川の中に設営してしまうグッドメローキャンプ流の夏キャンプ
冬や雪のイメージを強く持たれがちの新潟県ですが、意外と夏はしっかり暑いんです。真夏はもちろん、残暑が厳しいシーズンにキャンプするときは、やはり「涼」を求めて、水辺や標高の高い場所でキャンプをすることが多いと教えてくれたのは、女性8人のキャンプユニット〈グッドメローキャンプ〉のPEKOさん。特に最近よく行くのが、川辺でのキャンプだとか。
「川でキャンプするときは、川の中にコット(簡易ベッド)やタープ、イスを置いてしまいます!」
足首くらいの深さであれば、そのまま川の中に設営してしまうようです。イスに座りながら足をチャプチャプ。コットの上に寝転びながら下を川が流れていく。その上にはちゃんとタープを張って日除けも万全。最高の涼み方です。
ちょっと憧れるこのシチュエーション、PEKOさんもそれに適した川を探し、川の中に設営するのは「いつものこと」だと言います。
「飲み物を川で冷やして飲んだり、時にはそのまま川にドボンと入ったり。注意点として、ちゃんと浅瀬で、流れがゆるい場所を選んで、設営したものが流されないようにしてください。私たちは長めのペグ(ロープを地面に固定する杭)を用意して打ちつけ、その上に石を置くなどして、きちんと固定しています」
かつては「重たいキャンプギアしか持っていなかった」と言うPEKOさんですが、夏キャンプを本格化してからは、ギアについても見直したようです。
「持っていくギアは、かなり少なくして軽装で行きますね。真夏は、キャンプギアを車から下ろして設営するだけで体力を奪われるし、汗だくになって疲れてしまいます。だからなるべく軽くして、簡単に設営できるものを用意しています」
荷物を少なくしていくことが快適に過ごすコツのようです。それでも夏は暑くてテントの中に入るのがつらいことも。だからテントやタープは、なるべく夏でも涼しいものを選択。風の抜けが良く、開放的なものがベター。大きく開けてタープのように使用できるテントがおすすめだそう。
「通常は大きいテントでみんなで寝ることが多いのですが、夏はみんなそれぞれ軽いソロテントを持ってきます。そのほうが涼しい。ひとつの大きなタープを囲むように建てれば寂しくもありません」