〈妻有ポーク〉でアジアン気分を味わおう
トンカツ、メンチカツ、生姜焼き、しゃぶしゃぶ、豚汁……と、幅広い料理に使われる豚肉。酒処の新潟では、贅沢にも日本酒にお肉をくぐらせて食べる「日本酒しゃぶしゃぶ」なる食べ方もあるとか。
また、豚肉とひと口に言っても、部位によって味や食感はさまざまです。今回は豚肉料理をよりおいしくいただくために、「肩ロース」「バラ」「ホルモン」の3つの部位別レシピをお届けします。ご飯にもお酒にも合うおかずで、それぞれタイ風、韓国風、インド風にアレンジ。妻有ポークでアジアン気分を味わってみてくださいね。
●肩ロース
幅広い調理法に向いている「肩ロース」。肩肉の上部分で、赤身の中に適度に脂肪が入っています。コクがあり濃厚な旨みを楽しむことができます。
主な調理法:トンカツ、生姜焼き、カレー、酢豚、ポトフなど
【 Recipe 1:豚肩ロースのエスニックサラダ 】
1品目は「肩ロース」を使ったレシピ。ナンプラーと香菜、青唐辛子でタイ風に仕上げたサラダは、やわらかく適度な脂身のある妻有ポークをたっぷり楽しめる一品です。油を使っていないのでさっぱりとした味わいを楽しめます。青唐辛子は入れっぱなしにするとドレッシングが辛くなっていくので、好みのタイミングで取り出してください。
Recipe
【所要時間】 10分
【材料】 2人分
・豚肩ロース薄切り …… 100グラム
・玉ねぎ …… 1/2個
・茗荷 …… 1個
・レタス …… 葉4枚
・香菜
*米酢 …… 大さじ2
*レモン汁 …… 大さじ1
*ナンプラー …… 大さじ2
*砂糖 …… 大さじ1
*青唐辛子(輪切り) …… 1本
【作り方】
1 肩ロースはひと口大に切り、茹でてから水気を切っておく。
2 玉ねぎは薄切り、茗荷は千切り、レタスはひと口サイズにちぎり、水にさらして、水気をきる。
3 1、2を合わせて器に盛る。
4 *の材料を混ぜ合わせ、3にかける。
●バラ
胴体のあばら骨についている「バラ」。赤身と脂肪が層になっていて“三枚肉”とも呼ばれています。濃厚な脂身が特徴で、ベーコンとして加工されるのもこの部位です。
主な調理法:焼肉、炒め物、角煮、チャーハンなど
【 Recipe 2:豚バラブロック肉のヤンニョン煮 】
続いて2品目は「バラ」のレシピ。今回はブロック肉を韓国の合わせ調味料「ヤンニョン」で煮物に。しっかり味が染み込んだ妻有ポークのとろけるような脂身は、まったくしつこくなく、ペロリと食べられてしまいます。それでも脂が気になる人は、一度冷ましてから固まった脂を取ると良いでしょう。
Recipe
【所要時間】 30分
【材料】 2人分
・豚バラブロック肉 …… 300グラム
・オクラ …… 1本
*水 …… 3カップ
*コチュジャン …… 大さじ1
*酒 …… 大さじ1
*砂糖 …… 大さじ1
*醤油 …… 大さじ2
*おろしにんにく …… 1かけ分
*おろし生姜 …… 1かけ分
【作り方】
1 バラ肉は大きめに切り、塩と胡椒をふる。
2 1をフライパンで焼く。
3 2を*で煮る。豚肉がやわらかくなるまで、20〜30分ほど。
4 器に盛り、茹でたオクラを添える。