「えだまめ県、新潟。」
実は、えだまめの一大“消費地”であり“産地”でもある新潟。作付面積が17年連続で全国1位(平成20年~令和6年)を誇る新潟県ですが、他県への出荷量は全国8位(令和5年)と少なめ。その理由は、あまりの美味しさに県民がたくさん食べてしまうからと言われています。

幻の品種「肴豆(さかなまめ)」
一般的にえだまめは「真夏×ビール」のイメージが強いですが、新潟県内では、約40種類もの品種が栽培されており、5月から10月までの長期間、途切れることなく出荷・消費されています。そのフィナーレを飾る品種が「肴豆」です。9月中旬から10月中旬と収穫期間が短く、流通量も少ないため“幻のえだまめ”とも呼ばれています。口に入れた瞬間にふわっと広がる香りと甘み、噛むほどに感じるコクのある旨みが特長で、その名の通り“酒の肴”にぴったりな逸品です。


日本酒×えだまめ
このたび、1830年創業の老舗酒蔵・朝日酒造株式会社(本社:新潟県長岡市)主催による日本酒イベント「日本酒を楽しむ会 2025」が10月10日に新潟市で開催されました。本イベントでは、一般のお客様約200名が旬の料理とともに日本酒「久保田」や「朝日山」など8種類の銘柄を飲み比べながら、味わいの違いや食べ合わせを体験。
会場では、同じ長岡産の「肴豆」が提供され、秋ならではの“日本酒×えだまめ”のマリアージュを堪能。お客様からは「えだまめが日本酒と良く合って美味しい」などの声があり、閉会前にはえだまめがすべてなくなってしまうほどの大盛況となりました。
秋の夜長に、日本酒とともに味わうえだまめ。
“酒どころ新潟”が提案する、新しい食の愉しみ方の定番になる予感です。


