コメどころとして知られる新潟。その肥沃な土地はコメ以外にもさまざまな旬の味覚を育んでいます。そんな新潟の旬の食材を取り寄せて、ご家庭の食卓で楽しんでみませんか? 素材の味を生かした定番の食べ方はもちろん、おもてなし料理にもぴったりのアレンジレシピをご紹介します!
新潟は枝豆王国だって、ご存知でしたか?
ビールのおつまみといえば、枝豆。居酒屋などでビールのお供にオーダーする人も多いのでは? これからの季節に欠かせない枝豆をこよなく愛しているのが、新潟県民。夏になるとザルに山盛りの枝豆が食卓に欠かせないそうです。
農林水産省の統計調査(平成28年産野菜生産出荷統計)を見ても、新潟県の枝豆作付面積は堂々の全国1位! 日本一のコメどころである新潟の大地は枝豆との相性もよく、かつてはコメの単作だったのが徐々に転作作物として定着し、全国でも有数の枝豆産地となったそう。新潟の夏場の長い日照時間がおいしい枝豆を実らせ、味と香りが一番いいタイミングで収穫されています。
しかし、同調査で出荷量を見てみると新潟県は全国6位……なぜでしょう? それは農家さんたちが収穫後、出荷せずに自分たちや親戚・友人に配って食べてしまうからなんだとか。採れたての枝豆を味わえるのは農家さんならではの醍醐味ですね。新潟県内の家庭や飲食店でも、朝採れを茹でて食べるのがスタンダードだそうで、その味を確かめたいなら、新潟に足を運んで現地で食べるのがベストですね。
ちなみに長岡市では、2016年から「世界枝豆早食い選手権」(2018年は7月15日を予定)を開催。100秒間食べ続けて殻の重量で勝敗を決める個人戦と、3人1組で650グラムの枝豆を食べきる早さを競う団体戦があり、枝豆好きには見逃せないイベントです。
枝豆王国・新潟では、極早生品種で爽やかな甘みが特徴の「弥彦むすめ」を筆頭に、濃い味わいの「湯あがり娘」や香りが豊かな「黒埼茶豆」など、5月中旬から10月上旬まで、途切れなくさまざまな品種が出荷されます。新潟では、時期によって味わいも変わるからいろんな枝豆の味が楽しめます。
今回は定番の食べ方に加えて、パーティーにもピッタリな枝豆のアレンジレシピをご紹介します。
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