お好きなきのこでどうぞ
林野庁によると、日本には4000~5000種類のきのこが存在しているといわれており、そのうち食べられるきのこは約100種類あるといいます。次にご紹介するメニューは、どんなきのこでもおいしくつくれるレシピなので、手に入りやすいきのこやお好みのきのこでぜひつくってみてくださいね。
【 Recipe 3: きのこと秋刀魚の香草バターソテー 】
3品目は秋の味覚、サンマときのこを合わせた一品。香草で青魚のクセを感じさせません。きのこはお好みのもので何でもOKですが、今回はまいたけとしいたけを使用しました。きのこを大きめにスライスして(ほぐして)使うことで、サンマに負けない存在感です。
Recipe
【所要時間】 20分
【材料】 2人分
・サンマ …… 2尾
・きのこ …… 100グラム
*バター …… 20グラム
*パセリ(みじん切り) …… 5グラム
*セロリの葉(みじん切り) …… 5グラム
*にんにく(みじん切り) …… 1かけ分
・オリーブオイル …… 大さじ1
・小麦粉 …… 適量
・塩、胡椒 …… 適量
【作り方】
1 サンマは3枚におろし、塩をふってしばらく置く。
2 1の水分を拭き取り、胡椒をし、小麦粉をふる。
3 フライパンにオリーブオイルをひき、2を焼き、取り出す。
4 きのこをスライスし(ほぐし)、*で炒める。
5 火が通ったら、3のサンマを戻し入れ、さっと炒め合わせる。
【 Recipe 4: セミドライきのこのオイル漬け 】
4品目は天日干しでつくった「セミドライきのこ」をオイルで漬けます。きのこは干すことで味が凝縮し、歯ごたえもアップ。オイル漬けの際、オイスターソースを使うことで、塩分を含ませコクがでます。オイルにきのこの香りが移るので、オイルも炒め物に使うと香り高く仕上がります。なお、こちらは1週間ほど冷蔵庫で保存可能。オリーブオイルが固まる場合がありますが、品質には問題ないので、常温に戻してから使ってください。パスタと絡めたり、バゲットにのせたりしてお楽しみいただけます。
Recipe
【所要時間】 5分(きのこを干す時間は除く)
【材料】 つくりやすい分量
・お好みのセミドライきのこ …… 適量
・オリーブオイル …… 適量
・にんにく(薄切り) …… 1かけ
・赤唐辛子 …… 1本
・オイスターソース …… 大さじ1
【作り方】
1 セミドライきのこを保存容器に入れてオイスターソースを絡める。
2 スライスしたにんにく、赤唐辛子を加える。
3 オリーブオイルをひたひたまで注ぐ。
【 ドライきのこ 】
天気の良い日にドライきのこをつくってみませんか? きのこは大きいものはスライスしたり、小分けにしたほうが早く乾きます。半日〜1日でセミドライきのこに、3〜4日でドライきのこになります。セミドライきのこはそのまま炒め物や煮物に、ドライきのこは一度水で戻してから使ってください。戻し汁も使えます。保存袋に入れ、セミドライきのこは冷蔵庫で1週間程度、ドライきのこは1か月ほど常温保存が可能です。
Recipe
【材料】 つくりやすい分量
・お好みのきのこ …… 適量
【作り方】
1 きのこは小分けにし、ザルにのせる。
2 天気の良い日に外へ干す。(雨が降るとカビる可能性があるので要注意)
〈魚沼きのこ〉のレシピはいかがでしたか?
料理の脇役にとどまらず、主役も立派にこなせるきのこ。種類もさまざまあるので、バラエティ豊かなきのこ尽くしの食卓を楽しめますね。和・洋・中どんなジャンルの料理とも組み合わせられるので、今回のレシピに加え、自分好みのレシピをぜひ見つけてみてください。この秋、〈魚沼きのこ〉をたっぷり味わい尽くしてみませんか?
credit recipe:山村真由美 text:長谷川梨紗(くらしさ) photo:長谷川浩史(くらしさ)