しいんですよ」

冬はオープンしているキャンプ場が少なくなってしまいますが、雪なら雪でも雪中キャンプを楽しんでしまうのがGMC。それに対応するキャンプもあります。さすが雪国。

「〈スノーピークHQキャンプフィールド〉が通年やっています。昨年行ったときは、スノーラフティングをやったんですけど、めちゃくちゃ楽しかったです。雪中キャンプって初心者だとなかなか難しいんですが、ここはスタッフさんがいろいろとフォローもしてくれるので安心です。あとは雪上でやっている日本唯一のフェス〈豪雪ジャム〉。キャンプインもできますし、雪の上で音楽を聞いて踊ったりするってなかなか経験できないと思うので、これも新潟らしいキャンプインフェスだと思います」

雪の中でコーヒーを淹れる — 〈スノーピークHQキャンプフィールド〉での雪中キャンプ。

いま、空前のキャンプブームで、とくに関東近郊ではキャンプ場の予約が取りにくくなっています。運良く予約が取れたとしても、人でギュウギュウだったら、自然の中でのリラックスも台無しです。でも、新潟だったらまだまだ穴場のキャンプ場も残されているようです。

「たとえば早出川渓谷にある〈東光院河川ふれあい公園〉。ここは川がとてもきれいで、しかも浅いので川遊びにはピッタリです。飛び込みができる場所もあったりして、子ども連れの方もいいかもしれませんね」

ちなみに、10月にグッドメローキャンプ主催で「森の映画祭」というキャンプイベントも開催予定だそうです。

「昼間はマルシェを開いて買い物をできるようにしたり、ワークショップをする予定です。キャンプインもできますし、日帰り参加ももちろんOKです。ほかにも、抽選会などいろいろ仕掛けを考えていきたいなと思っています。そして日が暮れたら大きなスクリーンで映画上映。星空の下でキャンプをしながら映画を観る。きっとすてきな体験になると思います」

キャンプ初心者にもやさしいイベントとなっているようなので、まずはここを手始めに新潟キャンプを体験してみるのもいいかもしれません。

四季やフィールドの変化によって、これだけのバリエーションがある新潟。キャンプを楽しむには、とても恵まれた場所です。どうせだったら数日の休みを取って、いろんなキャンプ場を巡りつつ、県内での変化を楽しんでみるのがおすすめです。

そして新潟のキャンプは、リピートしてナンボ！春キャンプの次は夏キャンプという感じで、四季の変化を楽しんでいただきたい。その豊かさを知ってしまったら、きっと病みつきになりますよ。

Profile　GOOD MELLOW CAMP

自分たちらしいこだわりのキャンプスタイルを、Instagramを中心に発信し続けている女性８人組のユニット。ラグジュアリーなアウトドアスタイル・グランピングの枠を飛び越え、このユニットにしかつくれない独自のキャンプスタイルを確立しています。GOOD MELLOW CAMP　Instagram