佐渡の冬を楽しむなら一棟貸しの宿で楽しもう!
冬の佐渡グルメは、名店で舌鼓を打つのも正解。けれどもう一歩踏み込むなら、地元の食材を自分たちの手で味わうという選択肢も。
スーパーで食材を選び、キッチンに立ち、火を囲む。そんな何気ない時間こそが、旅の記憶をいちばん長く残してくれるかもしれません。モデルの斉藤アリスさんが女子ふたり旅で、佐渡の冬を“暮らすように味わう”一棟貸しステイを体験しに向かいました。

まずは地元のスーパーで食材を調達しよう!

旅先で立ち寄るスーパーには、その土地の日常や食文化が詰まっています。

地元の海の幸・山の幸が揃う「エーコープ佐渡金井店」に入ると、まず目に飛び込んでくるのは、東京ではなかなか見かけない魚の迫力。島の海の豊かさを実感します。


特に佐渡の冬の味覚である寒ブリやヒラマサが丸々一匹で並ぶ光景は圧巻。「サイズ感が違う」と思わず声が漏れます。
そして、見つけたら迷わず手に取りたいのが佐渡牛。

佐渡牛は島内で一貫肥育され、頭数も限られるため流通量はごくわずか。きめ細かなサシと、赤身のバランスが良く、脂は驚くほど軽やかです。
「今日はこの佐渡牛が主役になりそうですね」とアリスさん。スーパーで今夜のハイライトが決まるのも、旅の醍醐味です。


併設されている直売所コーナー「よらんか舎」には、生産者違いの野菜や果物がずらり。洋梨の貴婦人と呼ばれる〈ル レクチエ〉も、ちょうど旬の時期で店頭に並んでいました。
「私は無農薬レモンが気に入りました。東京ではなかなか見かけないので、お土産にしてレモンの砂糖漬けをつくりたいです」(アリスさん)
佐渡で味わって気に入った食材をお土産にしたり、後日、取り寄せたりするのもいいですね。
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一棟貸しの宿で地元食材をいただく!

食材を抱えて向かったのは、佐渡ガストロノミーの拠点〈guesthouse UZU佐渡〉。最大10名まで泊まれる一棟貸しで、家族やグループ旅にもぴったりです。

作業がしやすい広々としたカウンターキッチンに、程よい距離感のリビング。みんなで過ごすことを前提に設計された心地よい空間です。


オプションのBBQセットには、サザエやカニ、エビといった佐渡の旬の海の幸に、肉厚の椎茸、肉類まで勢ぞろい。食器類も一式完備なので、準備いらずなのもうれしいポイントです。

バーベキューは敷地内の東屋で行います。火起こしから始まるバーベキューは、ちょっとしたチームプレー。その一連の準備があるからこそ、食卓に並んだ瞬間の高揚感もひとしおです。


焚火台に火が入り、佐渡牛から落ちた肉汁で炎が勢いづくと、自然と会話も弾みます。

「外で食べるごはんって、それだけでおいしく感じますけど、そこで佐渡産の食材を味わえるのって、とっても贅沢です」とアリスさん。火と食材と人が揃えば、冬の佐渡旅はそれだけで完璧です。

食後のコーヒーを飲みながら、たわいもないおしゃべりが弾む時間。アリスさんは「火を囲みながら話すと、思わず本音がこぼれる。この過ごし方は旅先での定番になりそう」と話していました。

バーベキューのあとは、部屋に戻ってデザートタイム。アリスさんが剥いているのは、地元スーパーで買ったル レクチエ。完熟した実をナイフで割ると、ふわりとやさしい香りが広がります。

「このとろけるようななめらかさ、口の中が癒される」とアリスさんも絶賛。バーベキュー後の口直しにぴったりなようです。

甘いデザートを食べたら、佐渡の海産物が目白押しの刺し盛りと、佐渡の日本酒で飲み直しを。一棟貸しの宿だからこそ、時間に縛られず、夜を心ゆくまで味わえます。

「今日は少し飲みすぎちゃいそうですね。でも、こういう夜があるから、またがんばれる気がします」アリスさんの言葉に、深く頷きたくなる夜でした。
起きるのも楽しみになる、佐渡の朝ごはん

翌朝は、前日の余った食材を生かした朝食づくり。カニと椎茸で出汁をとり、日本酒を少し加えた味噌汁は、体にすっと染み渡ります。
塩胡椒だけでもおいしい佐渡牛と野菜を炒め、地元スーパーで買った生姜の佃煮と、ふっくら炊けた新潟米を添えて完成。
「結局、こういう朝ごはんが一番好きです。佐渡の食材は味が濃いから、シンプルな味つけで十分おいしいです」と、箸が止まらないアリスさんでした。
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ほかにもある、充実した一棟貸しのすてきな宿
佐渡にはまだまだ、暮らしを楽しむ宿が点在しています。

建築家・渡辺純氏が設計を担当した古民家一棟貸しの宿、〈さどまり 泉の家〉は天井が高く、立派な梁が印象的な開放的空間。2025年度グッドデザイン賞を受賞しています。


カトラリーや家具もモダンなデザインで統一され、古民家らしい佇まいと現代的な快適さが共存している点が魅力です。

ツイン寝室が2部屋あり、ふかふかのベッドでしっかり旅の疲れを癒すことができます。
アリスさんも「どこを切り取っても絵になる宿ですね。がんばっている自分へのご褒美に、こういうリラックスできる空間でたわいもないおしゃべりをする時間が必要だなとあらためて思いました」と語っていました。
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佐渡で“暮らすように旅する”という贅沢を

佐渡の冬は、派手な演出がなくても満たされます。良い食材があり、火があり、語り合える人がいれば、それで十分。
外に出なくても、旅はちゃんと深まる。そんな大人の旅を、佐渡の一棟貸しが教えてくれました。
credit model:斉藤アリス photo:ただ(ゆかい) text:藤田佳奈美

